これはもう素直に大絶賛で、マイクロソフトを労いたい。
雷禅Zen2搭載、高速SSD搭載で、499ドルなんて絶対無理だろうという中での499は信じられない思いです。
やはりどうやら赤字覚悟の値段という話なので、会社としては当然痛いし何やってんのと言いたいところでしょう。
でもユーザーとしては、こういう「採算度外視で打って出た」製品は真のロマン。
勝手な話で恐縮だけど、こういう体当たりの製品はあこがれますね。
安くつくりました!!会社儲かります!!とメーカーから自慢されても「あーはい」以外の反応は出来ないわけで...。
マイクロソフトには最大級の賛辞を贈りたいです。
■ただそうなるとシリーズSが心配
シリーズXが499ドルで出せる(必死の努力だと思いますが)なら、こうなってくるとシリーズSは出さない方が良いんじゃないかな?という心配があります。シリーズSは299ドルとさらに格安なんですが、スペックがかなり下がっているのです。
せっかくシリーズXが出るのに、どうしてスペックが低いSも出すのか?
PS5を性能で撃破するのがシリーズX、値段で撃破するのがシリーズSという、二段構えでPS5をボコボコにしてやる!!という戦略なのは明快ではあるんですが、ソフトを性能の低い方に合わせないとSとXをフルカバーできないわけで、結果的に力が分散されてPS5に効かないという壮絶なオチにならないことを願うばかり。
■PS5はどうなる?!
PS5は、XboxシリーズXを超えるほどに「独自の部分」を念入りに作り込んだ、それこそ豪勢を極めたマシンなので、どう考えても値段は下げにくい。PS5の内容は途轍もないので、599ドルでは十分に格安で、699ドルでも儲からないかも...という中、ライバルによって「499ドルという基準」を作られてしまったのは厳しい。
ユーザーとしては「防衛ライン499」は大喜びなんですが、果たしてこの防衛ラインがどうなるのか...目が離せない日々が続きますね。