その(1)からのつづきです
EOS KISS Mは今や個人的に過去最高のカメラになってるのですが、ダブルズームキットで付いて来たEF-Mレンズが、もう決定的と言って良いくらい凄い。
語彙不足だろと言われるでしょうが、あえて「凄い」と形容したい。
軽くて、小さいレンズなんて言うけど、手で包み込めるくらい小さくて軽い、しかも、APS-Cを小型するために新規専用開発されてるという尖った点を甘く見ていた!
性能がすこぶる良いのです。
特に、EF-M 55-200mm F4.5-6.3 IS STMは、蔵王とか山に、ホント軽い単焦点レンズの感覚で200mmズームをポンと持ち込めるわけで、気分的には(前々から運用されていた方にとっては今さらですが)フルサイズ・ミラーレスの誕生にもひけをとらない激ドンの衝撃です。
しかも55mmから使えるので、このように、蔵王の登山道とかもそれなりに引いた画で抑えられる応用範囲の広さよ!
↑これを観て欲しいのですが、55-200mmだと、山の風景を大迫力で引き寄せて撮影出来ます。
しかも、従来、軽さを重視するのであれば、絶対に持って来られない200mmレンズが、小さな手提げ袋の中に投げ込んで来られるので、世界が一変してしまいました。
さらに、軽いから画質は妥協する・・・というものではなく、正直、Lレンズの70-200mm持ってきたところで、これよりも良い画が撮れるものか?と考え込んでしまうくらい性能まで良いんです。
↑EOS KISS Mが、もう完全に中堅機として扱っているくらい優秀、というのもありますが、EF-Mレンズの優秀さにも舌を巻きます。
APS-Cに100%完全に適合させた、新規・専用設計というものが、一体どういうものだったのか、今初めて思い知らされた思いです。
なんか、デカくて重たいレンズはもういらないのでは?!と思えてしまう。
さらに、どうせ重たく大きくなるのなら、という条件付きで、EF-Mなら、200-500mmとか、100-400mmも納得する形になるに違いないという妙なワクワク感が噴出!!
今さらも今さらですが、EF-Mレンズこそ、メインストリームにならないかなぁ・・・とか急に強い願望が一直線に飛び出して来た!!
↑避難小屋も55mmあると、ほど良い画角で抑えられます。
驚異の軽さ・小ささなのに、全域で画質が良いというのは、「このレンズでいいや」じゃなくて「このレンズが良い!」とズバリ指名レンズに昇格!!
↑避難小屋をEF-M 15-45mm F3.5-6.3 IS STMで撮影。
15-45も、55-200に負けないくらい素晴らしいです。
あと、EOS KISS Mは、システム全体が軽くて小さいだけでなく、EVFに接眼していた次の瞬間には、パッとバリアングル液晶でもって、文字通りの自由なアングルで撮影出来るので、とにかくカメラに羽が生えたように好きなように動ける。
EOS KISS Mは、今までのカメラの良いところの集大成という感じです。
↑これはISO感度1000で撮影した避難小屋の内部ですが、EOS KISS Mは、もちろんフルサイズセンサー機には負けてしまうものの、高感度でも全然問題ないくらいキレイに撮れるので、体がこんだけ小さいカメラなのだから、むしろこっちの方が良いのでは!?とか思わされてしまいます。
小さいのと、良いの、二つを同時に得ているカメラは、強いどころの話では済まない、まぜまぜになって魔力みたいなものが発生してます。
↑EF-M 15-45mmは、もちろん、引きの画は素晴らしいけど、被写体にズンと寄れるのも美点。
EOS KISS Mだと、デュアルセンシングISと、リアルタイムDLOまでサポートするので、耐久力は別にしても、性能面では特にLレンズも出番を感じないほどです。
↑EOS KISS Mの2400万画素の緻密さと高画質はただ事ではなく、今すぐにでも欲しいと思っていたEOS Rが、確かに手にしたい気持ちは変わらないまでも、無理をして買うのであれば、無理をせずにこのままEOS Mで通しても全然問題無いんじゃないか?と思えてしまう。
というか、風景撮影に、EOS KISS Mは、「これでいいんじゃないか」どころの話ではなくて「素晴らしく、向いている!」と断言できます。
というか、風景撮影用に、EOS KISS Mを買いましょうキャンペーンしてもいいくらいキレキレです。
↑寒い中で魅力が爆発するとうもろこしのクルマ屋台!
こういうスナップも、EF-Mは手軽でしかも高性能。
当初、EF-Mは、ただ軽いだけ、小さいだけで、マウントアダプターを使ってEF/EF-Sレンズを持ってこなきゃあ、一人前ではないのではないか?などと誤解してましたが、完全に同格か、小ささ軽さというスーパースペックが付与される分、EF-Mがリードする局面が多いかも知れない。
蔵王の撮影はさらに続きます。