2016年9月18日日曜日

雨上がりの秋保大滝をPowerShot G5Xと、EF-S 10-18mmレンズで撮ってみました

今回の記事では、PowerShot G5Xと、EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMレンズで、初めて秋保大滝を撮影してみましたので、その写真を掲載させて頂きたいと思います。

秋保に出かけるにあたって、機材はEOS KISS X7と、PowerShot G5Xの2台。

交換レンズは、今回の主役であるEF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMと、それだけではなくて、EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STMと、EF 70-200mm F4L USMも持って行く事にしました。

ただ、写真始めた頃って、カメラマン気取りたくてとにかく荷物を大げさにしたがる癖があった私ですが、今はもう全然違う。

むしろ、荷物の大げさ感を低減したくて色々試行錯誤するようになっています。

交換レンズは、カジュアルなビニール製の手提げに入れてみました(タオルでぶつかり傷防止)。


EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMは、夢の「軽量・コンパクト・スタイリッシュな超広角ズーム」なんですが、EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STMも負けてはいません。

キヤノンの全レンズの中でも、隠れた名玉なのではないかと思います(※耐久性は心配)。

EF 70-200mm F4L USMは、いまどきのレンズと比較すると、手振れ補正装置が無いというのは泣き所ですが、補正光学系が無い分、無理なく超高画質を得ているのが大きなアドバンテージ。

あと20年後でも、EFマウントが存続して、このレンズが破損さえしていなければ、まだまだ高画質レンズで鳴らしている気がする!


ちなみにカメラ本体は、小傷がつかないように、100円ショップから購入した防水シャワーキャップを加工したカバーかぶせてます。

本格的なカバーだと、大きくて重くて、やがて面倒でつけなくなってしまうのが経験上分かって来たので、試行錯誤してここにたどり着いたのでした。


■PowerShot G5X
秋保大滝デビュー撮影

※全て手持ち撮影です

シャッター速度1/6秒、絞りF/8、内蔵NDフィルターON。

PowerShot G5Xは、液晶を裏返して、フィルムカメラと同等の使い方が出来るため、液晶パネルの汚れを一切気にせずに顔面に押し当てて撮影出来ます。

このため、手持ちでも、がっちりとホールド出来て、1/6秒のシャッター速度でもギリギリ安定した撮影が可能!!

身体の小ささと、有機ELファインダー搭載を極限までアドバンテージとして生かし切ったスーパーカメラだと思います。


シャッター速度1/4秒、絞り・最小のF/11、内蔵NDフィルターON。

まさか、手持ちでここまで綺麗に滝の水をスローで流して撮れるとは・・・!!

おそるべし、PowerShot G5X!!

顔にもう跡が残るくらいガッチリ貼り付けて撮影してます。

それと、PowerShot Gの大きなアドバンテージの一つは、やはり内蔵NDフィルターです。

いつ雨が降るか分からない曇天とは言え、日中は光量が多く、普通は1/4秒なんてやろうものなら、無慈悲な露出オーバー攻撃にあいます。

でも、内蔵NDフィルターは3段もの現行(3段減光というのは、1/8まで光量を減らす、という意味です)なので、日中の滝の撮影はかなり良い感じに出来ますね。


滝つぼまで含んだ全景。

PowerShot G5Xが搭載する、APS-C換算で15-63mm F1.8-2.8の大口径ズームレンズは、レンズ交換が出来ないというGシリーズの弱点を補ってあまりある高性能レンズ。

広角側の周辺部分に弱みがある事実は厳然としてありますが、中間域、特に中央部は、一眼レフ用の単焦点レンズも真っ青の鮮鋭度を見せてくれます。

画角も、15-63mmあると、よほどの事が無い限り十分だというケースがほとんど。


1インチセンサー+キヤノン映像エンジンDiGiC-6の組み合わせは本当に優秀で、逆光気味の山の中に走る滝・・・などという、難しさマキシマム・グレードの被写体も良い感じに撮影させてくれます。

