個人的にカメラ界で最大のニュース「EOS KISS X9」ですが、ついに7月28日に発売日決定しました。
最初から7月下旬発売とは言われていたけど、もしかして20日くらいに!?とか思ったけど、やっぱりギリギリ最終週でしたが・・・とにかく発売日の決定は嬉しい。
仙台はよっぽど何か起きない限りは、カメラの先行展示なんてしてもらえないため、発売日=ようやく実機に触れられる日となるため待ち遠しいです。
今回の記事では、EOS KISS X7を触りながら、来るべきX9について色々とシミュレートしてみようと思います。
■参考になるのはEOS KISS X2 ?!
X7を触りながら・・・と言っておきながら何ですが、まず、EOS KISS X9のサイズ感は、X7というよりも、あれだ!! X2。
まだKISSそのものが小型カメラだった時代のEOS KISS X2が参考になるのではないか!?と想像します。
確かにEOS KISS X9は位置づけはX7の後継ではあるのですが、X7は、一眼レフデザインの限界を打破した小さなグリップとか、もうX7という独立したラインナップだと思うのです。
X9は、独特な世界観を築いているX7の後継というよりは、むしろEOS KISS X2の後継機と考えてたりします。
さて、そのX2ですが、グリップが保守的な従来の一眼レフとなり、握りやすさはごく自然・・・という事は、この路線に乗ったX9は当然良い感じ。
ちなみに、光学系はEOS KISS X2、X7、X9は同じだったりします。
EOS KISS X2は、F/2.8対応の中央部1点クロス測距を実現したAFに、KISS最大ファンインダー倍率0.87倍を実現!!
それから10年後も構わず最新鋭機に採用され続けるスペック。
これがカメラの世界の良さですな!!
■動体撮影もかなり期待!!
EOS KISS X9のAFは、X2やX7と同じスペック。
これは甘くみてはアカン。
この9点式AFは、初搭載されたかの名機EOS 20Dから言われているのですが「中央部1点の信頼性は極めて高いため、中央部1点で勝負する」のが鉄則。
迫りくるトラくらいなら、十分に撮る事が出来ます。
ちなみに、これは、AFがスローな事で有名なEF 50mm F1.8 STMです。
KISSの中央部1点は、50mm F1.8でも結構バカにできないのであります。
ずんずん迫ってくるトラも、中央部1点でかなりいけます。
ただし、静音モードだと「動体予測AF AIサーボ」が使えないという縛りがあります。
EOS 7D Mark2くらいになると、静音モードだろうが構わずにAIサーボが使えるのですが、さすがにそこはしゃあないところ。
EOS KISS X9も、残念ながらこの縛りは継承されてしまうため、静音モードを常用していると切り替えの手数が増えてしまうため、事前に対策しておきたいところ。
横方向に動く動体なら、さらに全く問題ないです。
もともと、今のデジタルカメラの超絶AFは、カメラの知識が全く無い人がテキトーに撮っても失敗に逆切れしてカメラメーカーにクレームをつけてくる心配をなくす方向に進化してるだけ(?)とも思われるので、本来なら、X2, X7, X9のAFで満足すべきなのかも知れない!!??
思えば、雨の日の三沢基地で、肉眼ですらも追いきれない超超高速動体ジェット戦闘機もEOS KISS X7で追う事が出来ました。
中央1点でひっかけて撮るのが鉄則。
ビデオカメラのノリで、AFに自動追尾させるとかは、まぁ最近の流行ではあるのですが、X2,X7,X9は、独自の作法があるぞという事です。
EOS KISS X9は、この伝統的なAFがそのまま継承されているため、逆に今から大いなる安心感に包まれています!!
この9点式AFは、いかんせん10年もそのままなので、さすがにX9の欠点みたいに言われ続けるでありましょうが、「伝統の9点AFは、まだまだやれる!!」とエールを贈りたい。
それに、処理能力が格段に上がったDiGiC-7搭載、かつ、動体予測AF AIサーボが2に進化しているため、動体撮影は進化している可能性が高い!!
仮に同じでも全く問題ないし、ここはもう何の心配もないです。
さて、伝統の光学AFは全く心配ないですが、ミラーレス撮影はどうか!?
これは、高性能ミラーレス専用機「EOS M5」と同じシステムを採用しているため、明らかに超進化しています。
まず、指でAFポイントをタッチして指示し、親指AFボタン(右上の田ボタンに割り当て変更)を押し込んで合焦、シャッターを切る!!
この黄金のアクションは健在。
AFの速度が圧倒的に速くなるため、何をやっても快適の夢のカメラみたいになるでしょうね。
ミラーレス撮影は、割合的に100枚に1枚くらいしか使っていないため、あまり重要視してなかったのが正直なところ。
X9ではその割合がかなり増えそうです。
早く発売して欲しい!!