2022年8月26日金曜日

(カメラ)EOS R10で、EF 50mm F1.4 USMと、EF 20mm F2.8 USMを使ってみます

EOS R10ですが、EFレンズシステムではない、Rシステム(RFマウント)とは言えども、EFレンズでも何の問題もなく快適に使える事が判明して来ています。

すわっ、RFレンズに買い換えないとならないのか?!という焦りが一時ありましたが、今は焦りゼロで、むしろEFレンズが使える新たなるカメラの誕生に沸いています。


キヤノン永遠の主人公「EF 50mm F1.4 USM」と隠れた名玉「EF 20mm F2.8 USM同時

EOS Rの誕生で、今まで集めたEFレンズはどうなるのか意気消沈していた時代がうそのように、今やEFレンズが未来に向けて輝きだしています!!

ではいよいよキヤノン永遠の主人公レンズである「EF 50mm F1.4 USM」レンズはどうか、そして、癖が強くておおっぴらに高評価される事は無いが、ハマれば離れられない隠れた名玉たるEF 20mm F2.8 USMはどうなのか。


↑その2本を並べてみました。

キヤノンEF 50mm F1.4 USMは、途中からLレンズにその座を譲ったとは言えども、キヤノンが新しく発売する一眼レフの姿は、このEF 50mm F1.4 USMを装着してナンボというスターでした。

しかも一人の人間が生まれてから成人するまでの長い歴史があるのにもかかわらず、なんと2022年の8月現在もカタログモデルとして発売継続中!!


↑EOS R10にEF 50mm F1.4 USMを装着した所です。

あまりのカッコよさに、武者震いが止まりませんね!!!!

ザ・カメラ、これこそが大口径レンズだ、というお手本のような姿になります。

ただでさえカッコよいEF 50mm F1.4 USMですが、さらに、EOS R10に装着する時は、コントロールリング付きマウントアダプターEF-EOS Rが間に加わるため、よりメカニカルになり、迫力アップ。

また、EOS R10は体が小さいため、よりレンズの迫力を引き立てる効果があり、「うおおおおお」と声が出るほどのオーラです。


↑次は隠れた名玉のEF 20mm F2.8 USMです!!

このレンズは、手が出ないほどの高額価格連発の、当時の超広角単焦点レンズの中で、唯一と言って良いほど比較的買いやすかった良心の塊。

しかも小型で軽量で高性能。

画質は、色収差が盛大なので、デジタルが珍しかった当時はボコボコ言われましたが、コンピューターグラフィックス補正で無双するスマホ方式が主流になった今や、コンピューターではとても出せない「本物の、丸いレンズが生み出す光学の味、光学の美」が際立ち、唯一無二の個性が魅力を伸ばしている感じです。

性能は冴え渡っており、EOS R10の最新鋭AFを相手にしてもなお、超高速AF、盤石のAF精度です。

レンズとの相性がかなりエグい一眼レフですら、Lレンズ以外では、最高クラスのAF速度、AF精度を見せてくれて驚かせてくれたこのレンズ、EOS Rシステムでも健在です!!

ただこのレンズは、主人公レンズの「EF 50mm F1.4 USM」と異なり、さすがにディスコン(カタログに乗っていない販売終了品)になっちゃってました...まぁ、コンピューターグラフィックス的な画質じゃないと総たたきするような冷たい世の中ですからね、このレンズは、好きな人だけに愛でられれば良いのです!!


EF 50mm F1.4 USMで朝の街歩き撮影

EF 50mm F1.4 USMで朝の街歩き撮影して来ました。

EFレンズは古いシステムではなくて、ノンレフレックス型(ミラーレス)の方が水を得た魚になります。

これはもう何度も確認出来ている事実です。


↑一眼レフでは精度が出にくくて苦労した「開放F/1.4」も、ビシッとピントが来るので、像面AFの偉大さを思い知ります!!

また、さすがにUSM搭載機の中では、仕組み上、どうしても低速になるEF 50mm F1.4 USMにおいては、動体に追従出来るのかどうか?心配でした。

さすがに、高速レンズが得意とするような、爆走するワンちゃんや、さらにチーター、ハイスピードな鳥などには付いていけないかも知れませんが、そんな速くない被写体ならバッチリ!!

EOS R10の、化け物じみた「EOS iTR AF X」システムによる動体のトラッキングにも、なかなか良い感じで追いついてくれます!!

花を撮影している時にブンブン高速で飛び回るハチや、道をとことこ歩いて行く猫ちゃんとか、しっかりとEOS R10のAFフレームが追従してくれています!!

もともと動体撮影には向いていないので、ここで多少の甘さが出ても文句をつける筋合いはないので、ここまで撮れれば大喜びです!!


EF 20mm 2.8 USMは高速・高精度が光る!!

EF 20mm F2.8 USMは、とにかく収差が盛大に出るレンズなので当時から悪くは言われていましたが、今やスマホのように、コンピューターグラフィックスで補正するのが当たり前の世の中になってみると、コンピューターでは逆にやれない収差がとてつもない個性、特性として美点に転じた気がします。


↑EF 20mm F2.8 USMによる朝の街歩き撮影ですが、とにもかくにも快適!!

AFは超高速で、精度も抜群!!

描写もコンピューターグラフィックスのような感じではなく、フィルム時代の情緒ある、良い意味で古風な画質が素晴らしいです。

レトロというけれど、カメラ本体が進化しまくった今こそが、フィルム時代レンズの出番が来たぜというのが正直な感想。

最新最強のノンレフレックス型(ミラーレス)対応レンズも良いけど、そればっかりではなく、フィルム時代のレンズこそが、力を引き出されて圧倒的な魅力を発揮する時代が来た!!