0.5mm未満の極細シャープペンシルは使いたいけれど、筆圧をかけるとポキンと折れやすく、どうも心配で手が出しにくい・・・。
そんな心配事を一発で吹き飛ばす、革新的な極細シャープペンシルが登場しました!!
その名は「ぺんてる ORENZ(オレンズ)」
お店には、レッド、スカイブルー、ブラックの3色が置いてありましたが、今回はブラック色を購入させて頂きました。
芯径は、なんと驚異の0.2mmなのです!!
芯が折れにくいとかじゃなく、パッケージには自信たっぷりと「不思議なほど 芯が折れない」という文言がデカデカと印刷されていて、これは絶対に試してみなければ!!という気持ちにさせられます。
パッケージの裏には、芯が折れない秘密が細かく解説されてあって、必読となっております。
平たく言うと、常時、芯がパイプ(リードスリーブ)の中に埋まる状態が維持されるため、普通に使ってるうちは、金属製のパイプの防護を受けて、芯が折れない!!というわけです。
軸にいきなりデカイ注意書きがベタ貼りされてますが、シャープペンシルなのに「芯を出さないで書いて下さい」という画期的な文言になっていて、「!?」ってなりますね。
ただ、芯を出さないで書いて下さいという文言ではあるのですが、決して「ノックが不要です」という話ではないので、誤解しないよう注意が必要です。
つまり、初回は、ちゃんとノックしてリードスリーブを出す必要があります。
それから、芯をリードスリーブから出さないままで書いていくわけです。
ちょっと待て、金属のリードスリーブのまま書いたら紙が破れてしまうんじゃないの?と心配になるでしょうけれど、そこはぺんてる社の技術力。
リードスリーブがそのままシャープペンシルの芯になったかのように普通に書いていく事ができちゃいますよ。
これが自慢のペン先ですが、0.2mmともなると、もう何らかの精密機械用の工具・・・のような感じ。
ぎょっとするくらい、細くて鋭いリードスリーブです。
ちなみに、このリードスリーブは収納式になっていて、ペン尻をノックしたままで押し込むと口金の内部にスッと完全に収納される構造になっています。
胸ポケットに入れても、シャツに刺さるという事がありません。
実際に書いていくと分かるのですが、リードスリーブのまま書いているわけですが、芯の摩耗に合わせてリードスリープがドンドン短くなって行く、なかなか他では見られない構造となっております。
実際に筆記してみると、0.2mmなのに、0.5mmくらいの勢いで書いても全く本当に折れないです。
まさに極細ファンの歓呼の声が聞こえるような完成度。
フランスのウォーターマン社の0.5mmシャープペンシルと比較してみると、0.2mmの細密さがよく分かります。
この細さを、0.5mmと変わらない、いや、それどころじゃない、もっと剛強な0.7mm芯で書いているような(!!!)強い勢いでドンドン書いても全然大丈夫!!
ちなみに、繰り返しますが、このペンは、ノック不要なペンではありません。
書いていくうちに芯の摩耗に合わせてリードスリーブが短くなって行くので、ノックは普通にやって下さいませです。
ノックしなくとも芯が出るのではなく、リードスリーブの中に芯を収納したままで書けるシャープペンシルなのです。
念のため。
文字は良いとして、それでは、たとえば、長い線を、強い筆圧をかけてぐりぐりと書いたらどうだろう?ってやってみましたが、こういうのも全然OKでした!!
ズォーっと線を引いても、掠れたり、リードスリーブが紙を削ったりする事なく、良い意味でごく普通にスムーズに書けて、ほとほと感心させられました。
こういうのって、スピードを上げて書いたら最後、リードスリーブの動きが芯の摩耗に追いつかなくなってガリッと行ったりするんじゃないか?なーんて思ってしまいましたが、そんなのお見通しだ!!と言わんばかりに、見事にバッチリ設計されておりました。
ううむ脱帽です。
やっぱり日本の製造技術はグレートでありますな!!