2019年8月14日水曜日

ミラーレス時代は純正レンズの独壇場だと思っていたけど、サードパーティの大逆襲が始まる??

カメラはミラーレス時代になりましたが、キヤノンEOS-Mシステムと、EF-Mレンズのまさに完全と言っても良い程の相性・高性能を目の当たりにした時には、もはやミラーレス時代は純正レンズの独壇場であって、サードパーティに入り込む隙無し・・・そう思っていた時がありました。

しかし、実際は話がかなり違う事に気が付きました。

もちろん、純正の素晴しさについては変わりは無いですが、ミラーレスとなって主力に浮上した「センサー像面AF」は、驚くほどにサードパーティレンズに力を与えている気がします。

キヤノンの前世代ミラーレスAFシステム「ハイブリッドCMOS AF2」の時から勘づいてはいたものの、像面AFは、一眼レフセンサーの気難しさが鳴りを潜めていて、サードパーティレンズでイマイチ信用しきれなかった「AFの安定性」が十分にクリアされている!!


↑シグマ30mm F1.4 EXレンズなんですが、キヤノンのデュアルピクセルCMOS AFでは、文句のつけようもないくらいバッチリで、10年レベルの長い間日陰者でしたが、今や主役に躍り出ようとしています。

とにかくこのレンズは、キヤノン一眼レフセンサーとの相性が激悪と言って良く、たとえば「AFが合焦した」とサインが出てるのに、微妙にどこにもピントが合ってなかったりする。

全部そうなら調整する手もあるけど、合う時は合うので手が出せない。

EOS 7Dのようなピント微調整機能があるカメラなら、一時的には解決しても、良いポイントが変化しただけで不安定さは変えられなかった。

しかし、デュアルピクセルCMOS AFのEOS KISS Mだと、常時装着していても大丈夫という、まさに純正ポジジョンに上がって来ました。


↑AFに心配がなくなると、シグマ30mm F1.4 EXはどうなるか?

圧倒的です。

もともと、シグマ高級硝材「SLDレンズ」と「ELDレンズ」のダブル採用、超音波モーター採用で性能そのものは非常に良かったこのレンズ。

画質は極めて鮮鋭で、このレンズが純正に匹敵する安定性を得た今となっては、大変な事です。

もっとも、このEXレンズは、もう生産が中止されているわけで、今から買うとなると個別対応になってしまうのが気になるポイントです。

今から新しく買うのであれば、純正に超絶レベルの「EF-M 32mm F1.4」が出ているため、それを選ぶのも良いかと思います。

こうしてみると、EOS-Mシステムは決定的に素晴らしいカメラですね。