2014年5月9日金曜日

青空のようなマーブル模様「パイロット・スリープラスワンエグゼクト・ブラック&ブルー」

今回の記事では、パイロット社の多機能ペン「スリープラスワンエグゼクト・ブラック&ブルー」について書かせて頂きたいと思います。


スリープラスワン(3+1)エグゼクトは、パイロット社の高級ライン多機能ペンであり、その名前が示す通りに、3色ボールペン(0.7mmの赤・黒・青)+0.5mmシャープペンシルの4機能(3+1)を備えています。

化粧箱については、今回はレギュラータイプのケースに納められておりましたが、お店や担当者さんによって変わる事があるため、必ずしも同じものになるとは限らないです。


紙製のシールドを外し、樹脂製の透明ケースを開くと、いよいよ取扱説明書と筆記具本体が姿を現してくれます。


カラー名はブラック&ブルーと言いますが、ブラックという要素は感じられず、青い雲が広がる青空という印象。

いわゆる万年筆ルックのドシッとした貫禄あるフォルムのペンではあるのですが、メタリックブルーとゴールドトリムのカラーリングが綺羅とした魅力を発散していて、やや大ぶりではあるものの女性にもオススメできるフレッシュな仕上がりとなっています。


徹底して万年筆レベルの高級品位感を取り入れた設計・デザインは見事の一言で、セーラー万年筆社の「プロフィット4」が好敵手となるでありましょう。


ペン先の繰り出しは、振り子方式の軸ノックとなります。

振り子方式とは、使いたい機能を上方向に向けて軸をノックするだけで、その機能のペン先が繰り出される仕組みで、慣れてくると片手だけでも自由に機能選択も可能になります。


0.5mmシャープペンシルです。


0.7mm油性ボールペンてす。

ペン先に色が塗られていて、機能を間違える危険性が低くなるように配慮されています。

念のため、インク汚れと間違えて慌ててはいけません。


軸がやや太いため、太いペンが苦手な方にはちょっと疲れるかも知れませんが、真鍮の軸は極めて剛性感があり、書き味に隙はありません。

ちなみに、多機能ペンのような「可動機構の存在するペン」は、どんな高級品であっても、角度によっては、どうしてもややペン先のノイズや緩みが発生する事がありますが、角度を変えるとその度合が緩和されるという特性があるため、何かあっても慌てない事が肝要であります。