今回の記事では、不定期連載の愛車のアイちゃん日記を書かせて頂きたいと思います。
ついにこの季節が来てしまった!!
仙台に本格積雪・凍結路面の季節が。
アイは、軽自動車どころか、国産車には稀有なミッドシップエンジン・リアドライブ車。
春・夏・秋と最高に運転が楽しいクルマですが、そのツケを一括払いさせられるのが冬。
凍結路面でホイールスピンなどしようものなら、安定したFFなどと違い、容易に車体が斜めになるためラフな運転は厳禁。
アイを運転するのは、クルマに詳しくないとアカン。
三菱も、中止になったとはいえ、こういうマニアック・オートモービルを、よう全車展開しようと思ったなぁ・・・大好きです。
・・・というような事を毎年言い続けて、ついに5年目の冬が来てしまいました。
今回は、アイの雪道運転について、私の経験から「こうすれば良い、かも」という話を、過去の繰り返しになるかも知れませんが今一度語らせて頂きたいと思います。
まず、ミッドシップマシンは、アクセルワークは丁寧に丁寧にです。
元々、この方式は、運転のうまい人が乗る事しか想定していない方式のため、気持ちが荒くなるとあっと言う間に事故につながってしまいます。
雪道などでは、エゴは捨て、人様への思いやりと譲り合いの気持ちを今一度心に刻んで出発です。
精神論はともかくとして、アイは、ミッドシップカーなのにシッカリした荷室がある!!というのがとてつもなく大きい。
この荷室に、ホームセンターで買った砂利を80kg搭載しています。
80kgくらいあると、さすがに後輪が強く雪に押し付けられてトラクションのかかりも良くなる・・・という考え方です。
雪の量に応じて、60kgから100kgで調整すると良いかも知れません。
ホームセンターだと、1袋20kgで販売してるので、袋数で調整可能。
ただし、砂利の中から水がしみ出して来る(袋に気密性がない)ので、クルマに搭載する時はそのままではNGで、ゴミ袋とかで再梱包して、荷室にはシートや新聞紙を敷くのがよろしかろうと思われます。
砂利は、車体が重たくなるので、燃費が悪くなる、タイヤの減りが早まる、いつもとバランスが変わる・・・など注意点も当然出て来てしまいますが。
雪道では、基本的にスピードを出してはなりません。
基本的にというか、鉄則中の鉄則です。
停止する時は、3速、2速ホールドと落として、速度を緩めてから丁寧にブレーキ。
距離に余裕があるなら、早いうちに一回テスト的に軽くブレーキを踏んで、滑り具合を確認するテストブレーキもよろしかろうと思われます。
常に後続車には注意します。
というか、雪の日にピッタリくっついて来るクルマがいたら、ホラー映画ですね。
凍結路面は、停止時は必ず2速ホールドで待機。
クリープ現象を利用して発進し、動き出したら2速ホールドで行ける所まで行き、行けそうなら3速へアップ。
2速と3速を適切に切り替えて行きましょう。
あと忘れてはならないのが、アイはくどいですが、ミッドシップエンジンマシン。
熱源のエンジンが車体中央(荷室から後部座席の下にかけて、斜め45度の角度で配置)なので、フロント部分に熱源がなく、ボンネットやライトの氷が溶けません!!
ライトは、プロジェクターランプの弱い熱が何とかしてくれるのを期待するだけ。
大雪の時は途中で埋まるにしても、夜間の発車の前には、ライトの雪は絶対に落としておかないとヤバいです。
普通のクルマと違い、アイにはフロントにエンジンが無い、という特性は、雪の日は強く意識しておかないとまずいです。
あとは丁寧に丁寧にです。
偉そうに語っていますが、私も毎回ビビリながら運転してます。
東北は、正直、1月はザコで、2月が真の恐怖です。
2月を何とか無事に過ごしたい・・・祈るのみです。