2017年10月7日土曜日

東芝dynabook tab VT484メインモバイルに大復帰。癖はかなり強いけどやっぱり楽しい。

いよいよ破損から本格的に大復活した東芝dynabook tab VT484ですが、やっぱり、Xperia Z Ultraなどの優秀なモバイル機器を差し置いてメインモバイルの座で大活躍しております。

本来ならば、モバイル用途においては、モバイル専用のandroidが正解なのでしょうね。

本機が搭載する「Windows 10」は、元々シリアスな仕事用(デスクトップ)設計になっており、モバイルツールとしては、かなり仰々しく癖が強いOSですけれど、逆に言うと、私が求める「コンピュータを使っている満足感」が強く得られて、ワクワクの大トロ状態!!

というわけで、今回の記事は、東芝dynabook tab VT484を持ち歩き、使っている喜びをつらつらと書かせて頂きたいと思います!!


さてさて、東芝dynabook tab VT484ですが、スタート画面もそろそろ固まったかな!

内容については、破損前は、しゃかりきにメインPCの代わりまでさせようと欲張りましたが、今は、11.6型軽量モバイルノートのVivoBook E203NA-464Gもいてくれるし(この記事も、外出先でこのノートで作成しております)、モバイルらしい無理の少ないノンビリ方針です。

いやーー、それにつけても、Windows 10のスタート画面(ホーム画面)は良いですねー。

実を言うと、ホーム画面としては、androidの誇る「ウィジェット」システムが一番技術力の高さが感じられて楽しいのですが、Windows 10のタイルって妙にウマが合うというか好きなんですよね。

アイコンとウィジェットの良いとこ取りを目指した、クルクル回転するライブタイルのアイディアにはビックリしたし。

ともあれ、モバイルのホーム画面は、androidかWindows 10のどちらも一番と言いいたい。


■手書き超強化でOneNoteがすごい!

ブログ的にくどいですが、Windows 10は、最初はかなり微妙な状態でした。

Windows 8.1が、仕事用OSとしては心配になるくらいモバイルに寄せた設計だったため、デスクトップに揺り戻した10は「8インチタブレットで使うと、まるで劣化した8.1、へたすると7.5くらい」感もありました。

しかし、度重なるWindows 10アップデートが奏功し、今やモバイルOSとしても滑らかさが増し、特にとてつもなく進化したのが手書き機能。

その恩恵を直に受ける「One Note」は、一気に持ち歩きアプリのスターダムにのし上がっています!!

手書きがスムーズに進化したので、元からあった超高機能「手書き部分の自由自在な切り貼り、拡大・縮小、移動」などがいよいよ爆発的に生きてきました。

高性能PCは元々スムーズだったのかも知れないですが、東芝dynabook tab VT484は、以前も書かせて頂いた通り、手書きがカクカクでタイムラグまであり実用性が無く、One Noteの使用は停止していたんですね。

今はもう、使わないと損!! というくらいの存在感です。


これ、モバイルで書いたOne NoteをメインPCで編集している所です。

やっぱり、モバイル端末とメインPCが共に全く同じOSである!!というのは、まさにWindows 10の極大アドバンテージです。

モバイルたる東芝dynabook tab VT484で書いたノートが、OneDriveを介して、リアルタイムでメインPCで読み書き出来る。

OSもアプリも、モバイルとメインPCで100%同じため、情報の共有にとって何の壁も一切無し!!

大袈裟に言うと、古き良き「フリーダムなコンピュータの世界」が帰って来たかの(ごとき)気分が味わえますよーーー。

あと、マイクロソフト純正の手書きIMEがかなり性能良くて手書きワールド増速前進です。


■江戸川乱歩も来た「青空文庫」にハマり中

8インチタブレットは、小説を読むのにもかなり向いている!!

小説と言えば青空文庫ですが、何と満を持して「江戸川乱歩」の作品が来ているんです!!

うおおおおおーーー。

外出時の待ち時間は、ネットもいいけど、青空文庫っすね!!

