2009年5月9日土曜日

あやかしびと、かなり面白い!






まだ全クリアには至っていませんが、PSP用のノベルゲーム「あやかしびと/幻妖異聞録」がかなり面白いです!

選択肢によって変化する各種のルートですが、どのルートも、ラストがとにかくカタルシスがあるというか、熱い展開になってくれるので個人的に満足度が高いのです。

主人公は、妖怪の血を引く人間「人妖」の如月双七(きさらぎそうしち)と、妖怪の「すず」。
「すず」の力を利用しようと、この二人を狙う政府組織「ドミニオン」や、ルートに応じて登場する強敵たち。

如月双七は、登場人物の中では、実はあまり強いとは言えない存在なのですが、自分でそれを認め、慢心することなく、「すず」やその他の愛する人々を守るために努力します。
人間らしい悪心もあるけれども、根はまっすぐでお人よし。
それが裏目に出て、しばしば状況を悪化させることもあり。
このあたりは、プレイしていてイライラする事もあるんですが、最終的には、そういう如月双七だからこそ問題を解決できたんだよ、というパターンに落ち着きます。

このゲームは、ストーリーの中盤が、いわゆる「学園コメディ」になってしまって、個人的にはちょっと退屈かなぁ・・・と思う事もありました。
ただ、学園コメディが進行中であっても、ポツポツと、「強敵の陰謀」や「なんかヤバい事になりそう」という警鐘的なシーンを挟んでくれるので、中だるみ感も少なく、熱い展開の終盤を迎える事が出来ます

バッドエンドも、一つのエンディングとして十分に成り立つほどしっかり作られていて、さすが、パソコン育ちのノベルゲーム(アドベンチャーゲーム)のクオリティの高さを認識出来ますね。

多分、これからプレイするのは、ラストの1ルート。いわゆる「最後に遊ぶ真エンドのルート」というタイプのストーリーになると思います。
どうなることか・・・ワクワク。

とにかく、このゲームをプレイしていると、もっと色々なノベルゲームやアドベンチャーゲームをPSPでやってみたくなりますね。