またまた、EOS KISS X4を見に行って来ました。
ネットを見ると、1800万画素の画質に不安を持っている方がいらっしゃいますけれど、確かにその気持は分かるので、店頭で可能な限り試し撮りし、自宅で何度もチェックしてみました。
現時点で言える事は一つ、EOS KISS X4の1800万画素は、何の心配も無い高画質です。
■EOS KISS X4ほんと、すげぇなぁ・・・■
今回試し撮りさせて頂いた写真に使ったレンズは、EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS。焦点距離は135mmに統一。撮影モードはマニュアル。記録はJPEGモード。
ISO 1600は、私のEOS KISS X2では最高感度ですが、EOS KISS X4にとっては、いわゆる「通過点の一つに過ぎない」感度であり、もはや特別な高感度モードなんかではなくて、普通に高画質のモードになっているのが衝撃的です。
正直、やられたって感じですねぇ・・・。裏面照射技術とか使わないで、なんでキヤノンはここまで出来るのだろうか。
ISO 3200は、数字なりにISO 1600よりは荒れて来ますけれど、それでも充分に美しいです。
そもそも、ISO 3200ともなると、そろそろ緊急避難的な特別モードというのが一般的だと思いますが、EOS KISS X4のそれは、こうしてJPEGで撮った写真観ているだけでも、特に問題なく普通に使えるって思いますよ。
最初にISO 3200の「壁」を突破した感のある名機EOS 20Dですら、暗部は厳しいし、特に赤系統の色はノイズで妨害されて発色すら怪しくなる傾向があったのですが、EOS KISS X4のISO 3200は、そういう破綻癖がなく、素直に使えると思います。
このISO 3200は、ISO 1600が上限であるEOS KISS X2と比べて、明快なアドバンテージとなります。
ISO6400ともなると、さすがに厳しいのではないかと思うし、ネットやカメラ雑誌を読んでも、さすがに強気にはなり切れない感があるようです。
でも、実際に撮影してみると、ISO 6400でも、全然問題ないんじゃないかと感じます。
ISO 3200からは、順調に(?)数字なりに画質は荒れますが、前段階のISO 3200が充分に美しいモードなので、そこから荒れてもまだ大丈夫って感じです。
しかも、1800万画素あるわけですから、最終出力がどこになるにせよ、ディテールも実用には問題ないくらい出てきます。
正直、EOS KISS X4が、まさかここまでの実力だとは思ってませんでした。
これで映画カメラ並みのハイビジョン動画まで撮影できて、軽量コンパクト。さらにデザインは、個人的な好みですが、全ての一眼レフカメラの中で最も美しいと感じますし、本当にまいりました・・・。
■EOS KISS X4対 大幅値下げされたEOS 7D■
今日、最近行きつけにさせてもらっているお店が、EOS 7Dを大幅値下げしたんですよね。
ネットの最安値よりはまだ高いですが、一気に四万円くらい値下げしてて、のけぞりそうになりました。ちょっとちょっと・・・。
しかし、EOS 7Dは、本当に魅力的。オートフォーカス周りは、EOS KISS X4とは段違いで、特にうらやましいのは、一点スポットフォーカスと、レンズのピントの微調整機能の存在です。
秒8コマの連写そのものは個人的に使わないですが、それを実現するために磨かれた高速レスポンスは素晴らしい。
一眼レフの命である、一眼レフファインダーは、妥協無く作りこまれているし、文句なし。
欠点は、今更コンパクトフラッシュなんか買いたくない!!いう点くらい。
と・・・ここまでのEOS 7Dと比べても、EOS KISS X4は負けないくらい欲しいと言えるカメラです。もしもEOS KISS X4で撮れないような写真があるのなら、それは私がヘボいだけなので、カメラを変えても無理だから潔くあきらめる。