2022年8月27日土曜日

(カメラ)EOS R10とRF 16mm F2.8で朝の街歩き撮影

今まで数々のカメラを購入させて頂いた私ですが、EOS R10は全くの新世界となっています。

というか、最初にあのEOS 20Dを手にした時に、その時にイメージしていた「一眼レフとはこういうものだ」という理想と現実の乖離があったわけですが、それがEOS R10により、長い年月をかけてついに一致した!!そんな感覚です。

今からカメラ始める方は、EOS R10を買うと、あっという間に一発で幸せになれること請け合い...というか、EOS R10誕生でカメラの歴史は完全に変わったと言って良いです。


EOS R10専用開発であるかのようなRF 16mm F2.8

そしてRF 16mm F2.8レンズなのですが、これはボディが小さいとは言えども、フルサイズ用レンズとして開発されているので、まさにEOS R10専用開発という感じです。

フルサイズ用なのに、なぜEOS R10専用開発のよう、などと言うのか?


↑これはEF 50mm F1.4 USMと並べて見た写真ですが、フルサイズ用レンズは、フルサイズで使うと不満が出てくるという不思議な立ち位置なのです。

フォーマットギリギリなのがその理由で、どんな高額で優れたレンズでも周辺部分の画質などでいちいちケチをつけられてしまうので、本当にお前は何を言っているだという世界です。

フルサイズレンズをAPS-Cカメラに使うと、レンズが十全の能力を発揮する中央部分を使う事になるので、そういうケチつけとは無縁!!

まさにフルサイズ用レンズも、APS-Cカメラで使って欲しいと願う事でしょう。

過剰なその昔のMADE in JAPAN品質の体感版と言って差し支えありますまい(ないのか?)

どんな優れたレンズにも上から目線でケチつけのフルサイズは、本当にいい加減にしとけよと言いたい。


RF 16mm F2.8レンズはAPS-Cで最高に輝く

RF 16mm F2.8は、小型という事もあって、フルサイズでは「待ってましたのケチつけ発動」で、ロクでもないケチつけを受けたりしますが、APS-Cなら当然、そういうケチバッシングとは無縁なので、安心も安心、大船どころか宇宙戦艦に乗ってクルージングくらい安心です。

やっぱ精神的な事は非常に重要で、95%くらい精神的な事が大きいんではないかと最近思ってます。


↑というわけで、早朝の仙台の街歩き撮影に行ってみました。

RF 16mm F2.8 STMレンズの良さは、やはり文句なしに小型化・高性能という点です。

EFレンズは、常日頃から申してます通り、Rシステムでも非常に優秀ですが、カッコよい・メカニカルという美点はあれどもどうしてもコントロールリング付きマウントアダプターの分、大きくて重くなってしまう事もあり、本当に小さくて軽いまま、EOS R10を運用したい!!と願うなら、ズームレンズはRF-S 18-45mm F4.5-6.3 IS STMオンリーワンだし、単焦点ならば、RF 16mm F2.8 STMと、私は持っていませんがRF 50mm F1.8 STMの2つ以外には存在していません。

その中の、超広角単焦点を担うRF 16mm F2.8は、どうしてEOS R10とのセット販売がないのかと疑問に思うくらいお似合いです。


↑早朝の人のいない仙台アーケード街も、非現実的な感じで撮影が快適に出来ました。

EFレンズも全く問題なく優秀なのですが、RFレンズは、さすがに新システムに100%適合させた設計だけあり、心配の余地が全く無いのが大きいです。

EOS R10の化け物じみたAFにも、すいすいと追従し、動作も静かでまぁさすがは専用。

しかも画質も素晴らしいです。

フィルム用の時代だったら、エグい明暗差の中でも、ビクともせずに頼もしい描写してくれるのは、収差による味が欲しい時はしょうがないとしても、今のコンピューターグラフィックス的画質を好む世代には受け入れやすいと思われます。

皮肉ではなくて絶賛です。


↑私は、一眼はAPS-C生まれのAPS-C育ちでもある上に、フォーマットがベストなのがAPS-Cだと確信しています(※モバイルを考えたら1インチもありですが、APS-Cのバランスは凄い)。

それだけに、画角の感覚は、あちこちフラフラせずに、徹底的にキヤノンAPS-Cで鍛えましたので、もうこれが自然であたりまえで、体の一部となっています。

その前提で、街歩きスナップというのは、24mmと50mmが合うかなーと思っているのですが、16mmは、広すぎるかなとは思うけれど、スマホ等と合わせるのなら良い狙いどころなのかも知れません。

EF-S 24mm F2.8と、RF 16mm F2.8で組んで街歩きというのもやってみたいですね。


食べ物撮影にもかなり向いている16mm

16mmというと、引きの画ばかり連想しますし、もちろんそれが主なステージなのかもですが、RFレンズの世代はどれをとっても「テーブルフォト」「近接撮影」に執念を燃やしているので、今までと常識が変わってます。


↑これは、自宅で焼いた手作りハンバーグパンなのですが、RF 16mm F2.8 STMで撮影してます。

暗い節電下の食卓でライティングなどもしてませんが、16mmなのに、近接撮影しても破綻なく美しい!!

広角で寄るとボケ味などで強い個性が出てしまうものですが、それを感じさせないのは、良い悪いを別にして、さすが最新鋭技術・最新鋭世代のレンズなんだなぁと。

私の中心はあくまでもEFレンズのままではあるものの、RF 16mm F2.8のような決定的に良いRFレンズがあれば、色々と揃えていきたいなと思います。

ただ、こう思えるのは、全てEOS R10の功績です。

EOS R10の誕生は、個人的には、あのEOS 20D誕生に完全匹敵するカメラレボリューションなのは確かです。