2015年7月5日日曜日

初めてコンパクトタイプで大納得した!! EOS M2は、ベスト・コンパクト!! ミラーレスではない「EOSコンパクトカメラ」

どうも落ち着かなくて、EOS KISS X7のペアとして、万全に色々使えるコンパクトタイプを最初から考え直してみました。

実際にお店に出かけ、全カメラを再検討したところ、コンデジのPowerShot G7Xや、最新ミラーレスのEOS M3を超えて、初めてコンパクトタイプで大納得した、これだ!!というカメラが一つだけありました。

やっぱり、EOS M2です。


EOS M2は、オート操作前提のボディを持つミラーレス機ですが、まるで、1/2.3インチのコンデジかって思うくらい、本当に薄くて、小さくて、そしてスタイリッシュでホントに美しい。

通常のミラーレスカメラは、一眼レフを置き換えるという性格が強いため、一眼レフと同じようにダイヤルやボタンを沢山つけるパターンになります。

それはそれで良いものの、EOS M2は、気持ち良いくらいコンパクトデジタルとして設計されており、しかも、それが奏功して、これだけの小型薄型ボディでありながらも、操作性に全く無理がかかっておらず、つまり、無理な背伸びみたいな事をしてないために、実際に撮影すると驚くほどスムーズで疲れません。


当初は、積極的に高機能を謳うPowerShot G7Xには負けるかもと思ったら、逆に、EOS M2の方が遥かに使いやすい!!と感じました。

指を置く場所や、操作の導線などが、実に自然にできていて、トータルで全然撮影ストレスを感じない。

これは確かにジャンルとしてはミラーレスカメラなんですが、ミラーレスと呼びたくはなく、もっと全然違う、「EOSコンパクト」なんだなぁと納得してしまった。

ミラーレスというと、絶対に一眼レフと喧嘩しなきゃいけない、みたいな宿命感みたいなものがあって、ギスギスというか殺伐ゾーンになりがちですが(多かれ少なかれそう)、EOSコンパクトという響きになると全くカメラの性格が違ってきます。


ミラーレスや高級コンデジと言っても、一眼レフに殴りかかっていったところで、どうしても「撮影の楽しさ」という最終ラインで、一眼レフにはかなわないしなぁ・・・という悩みを、違うものになる事によって、すっきり解決しているEOSコンパクト。

本当を言うと、画質さえ良ければ、オートの薄型コンデジが欲しいんだ(涙)という悩みがあれば、まさに特効薬。

1/2.3インチ薄型スタイリッシュコンパクトの乗りで、EOS KISS X7と完全に同等という高画質をぶち込むコンパクトカメラ!!・・・そう考えると果てしなくスゲーーって気になります。


撮影は、AFモードを「顔認識(絵文字) + 追尾優先AF」にして、AFポイントはタッチ選択出来るようにしつつ、シャッターはタッチでは切れないようにしてシャッターボタンで行うようにしましたが、この設定が快調快調。

何もしてないうちは、小さなAFフレームが、顔認識しようとしているのかな? ジリジリと動いているんですが、指で「ここにAFしたい!!」とタッチすると、即座にAFフレームが指示した位置に移動するんで、そこでピント合わせしてシャッター切る・・・って流れ。

これ、すごくテンポ良いです。

最終的にコントラスト方式で合焦するため、輪郭がはっきりしない被写体とかだとAF失敗する事もありますが、それはしゃあない。

それと、メニューなんかは、完全にEOSそのものだから、店頭でしか触ってないカメラなのに、まるで自分の家にあるカメラであるかのように、さくさく設定出来て妙に嬉しかったですよ。

繰り返すけれど、オートコンパクト視点で設計された、小さくて美しい薄型ボディは、無理に一眼レフの操作性を詰め込んだりしてないから、操作性に無理がかかってなくて、撮影が本当に疲れない。

お見事です。


本体は薄型コンパクトだけど、標準レンズはでけぇーじゃないかと思われるでしょうが、軽い上に、撮影時にはレンズを手の上にしっかり乗せて撮る事が出来るから気にならないです。

ポケットに入れるには、EF-M 22mm F2 STMを付けるしかないですけれども。


今更ながら、EOS M2のカタログをもらって来てしまいました。

作例写真が個人的に心に響くものが多くて、観賞用としてもよく出来ています。

それと、これは大きな話なんですが、新型のEOS M3が出たために、EOS M2の値段が下がりまくってて、最新タイプの高級コンデジ1台買うよりも安い値段で、ダブルズームキットが買えるお店もあるんですよ。

EOS Mシリーズは、EOS M3で、一眼レフの置き換えに方向転換し、(コンパクトとしては)ビッグ・ボディに変化してしまったんで、こういう、EOSコンパクト路線はEOS M2で早くも終わっていて、かなり貴重な存在になるかも知れない。

一眼レフ対抗モデルも必要だと思うので、EOS M3の路線は進めて行って、EOS M2の路線も「EOSコンパクト」として進めていってもらえれば良いのだけれど、ここら辺は、世間一般のニーズもあるからどうこう言うのは難しいですね。

EOS M2、これいいなぁ・・・欲しいと思う。

EOS M3が激押しされてて、M2は地味な存在になっちゃってるから、いつまで販売しててくれるやら心配。



■追記 ■マニュアルモードも快適!!

EOS M2は、オート撮影メイン設計のボディと言いましたが、どっこい、マニュアル撮影も快適でした。

絞りとシャッター速度の両方を、背面ダイヤル一つで操作するのですが、背面ダイヤルが回しやすいためにこれが心地よい。

たとえば、絞り操作を終えて、次にシャッター速度操作をやりたい時は、カーソルキー(ダイヤルと兼用)の右側を押して切り替えます。

数回もやれば慣れる感じで、くるくる数字を変えるのが結構面白い。

マニュアルモードでも、ISO感度はオートにしておけるのもEOSの流儀。


■EOS KISS X7と完全同等の超高画質コンパクト!!
だからこの写真も同じく撮れる!!

これらは、EOS KISS X7 + EF 70-200mm F4L USMレンズで撮ってきた写真ですが、EOS M2は、EOS KISS X7と画質が完全に同等という超高画質でありますし、なんと、EFマウントアダプターによって、同じレンズを装着できてしまうので、イコール、同じ写真が撮れます。

これは、大きいなんてもんじゃない。

1/2.3インチタイプのスタイリッシュコンパクトのふりして、こういう実力があんじゃあああ!!

すごいぞEOS M2!!!!