なにげない事件もの小説かな、と思って読んでいたらふらっと、明智小五郎が出て来た時の衝撃感はたまりません。

あの怪人二十面相でも何だかんだ勝てないのに、彼とやりあう一般人はかわいそうにも程がある。


ちなみに、400円の有料アプリ「青空子猫」を使って青空文庫を読んでいますが、質が高くて、もはや紙の小説よりも良いかも・・・と思えますね。

8インチだと、ぎりぎりで片手で鷲掴みに出来るんですよ。

私は手が大きなタイプではないから、手が大きい人ならもっと楽でしょうね。

また、オンラインを通して、読んでいる作品の、読んでいるページまでが情報共有出来るんで、端末を変えてどんどん続きを読む・・・というのも可能。

こうなってくると、便利過ぎてぎょっとしますね。

また、青空文庫は、汎用的なデータであるため、よくある「電子ブックリーダーがサービス停止してだめになる」心配も皆無。

あれ、なんなんでしょうね。

持ち上げてから地面に落とす感じの、むしろ本の電子化文化を妨害する刺客なんじゃないか、とか、そこまで思ってしまいますね。


■やっぱりExcel 2013大活躍

なんやかんや言って、やっぱりプリインストールされていたExcel 2013があるのは、言葉では言い尽くせないくらいありがたい。

8インチタブレットだと、無料のExcel Mobileで編集が可能だったりもするけど、いざとなったらVBAでプログラム組める安心感はどうにもならないし。

旅行計画や一覧表など、蓄積が必要なデータは、独自フォーマットのアプリに分散させるのではなく、Excelのファイルでどんどん入力すると後々楽ですね。

ウィルコムのW-ZERO3(Windows Mobile)時代から思い知りました。

あの当時、W-ZERO3でもって、バスの中とかで一生懸命入力したデータ類ですが、立派なxlsx形式なので、今もって何の壁もなく活用できています。


■800万画素カメラがかなり良い感じ

タブレットの形状では、PowerShotやEOSのような快適な形状を持つ本物のカメラと違って、手触りも悪く、とても積極的に写真を撮りたくはならないけれど、撮るとなると画質が結構良いです。

Xperia Z Ultraは超えて、ガラケーだけど高画質の富士通F-01Eと互角くらいかも。

ただ、平凡な表面照射のセンサーなので、暗い場所には弱いけれど・・・。


東芝は、この内蔵800万画素カメラについては、本当に何にも言及してないけど、色が玄人好みというか渋くて良い感じ。

カメラアプリはマイクロソフト純正のをそのまま使っていますが、機能には異存ないものの、くどいようですが、やっぱり、スマホやタブレットは、その板スタイルが決して写真を撮るのに快適には出来ていないな、と毎回思わされます。

どんな安いコンデジでも、しっかり握れて、快適な位置にシャッターボタンがある・・・昔なら当然の話が、今や本当に恵まれている事に思えます。


意外と頑張るAtom Z3740

本機のCPUは、そろそろ古くなってしまった、Atom Z3740ですが、マルチコアが活用できるWindows 10では相対的に助かっています。

8bitパソコンの黄金期からやってる者にとっては、Atom Z3740は「当時から見たらちゃんと期待以上の未来の夢CPU」そのものの性能を発揮してはいるんですけれどね。

Core i7なんか、バビルの塔のコンピュータか?って勢い。


ちなみにこれは2011年の古いCore i7ですが、高い処理性能はあるものの、TDPは45Wと今となってはかなり高め。

Atom Z3740は確かに性能はCore i7とは比べられないくらい低いかも知れないけど、TDPは圧倒的に低い2W程度。

電気を食わない、それも半端じゃなく圧倒的に食わない、発熱も比較にならないくらい低い、というのを考えると、Atom Z3740は相当なものなんだなぁと思わされます。


■GPSで地図もいきいき

いつの間にか、8インチWindowsタブレットそのものが珍しくなってしまいましたが、本機は、その中でも特に珍しい「GPS、電子コンパス等のセンサーがフル装備」という特長を持っています。

以前は、仮にセンサーがあったとしても、(純正のマイクロソフトマップも含めて)アプリにろくなものが無いため意味が薄く、無くても良いか・・・と思えましたが、今は、GMaps8というアプリが良い感じであります。

実際に、愛車のアイで走行してみて、GMaps8 + 本機のGPSの性能を見てみましたが、ちゃんとリアルタイムで追尾してくれて、求める事はキッチリこなしてくれました。

確かに、機能的には完璧ではなく、経路案内はあるけどカーナビまでは無いですが、しっかりした追尾機能さえあれば後は経路案内で御の字。

こういう事をやるならandroidにしろよと言われるでしょうが、モバイルでは劣勢で、かつ個人的に大好きなWindowsにギリギリまでこだわりたい。

それに、androidは、確かに素晴らしい。

ただし、アプリだけはGoogleの努力でどんどんバージョンアップになるものの、肝心のOSのバージョンアップは、あくまでもハードウェアを提供するメーカーの気分次第なので、将来を考えるとなかなか厳しい。

そもそも、androidにおいて良いハードウェアは、少なくとも日本では、通信キャリアが「自社のスマホ」として鬼のように囲い込んでいるため選択の自由が制限されるという信じられないくらい暗黒の時代にあります。

androidとはモバイルの利便性にまだまだ差はあるものの、多少の差を嘆くよりも、自由な風を満喫できるWindows系の発展に大いに期待したい!!