ずっと前から、ハサミとかドライバーとかをキーホルダーみたいに小さな形にひとまとめにした「マルチツール」があるといいな~・・・と思っていたら、この夏、まさにそのマルチツールをギフトでもって戴く事が出来ました(感謝です)。
しかも、なんと、スイス製!!
世界的なメジャーブランド「ビクトリノックス社のミニチャンプ」というマルチツールです(感涙)。
外箱は手のひらに乗るくらい小さなシルバーカラーの紙製。
これだけで既にかなりテンションが上がりました。
実は、個人的に、スイスと言えば?「筆記具の名門カランダッシュ」のイメージが強く、その中でも「カランダッシュ849」のペン軸シルバー色が好きだったりするからです。
なんと、マルチツールをベルトに装着出来る純正ベルトハンガー(これもスイス製!!)も付いて来てくれました。
うおお手厚い・・・!!
箱を開けると、多国語版の説明書が2種類、日本専用の説明書(緑色)、合わせて3種類もの説明書が入っていて嬉しい。
マルチツールは、初めて手にしたのですが、想像以上に本体に内蔵されたツール数が(良い意味で)多過ぎるため、まぁ読まずに手探りで楽しみたい方もいらっしゃるかも知れないですが、ともあれ説明書が丁寧であれば言う事はありません。
日本語専用の説明書も、どことなく異国情緒があるというか、舶来品の香りがしていいですね~。
・・・って言っている場合じゃない。
うおう!? マルチツールとは言え、二桁に達する機能数は本当に想像を超えておった。
とにかく、はやる心を抑えて、本体を確認すんや!!
むお!? この黒いのは・・・おっと革調(ビニール)のソフトケースか!
ソフトケースを取り出すと、いよいよ「ビクトリノックス・ミニチャンプ」本体が仰臥する姿を拝む事が出来ました。
しっかりした土台に固定されています。
うおー・・・こういう丁寧な梱包はいいなぁ。
カメラなんて、ものにもよるけど、20万円くらいする良いやつでも、梱包はかなり寂しいものってありますからねぇ・・・ホント、高級筆記具とかこういうマルチツールの箱を開けた時の高揚感演出は可能な限りずっと続けて欲しいですねー。
おおおーーービクトリノックスのマークが大きくプリントされてるー。
ルビーのような赤色、マークの形状も、スイスの国旗を彷彿とさせますね。
しかも本体サイズは思った以上に小さくて、何と言うかちょっとだけ大きめのキーホルダーくらい。
では、どのくらい小さいのであろうか?
毎日の料理に使うタニタの計量器で計ってみたのですが・・・なんと!たったの45gという軽量っぷりだった!!
45gとかいう軽量数値って、昔のウォークマンとかを思い出す懐かしさですねー。
厚みは結構あるように思えますが、そもそも本体そのものが小さいため、程よい厚みバランスに感じられます。
ただ、思ったより「どう使えばいいのかよく分からない!?」
ぱっと見、そりゃー横からこの金属の板のどれかを引っ張り出すんでしょうよ!?とは分かるのですが、結構、これがですねー、金属の板(?)の層が、パッチリ・ピッタリと揃って収納されてましてねー、引っ張りだすキッカケが良く分からないわけです。
金属製のパズルみたいな気持ちで本体を手のひらでコロコロ転がしつつ観察していると、多数の金属の層には、一つ一つちゃんと爪をひっかける窪みがあるのが分かりました。
で、一番最初に引っ張り出せたのが・・・おおーこれはプラスドライバーと、側面が栓抜きになっとるー。
栓抜きかーー・・・栓抜きは個人的には単独では持ち歩かないので、いきなり強い味方。
一旦、一つのツールを引っ張り出せると、要領を得たのか、次々にツールを引っ張り出せるようになりました。
ヘラと、なんと3cmくらいの定規(インチ表示あり)です。
キャンプに行った時、虫とかトゲとかの大きさを素早く計測する・・・とかそんな感じの使い方かな?
