ぶっちぎりで美しく、外装だけでも高級時計とか高級筆記具にも迫る所有満足度があるほどです。
スリム・縦長フォルムが断然素晴らしい
ほんのちょっとの工夫が圧倒的な効果を生む事がある、それを実感するのがXperiaの「スリム・縦長フォルム」です。
うおおおおお!!
一般的なスマホというだけでなく、まるで古き良き「Advanced/W-ZERO3 [es]」のようなストレートケータイ・タイプが帰ってきた感触も得られて、これは気分が盛り上がるというもの。
また、質感、カラー、細部に至るまで非常に上品で上質で、「これを持って歩きたい!!」気持ちが湧き上がって来る。
さらに、決定的に大きいのが、これをXperia 1/5/10の3シリーズ全てで得られる事です。
もしも値段がとても高いハイエンドの1と5だけだったら微妙でしたが、普及タイプの「Xperia 10シリーズ」でも変わらず得られるのは本当に重要で、ソニー全体に対する好感度と信頼感すらも底上げされます。
カメラ周りが理想的
Xperiaはカメラ周りがシンプルなのが素晴らしい。
それも、心が沸き立つ上質感をキープした上でのシンプルなのだから、この手腕はさすがソニーと唸るばかり。
そう、シンプルって、難しい。
聞こえは良いが、一歩でも間違えたら最後、物足りない・安普請という悪評に変わってしまう...それを跳ね除けて心豊かになれるシンプルを実現出来るのがさすがはソニー、と言ったところか。
ただ、もはや専門分野以外のカメラの主流はカメラ専用機からスマホに完全に移行しています。
今後はスマホカメラが専門分野もカバーして行くと思われ、同等の能力を実現しようと巨大化するのは避けてほしい。
カメラ業界が間違えてると思う「巨大なセンサーでなければ高画質化できない」という闇の部分をソニーが打ち払って、小さいセンサー・超高画質の未来を作って欲しい。
モニターがぶっちぎりで美しい
スマホはほぼ全面がモニタという特徴から、デザインを語るには、ここ、モニタの美しさも外せないところ。
Xperiaは、物理的なデバイスがどうか、だけでなくて、映像そのもののチューニングも優秀。
実は、Xperiaは、自動の明るさ調整の制御がちょっと下手くそで、それに起因する問題点もあり、利用者の工夫が求められるなどの弱みがあります。
このあたりはソニーのソフトウェア開発部隊の今後の奮起に期待したいところ。
ただ癖をつかむ必要が一部あるとはいえ、全体としては申し分なく、正直、良い意味で「なんだこれは...」とふっと恐ろしくなるくらい美しいです。
今後ソニーがこのデザインに飽きて変えてしまい没落...というパターンもあるかも知れないですが、少なくとも今世代は個人的に世界の1位です。