ミッドシップカーに乗りたいけど後部座席が無いため、一台では生活に支障が出てしまうのが大難点・・・だったはずなのに、それを解決しているのが三菱アイ。
しかも、無理やりくっつけた後部座席ではなくて、根本的に「後部座席ありき」でデザインされた、時代を超越するのびやかな繭型クーペルックのボディなのだから、世話も焼けない。
この後部座席、言葉では言い尽くせないくらい重要なものとなっています。
後部座席というと、もちろん人様に乗っていただく席・・・というのは極めて重要な役割なんですが、個人的には、全席埋まる事は殆どないため(多くとも3席)、普段は、左後部座席の足元にクッションを敷いて、小物置き場にしております。
ここだと運転席からでも無理やり荷物を取る事も可能なので・・・。
むちゃくちゃ便利です。
さらに、家族や友達等親しい人と買い物に出たりすると、この後部座席・・・の足元が異常なくらい大活躍ポイントになります!!
この後部座席の足元って、とんでもなく便利な空間なんですよね。
前後シートに守られているので、荷物を安全に置ける!!
これはアイの構造的な特長にも助けられています。
アイは、ホンダの特許であるセンタータンクレイアウトを採用し、前席の下が堤防のように盛り上がってガソリンタンクになってまして、荷物が前席の下に転がる心配が殆どないのです。
後部座席は、3B20 MIVECエンジンを格納するためそれこそ堤防のようになってて、荷物を安定して置けるスペースになってるんですねぇ。
卵とかの割れ物なんかも安心して置くことができて、アイの魅力のドド上がりのいくばくかに貢献してます。
デザインも妥協せず、走りも妥協しないどころか、オーバークオリティの仕上がり、さらに、荷物がむちゃくちゃ積みやすい隠れた才能。
東日本大震災の物資不足による徒歩での買い出しの日々で思い知ったんですけど、クルマって、移動だけだとそんなの魅力の半分もないんですよね。
人力ではとても不可能、あるいは、丸一日潰しても運搬しきれない荷物を軽々と運搬できるパワー「も」あってこそで、両方のバランスが小悪魔的に絶妙なアイには、7年前からずっと蠱惑されまくりでございまする。
↑荷物ありすぎて、後部座席の足元全てに荷物を置いてるんですが、靴を脱いで、まるでソファーのような感覚でシートの上に居れば良いだけなのでそんな困らない。
後部座席の上で、今日、カーショップさんからもらって来たスタッドレスタイヤのカタログを読んでいるところです。
普通のクルマなら何て事無いんですけど、ミッドシップカーでこれが出来るのは夢のようですね。
かといって、荷室(シートバックを前に倒さずに独立した状態で)も実は割合に広いんですよね。
アイは、広さを重視せず、高剛性に振ったマシンなのですが、その割にはかなり荷物が積めます。
あのパジェロミニから乗り換えた直後でも不安を感じさせないほどの高剛性を持つのに、荷物もこんだけ積めたら御の字です。
この荷物の下に、極めて低重心の3B20 MIVECターボエンジンが鎮座ましましているのだから、ちょっとしたロマンですよ・・・。
今日磨いた3B20 MIVECターボエンジンですが、この上に荷物が積載できるって、なんかこう童心に帰ってワクワクできますね。
優秀な断熱兼遮音材があるので、熱っっとか、そんな事になったりはしないんですが、やはり少しはホカホカしますね。
一応、荷室の汚れ防止も兼ねて、市販のサンシェードを重ねて敷いてはいます。