2009年5月15日金曜日

あやかしびと、全クリアしました


PSPの「あやかしびと/幻妖異聞録Portable」ですが、全クリアしました。
仕事やプライベートが立て込んでいましたが、空いた時間を見つけてちょっとづつでも先に進めるPSPは、やっぱり助かります。

最後にプレイした、いわゆる「真ルート」に相当するシナリオですが、内容を書いてしまうとネタバレになるので抽象的な表現になってしまう事をお詫びしますが、想像していたものを越える満足度でした。

主人公の如月双七(本名、武部涼一)の力の本当の姿や、ヒロインである如月すずが自分で選び取った運命、そして彼らを支えてきた者たち、敵対する者たちの行く末・・・。
実に見事なストーリー運びでした。
終盤の展開には、かなり度肝を抜かれるものもあり、こういうのは一本道で完成させなければならない小説やRPGなどでは難しい、アドベンチャーゲーム、ノベルゲームの醍醐味だなぁと膝を打つ思いでしたね。

妖怪やバトルなどを扱ったテーマゆえに、万人に合う作品ではないでしょうが、私にとっては今まで遊んできたアドベンチャーやノベルゲームの中でも、かなり上位に食い込む傑作だと感じられました。

登場するキャラクターは、人ではないモノが中心なせいか、どうしても癖が強くなってしまうのですが、とにかく数多い全員が丁寧に描かれており、それぞれにかなりの見せ場が用意されているのにも感心させられますね。
好きなキャラクターの一位は、ダントツで「佐藤のおっちゃん」です。
全ルート共通の冒頭である、「佐藤のおっちゃん」編(?)は、個人的にはその後の学園生活編よりも輝いていました。

うーん。この勢いでPSPでどんどんとアドベンチャーやノベルゲームをやりたい気分ですね。
時間が無い社会人も、PSPならある程度何とでもなるのが心強い。

今日は、ヨーロッパ向けに開発したプログラムのレビュー・・・気が重いけど、如月双七みたいに頑張ろうっと・・・。