徒歩で急激なアップダウンの道路を歩き、電車に乗って、街歩き撮影(カメラはXperia 10 II)しながらだと、どんな感じか?
欲張りコースで確認してみました!!
最高の条件になるように考えました
条件ですが、WF-1000XM4にとって最高の条件になるように考えました。
音楽プレイヤーはもちろん、ウォークマンA100ですが、ソニー自慢のハイレゾ無線伝送「LDAC(エルダック)」の能力を棄損しないよう、有線イヤホン同様に、左手にしっかりウォークマンA100を握り、胸のあたりで構えてシッカリと接続が続くようにしました。
ノイズキャンセリングはONで、外音取り込みはなし。
何かあったら、咳払いで音楽が止められるように、スピーク・トゥ・チャットもONのままです。
消費電力は大きくなる設定ですね。
思わぬ、気になるポイント
まず最初に、アップダウンの激しい坂道をゴンゴン歩いた時に、思わぬポイントがあるのを知りました。
WF-1000XM4は、強力かつ的確なノイズキャンセリングで「気持ち悪くない程度に、自然な静寂」を生み出す事が出来るのですが、その静寂が仇となり、坂道のような場所だと、足の踏み込みでドスッ、ドスッと衝撃が来て、これは静寂ゆえに際立ちます。
また、有線イヤホンと異なり、優れた形状と言えども本体サイズは大きく、衝撃が加わるとなると、それは多かれ少なかれ揺れが発生するので、イヤホンそのものの揺れが音ではない動きとして違和感を伝えてきます。
ただこれは、10分程度で慣れて来るのですが...人間の順応力おそるべし(個人差があります)。
音質というより、見事な音質コントロールに感心させられるイヤホン!!
WF-1000XM4は、とにかくノイズキャンセリングが自然かつ強力なので、環境音の本場である外歩きの時には「これぞ最適」かも知れない。
電車に乗ったのですが、気持ち悪い無音ではなく、余計な音が「四方八方からバラバラ来ないで、一か所にまとめられて片付けられている」印象です。
外からくる雑音が、聴こえないのではなく、一か所にまとめて片付いているので、本当に気にならなくなります。
カメラの手振れ補正とかもそうなのですが、素人考えで「とにかくアラは消そう」みたいな極端な行動に走らず、来るものを美しくいなすプロの芸が発揮されされています。
その上で、音楽が奏でられるわけですが、この音がまた独特で素晴らしいです。
↑主に、三上ちさこさんの楽曲を聴きながら歩き、電車に乗ったのですが、このWF-1000XM4は、単純に音が良いとかそういうものを超えている気がします。
あのXBA-N3がそうであるように、ボリュームを上げて行くと、「うるさくなる」ではなく、「リニアに力強さを増していく」という、こうであって欲しいという挙動になってくれるのです。
これは気が付いていたのですが、いよいよ本物だなと分かって来ました。
このボリュームを上げて行っても破綻しないというのは、本物の高音質を持ったイヤホンでなければ出来ない芸当なので、私ごときが評価などとはおこがましいですが、おそらく、プロの方が評価しても満点になるのではないでしょうか。
当たり前の事をやってるように見えて、それが一番偉大だという事です。
このイヤホンは当たり前に思える事こそが真骨頂。
他では出来ない事を、絶妙なコントロールで「成し遂げて」いるように伝わります。
ただ、この美しいまとまりが気に入らないという向きも当然いらっしゃるはずで、そうなると、ワイヤレスで悩むより、「良い意味で」有線イヤホンを考えた方がよろしかろうと思われます。
消費電力はかなり大きいか?!
外歩きですが、2時間あまりやってみました。
その結果、消費電力は、やはり有線よりはかなり増加するのも分かりました。
↑約2時間、Amazon Music HDをフルストリーミングで聴きつづけ、アルバムを3枚分ダウンロードも行った状態です。
ウォークマンA100は、47%のバッテリー消費...2時間でおよそ半分のスタミナ消費です。
WF-1000XM4ですが、ノイズキャンセリングONの状態で、左が32%、右が35%のスタミナ消費です。
ずっと観察してたのですが、よーいドンで使うと、右の方が、左よりも若干スタミナ消費が多いですね。
右側の本体が、何やら制御のマスター的な事をやってるのかな??
ちなみに、右側には音量調整を割り当てて、何度かボリューム調整してるからそのせいかも...(←それか!)
ウォークマンA100をずっと左手に持ち、ソニー自慢のLDACハイレゾ転送を最大限の効率になるようにしてたんで、無線が途切れたりする事は一切ありませんでした。