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2009年5月22日金曜日
PSPの「音源」とサウンド機能
PSPは、さまざまなフォーマットに対応した音楽プレイヤー、ビデオプレイヤーとして高い能力を持っていますが、その一級のポータブルAV機器としてのメリットは、そのままゲームでも遺憾なく発揮されています。
PSPのゲームは、もちろんゲームで遊ぶ楽しみが本筋ではありますが、以前も書かせて頂いた通り、携帯ゲーム機唯一の1677万7216色フルカラーグラフィックス、そして、高性能音源によるサウンドも大きな楽しみの一つです。
今回の記事は、このサウンド機能について書かせて頂きたいと思います。
高性能音源と言っても、さすがに、ハイビジョンシアターそのものを実現出来るPS3とは比べられませんが、それまで性能的に相当な妥協を強いられた携帯ゲーム機の中にあっては、PSPの性能はやはり突出しています。
PSP以前の携帯ゲーム機は、そもそもサウンドをどうこう言う前に、ヘッドホンに強いノイズが乗ってくるなど、到底聴けるレベルにないものもありましたから、ゲームBGMをそのままミュージックプレイヤー代わりに出来るほどのPSPの音源は、感慨深いものがありますね。
PSPの音源を堪能するには、「ゲームアーカイブス」が手っ取り早いかな、と思います。
当時、初代プレイステーションにおいて、いわゆる「音楽CDレベル」と言われたゲームBGMの数々が、全てPSPの本体音源を使って再現されています。
また、コナミの一連のシューティングゲームシリーズは名曲ぞろい。
特に、「パロディウス/ポータブル」「ツインビー/ポータブル」「グラディウス/ポータブル」あたり(沙羅曼蛇/ポータブルはまだ買っていません)は、個人的には、ソフトに実装されているミュージックプレイヤー機能だけを目当てに買っても損はしないと思います。
特に、クラッシックの名曲を派手にアレンジした「パロディウス/ポータブル」の「極上パロディウス」の音楽は、コナミのクリエイターの手腕や曲そのものも素晴らしいですし、音源にしても、PSPサウンドの性能の高さに脱帽する事うけあいです。
自分の耳に合ったヘッドホンがあれば言う事がありません。
それと、スクウェアエニックスの「ファイナルファンタジー」の、まるで生演奏を目の前で聴いているかのようなアレンジを施されたBGMも忘れてはいけないです。
PSPの性能を活かしたグラフィックスが注目されますが、個人的には、やっぱり音楽を聴くだけでもかなりの価値があると思います。
もちろん、全てのゲームが素晴らしいサウンドが保障されているわけではありません。買う前の心配はいつの時代も変わらないですが、少なくともPSPは、本体の音源性能そのものには不安が無いですから、あとは開発の方の努力を信じるのみ。
ともあれ、「えーっ、これ携帯ゲーム機で鳴っているのかー!」というサウンドに対する驚きも、PSPの楽しみの一つでもあります。
これから発売されるゲームの中では、「ぼくの夏休み4」の心に染みるであろう、瀬戸内海の環境サウンド?にも期待が高まりますし、7月16日に発売予定の「イース1&2クロニクルズ」は、ただでさえ名曲のこのゲーム、さらにPSP独自アレンジのBGM(PC88版、Windows版のBGMも選択可能!)なので、今から楽しみでしょうがありません。
ただ、具体的にPSPの音源のスペックがどれくらいなのか、スペック表を見てもネットを調べてもハッキリとは分からなかったです。
おそらく、サンプリング周波数44.1KHz(音楽CD並み)のステレオPCM音源24音同時発声に相当するレベルの性能ではないかと思われますが、どうなんでしょうね。
もっと良いんでしょうか。