2012年8月24日金曜日

鎮痛薬の話

今回の記事では、少し鎮痛薬の話について書かせて頂きたいと思います。

昨年の夏は、原因不明の強い頭痛で倒れてしまい、鎮痛薬に救われました。
せっかくの夏なのにどこにも行けず、布団の中でPSP「ぼくのなつやすみ4」をプレイして、真夏の瀬戸内海を旅する気分を味わっていました。

ともあれ、それ以来、カバンの中には鎮痛薬を入れて持ち歩くようにしています。

鎮痛成分には色々あるのですが、個人的に頼りにしている「成分」を紹介したいと思います。
なお、お薬はモロに個人の体質やその時々の状態に左右されるため、決して人様に勧めるものではありません(薬局・お医者様にご相談しましょう!!)。また、強力な鎮痛効果は、病気の痛みを和らげるだけで治療にはなっていないのに注意が必要です。
一時的に痛くなくなる事で安心し、むしろ病巣の発見や治療を遅らせる弱点になる事もあります(昨年の私がそうでした)


◆アセチルサリチル酸◆
・何かあったらまずはコレという、個人的ベーシック鎮痛薬。
 世界的に有名な「バイエルアスピリン」の成分だったりします。
 昨日、仕事中にどうも風邪をうつされてしまって焦ったのですが、風邪薬の代わりに飲んでなんとかもたせました。

◆イブプロフェン◆
・個人的には、アセチルサリチル酸ではちょっと弱いかな?と思った時の強化新型的な成分。
今のところ、昨年の強烈な頭痛の時にこれを主成分とした製品「イブA錠」を薬局で推薦され、確かによく効きました。

◆アセトアミノフェン◆
・昨年の強烈な頭痛の時に、お医者様の処方薬として出してもらい、まさに救世主となってくれた鎮痛成分です。
他の鎮痛成分は、患部がどこだろうと無関係に、全身の痛み成分「プロスタグランジン」を一気に抑制する、いわばブロードバンド的な効果を発揮するのですが、このアセトアミノフェンは脳の中枢に直接作用するので胃が荒れたりもしないです。

◆ロキソプロフェンナトリウム水和物◆
現在のところ、お医者様の処方箋無しで買える「市販薬」の中では最強の鎮痛薬決定版。
つい最近までは処方箋無しでは買えなかったのですが、ついに市販薬となりました。
テレビコマーシャルでも宣伝している「ロキソニンS」が、この成分を使っています。
昨年、この最強パワー市販薬の存在を知ってあわてて購入したものの、アセトアミノフェンがよく効いてくれたため、まだ一回も飲んでいません。
ロキソプロフェンナトリウム水和物が効かなくなったら怖いので、軽々に飲めないなぁという気持ちもあります。

ちなみに、家族が酷い腰痛の時に処方されたお薬の成分もこれでした。
頭痛薬とか腰痛薬とか、「よく患部を判別出来るなぁ」と思っていたのですがそうじゃないんですね。
患部がどこだろうと無関係で、とにかく全身の痛み成分「プロスタグランジン」を全部抑えてしまえ!!その結果として、頭痛なり腰痛も和らぐ結果オーライ!というロジックなわけですね。


◆ジクロフェナクナトリウム◆
これは市販薬ではなくて、あくまでもお医者様の処方箋が必要な処方箋薬。

最強の鎮痛成分で、これが効かなかったらかなりキツイという存在。
個人的には、ロキソプロフェンナトリウム水和物が効きにくい場合の最終防波堤というイメージでいます。
製品では「ボルタレン」がこの成分を使っており、何とテレビコマーシャルしててビビってしまいました。


■お薬は体質で毒にも薬にもなります■

お薬って、くどいですが本当に個人の体質で大きく左右されます。

だから、ある方によく効き目があったからといって自分にも同じく効くとは限らないですし、逆に、自分に効かなかったのに他の方には効いたというパターンもあり、軽々に良し悪しは判断出来ないです。
月並ですが、何かあったら「薬局やお医者様に相談しましょう」です。

ちなみに、私の親が大病して入院した時、「ドグマチール」という薬を処方されました。
しかしこれ、体質に合わずに病気がどんどん悪化してしまったのです。
他の病院でそれを見破ってもらい(すげぇ!!)、その薬をやめたら悪化が止まった事がありました。
薬というのは、ありがたい存在である反面、体質が合わないとそこまでの毒にもなりうるわけです。

また余談ですが、お医者様といっても落とし穴もあって、「どのお医者様にかかるか」を間違えると、とてつもない人生レベルでの苦難の始まりになる事もある(・・・)ので注意が必要です。