常日頃、節電モバイルPC、節電モバイルPCと呼んでいる「ASUS E203NA」ですが、例のWindows 10チューニング以来とんでもなく軽快となり、それがずっと維持されています。
今や、本来ならば、マザーシップPCでやっているような作業も引き受けるようになっています。
↑勉強のお供なんかは、もうASUS E203NAがないと困るほどになっています。
11.6型なのでちょうど本一冊分くらいのサイズ感で済むし、重さも999g以下。
キーボードのキー配列がとても優れているので、使っていても、決して「これならガジェットやタブレットの方が良かった」となる事は決してありません。
↑さらに快適にする手はないかと、念のためASUSのページに行ってE203NAのBIOS&ドライバの検索をしてみると、最新のBIOSが公開されていました。
BIOSはみだりに替えるものではないかも知れませんが、ともあれ最新版をインストールしました。
↑PC起動中に[F2]キーで入れるBIOS画面ですが、今って、随分とグラフィカルになっているんですね。
マウスまで使えて二度びっくり。
格安とは言え、新しいものは何でも良くなってるんだなぁと。
↑今のBIOSって、CPU温度やバッテリゲージもグラフィカルで見やすいです。
ちなみにCPU温度は16、17℃あたりと、かなり低いですね。
ASUS E203NAは、冷却ファンを搭載しない、完全な無音PCなのですが、その前提条件がこの低発熱・低電圧CPUのCeleron N3350。
TDPが6Wというのは、なかなかのものです。
↑驚くのは、Windows 10チューン以来、キヤノンのDPP4.0の現像が現実的になってくれて、ASUS E203NAの価値が何倍にもアップしています。
eMMC-64GBは、確かにSSDよりは低速とは言え、HDDよりも確実に快適で、トータルでまともに使えます。
EOS KISS Mの2400万画素RAWデータも、DLOありの重処理での現像をしてみたところ、当該作業のみに集中していれば、1枚あたり現像時間「2分05秒」で済みました。
枚数が多くなればなるほどボディブローのように効いて来るとはいえ、20枚から30枚程度であれば大きな問題ではないです。
途中で異常終了することもないため、少し放置して別な事をやっていれば良いし、EOS KISS Mのお供として、特には、高価な超高性能モバイルノートPCを買う必要性に迫られる事も無いかなぁというところ。
↑それと、Celeron N3350は、内蔵GPUの支援が効いているため、EOS KISS Mの4K EOSムービーだっても、(Core i7-2630QMでは無理な)Windows 10標準アプリでも軽快に再生できています。
これらどんな作業をやっても、完全に無音というのは大きいです。
4K EOSムービーなど、大量のデータはどうすんだ?と言われれば、それは、余裕の少ない本体eMMC-64GBではなく、メモリカードをストレージにして、そちらに抱え込んでいますから、全く問題ないです。
ノートPCによっては、メモリカードはファイル移動のための一時的なメディアとして扱っている場合もあります。
このE203NAは、microSDカードが100%完全に本体内部に収納されるため、もう完全に収納しっぱなしでデータ用ストレージとして運用させる事が出来ます。
64GBや128GBのカードを使えば、データ保存用としては容量不足はほぼ無いです。
そもそも、めったに使わないデータは、外付けHDDに退避すべきであろうし。
こうしてみると、ASUS E203NAは、本当にすごい。
これの強化新型である、ASUS E203MAがあれば、もしかすると、今年は新型PCにお金をかけなくとも過ごせるような予感さえして来ますね。