市場には、より進化したDiGiC-7搭載カメラも登場しており、この1インチセンサーの魅力は今後まだまだアップして行きそうですね。


■EOS KISS X7で撮影

秋保大滝神社の狛犬です。

EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMレンズで、ミラーレス撮影しています。

ミラーレスと言えば、いよいよ本命とされるEOS M5が発表されましたが、EOS KISS X7は、心から撮影が楽しい一眼レフというだけでなく、そのミラーレス撮影までも楽しくこなせる事が可能で、その魅力は薄まる気配さえありません。

しかも、EF-S 10-18は、もともとがミラーレスに対応したレンズなので世話もありません。


EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMレンズで撮影。

焦点距離10mm。

10mmのひっぱり感は猛烈ですね。

このひっぱり感って、撮影のアングルをちょっと間違えると、視覚のパンチゆえまるで船酔いみたいに気持ち悪くなってしまう方もおられるので、超広角レンズはこれくらいが限度いっぱいかな、という気もしますね。


広がる森の中に赤い提灯。

こういう画は、10mmの威力を感じますね。

超広角ズームなのに、EOS KISS X7の軽さを全くスポイルしない、小さいボディの大物レンズ、それがEF-S 10-18か。


これも焦点距離10mm。

アクセントのため、内蔵フラッシュを焚いて撮影しています。

EOS KISS X7の内蔵フラッシュは本当に大活躍です。

理想は外付けスピードライトですが、本格的にポートレイト撮影させて頂くとか、そういう時じゃないと持ち歩かないのが個人的な泣き所。

でも、内蔵フラッシュはバカにできない、というか、とても力のある装備なので、その安心から持ち歩かないという面もあるんですよね。


EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMレンズ、いよいよ秋保大滝撮影デビューです。

焦点距離は、とても好きな14mm。

シャッター速度1/6秒、絞りは最小のF/22。

PowerShot G5Xと違い、もちろん内蔵NDフィルターはありませんが、このレンズ、絞りをF/22まで絞れるのでなんとか行けます。

画質は鮮明さを欠くとは言え、画素が1800万画素という、冷静に考えるととんでもねぇ分量があるので、私の最終目的地であるA4プリントにはほぼ影響ない感じですね。

あと、手振れ補正装置ISは、やはり物凄い効き目。

EOS KISS X7は、生粋の一眼レフなので、元々優秀なホールド性とあいまってブレにはスペックを超えて強い印象。


EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMも素晴らしいレンズなのですが、どっこい、負けていないのがEF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STM。

私がフルサイズカメラを(今の所)欲しくないのは、ずばり、このレンズが使えないカメラに興味がないから。

小さくて、軽くて、写りが良いという、良レンズ三原則をクリアし、さらにスタイルも良し。

このレンズ、確かに持ち出す機会は少ないのですが、このレンズがバックに控えてくれているから、どんな時でも心に余裕を持てるという所があるんです。

焦点距離55mm、シャッター速度1/6秒、絞り・最小F/22。


森の中の一枚。

手前の木に内蔵フラッシュを焚いて撮影しています。

焦点距離18mm。

EF-S 10-18の18mmと、EF-S 18-55の18mm、どちらも良い味なんですよね。



さて、EF-S軍団も良いですが、EF 70-200mm F4L USMでも撮影してみました。

秋保大滝の上流です。

この先が恐ろしい滝となって流れ落ちると思うと、なかなか下ッ腹がゾワゾワして来ます。


EF 70-200mm F4L USMで撮影。

滝が落ちる部分です。

しかし、EF70-200mm F4Lは、昔のフィルム用レンズなんですけれど、白Lレンズとしては破格の705gという軽さ、美しいボディとあいまって、最新式レンズとそん色のない輝きを発揮し続けていますね。

今から買うのなら、さすがにIS付きモデルをおすすめしますが、このレンズを忘れないでほしい。


雨上がりで猛る秋保大滝。

望遠で一部を切り取る撮影も楽しいですね。

高速シャッターで荒々しさを写し取っていますが、現場の雰囲気はまさにこの感じでした。


これは、秋保からの帰り道に撮影した写真ですが、EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMレンズで、ミラーレス撮影しています。

ミラーレス撮影は、一眼レフでもかなりお役立ちになっていますね。

心に響くフィーリングの一眼レフと、便利なミラーレス。

それを両立出来ているEOS KISS X7は、本当に良いカメラじゃ!!