おお、オレンジの皮むき用のピーラーとかいうやつかな。
この辺りになると、さすがに「マルチツール」の「アーミーナイフの性格」が顔を出して来ますね。
ツールを引っ張り出す時や収納する時に、つかむ場所を間違えると、ケガしてしまいそうですね。
あぶな、ナイフかなっ!?と思ったら、剣みたいなデザインのちょっとカッコ良いペーパーナイフでした。
模様の所、ヤスリとしても使えるのかな??
徹底的にスペースを活用しまくってて感心させられます。
うおーーーーびっくり!!
ハサミまで収納されているのか。
しかもちゃんと「ちょきちょき」とスムーズな動きのハサミで、これが小さな本体に収納されてるって、バンダイの高級トイ「超合金魂」並みのギミックやぞ!?
裁縫用に、折り畳み式の携帯用糸切りハサミを持っているのですが、それよりもむしろしっかりしてる感じ。
手当たり次第にツールを引っ張り出してみました!!
ちゃんと、糸切り用/工作用等に使うナイフも収納されていて、しかもショート・ブレードと、ロング・ブレードの2種類備わっていて心強い。
クジャクの羽根みたいな格好になってますが、実際には、まさかこんな横に色々と中途半端に広げた状態では使わないです。
ただ、こういうクジャクの羽根は、やっぱり一回はやってみたいですね。
あと、いくらちっぽけなナイフと言えども、シリアスな刃物に違いはないので取り扱いは大注意ですね。
外装になる外側には、もちろん刃は付いて無い(あったら怖い)のですが、収納する時とかに、うっかり刃に触ってしまうと思わぬケガをしてしまうかも。
まぁこのあたりは、文房具のカッターナイフだって危ないわけで、ともあれ細心の取り扱い注意ですね。
「やったぜーー」と思うのがこのボールペン。
ボールペン機能があるだけで、持ち歩きのお役立ち度数がけた違いにアップする感じ。
しかも、もちろん使い捨てではなくて交換式。
ボールペンの芯はどう入手すれば良いかはちょっと今は後回し。
ボールペンは、思いっきり片方向に寄っているので、持ち方によってはペン先が見えにくくなったりするのですがそこはしょうがないところ。
実際に筆記してみると、まず、インクは海外らしくブルー。
書き味は、インクに油気があって走りも良い!
本体に適度な厚みがあるのでグリップは特殊形状としては良い感じで、ペンとしては全長が短くて窮屈なのは否めないものの、思った程は握りにくいわけではなくビックリ。
ペンと来たら、せっかくなので、冒頭で名前を出したスイス製ペン「カランダッシュ849」と並べてみました。
カランダッシュめちゃ良いペンですよー。
なんとシャープペンシルもあるので、日々の勉強や仕事でもスイスを味わう事が出来ます。
それにつけても、スイスの製品は、とにかくスイス製を直球でアピールして来るので誇り高くて良いなぁ・・・
ちなみに、さっそく、テストではなくて、実際にビクトリノックス・ミニチャンプが活躍するシーンが出てきました!!
ベルトハンガーを開封する時に、ホッチキスの針を外したいわけですが、「ヘラ」を使ってやってみました。
いきなり助かりました。
おおおーありがとう!!
これ無かったら、爪でぴしぴしやって痛い思いしたかも。
ちなみに、ツール類には、可動部分をスムーズにするためか、錆止めか、オイルが塗布されています。
そうか、大切にするためにも、ツールの手入れをどうするのか調べないと・・・。
と思ったら、ネット上に、PDFでもってマルチツールのお手入れ方法が見つかりました。
オイルの差し直しは必要ですが、何でも良いわけではなく、逆効果のもあるみたい。
純正のオイルがあるみたいなので、何かのタイミングで買っておこうと思います。
大切にして長持ちさせなくっちゃ。