2016年9月19日月曜日

真夏のみちのく公園にて

今回の記事では、真夏の「みちのく公園」を、EOS KISS X7と、PowerShot G5Xで撮影してみましたので、その写真を掲載させて頂きたいと思います。


■PowerShot G5X


緑鮮やかなコキア畑!!

秋になると紅葉するのですが、今はまだカンカンに暑い夏。

でも、東北の冬はとても厳しいので、夏の暑さは実は個人的には大好き。


小さなひまわりがポコポコっと咲いていてとても可愛い!!


コキアとひまわりの組み合わせで写真が撮れて結構嬉しい。

空が曇っているのがちょっと心残りだけれど、来てよかった。


EOS KISS X7と、EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMレンズです。

カメラ2台と言うと大げさに思えるのですが、EOS KISS X7と、PowerShot G5Xだと、その大げさ感は全然なくて、しかもガッチリ写真撮れて2倍嬉しい感じです。


■EOS KISS X7


入口のオブジェ越しに。

EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMで撮影。
焦点距離18mm。


入口のオブジェ全景。

EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMレンズ、焦点距離10mm。

10mmはホント「これ以上いらねーーー」ってくらい広い画角で困惑する。

一歩間違うと、見ているだけで船酔いみたいになってしまう方もおられるので、超広角はこのあたりが限度でしょうか。


EF 100mm F2.8L IS USMレンズで撮影。

100mmは、より軽量なタムロンSP 90mm F/2.8 Diレンズに押されてあまり出番無いんですが、一度使うと、純正の超高精度、高速AF、とにかく快適度がハンパじゃなくて、「ええい、純正とは、やるものだな!!」と軽くガンダムっぽいセリフで感心させられることばかり。


EF 100mm F2.8L IS USMレンズで撮影。

絞りF/5.6。

このレンズの良い所は、描写がシャープネスばっかり言ってるガリガリな感じじゃなく、フィルム時代のテイストを残した優しい感じになる点。

キヤノンのレンズやカメラは、スペックの数字を追及するというより、昔ながらの写真の味を高める方向に熱意があって、スペック数字は単なる副産物でたまたま良いものが出てきた、という流れのような気がする。


EF 100mm F2.8L IS USMレンズで撮影。

100mmは、ほどよい画角で風景が切り取られて、写真を撮るのには一番燃える画角かも知れない。


EF 100mm F2.8L IS USMレンズで撮影。

やはり1枚は撮りたい、絞り開放F/2.8です。

ぼけ味はもう何の文句も無いですが、APS-Cは、とにかくセンサーが「こんなにデカくなくていいのに・・・」と言いたいくらい、異様なまでに大き過ぎて、その副産物としてやたらボケがデカいのが泣き所。

ぼけて欲しくない時の方が遥かに多いのですが、意図せずにバンバンボケまくるので、ピントが深い1/2.3インチセンサーの進化を心待ちにする気持ちも強いですね。

ただ、キヤノンのAPS-Cセンサーは、スペックの数字を超えた素晴らしい画質なので、決して手放せないものではあります。


EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMレンズで撮影、焦点距離10mm。

ぐおお、10mm、画角が広すぎてクラクラしてしまう。

ここまで広い画角って必要あるのか、とか言っていると、とてもEF8-15mm F4L USMレンズとか買えないのでイカンイカン。


古民家を、EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMレンズで撮影。

ISO感度400、焦点距離10mm、絞りF/5.6、シャッター速度1/13秒。

このレンズ、超広角なのに、手振れ補正装置ISが搭載されていて、薄暗い室内では大車輪の活躍を見せてくれます。

あの名玉EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USMレンズは、レンズそのものは明るいものの、古民家くらいの暗い場所にはさすがに苦戦していたので、まさに最新世代レンズの面目躍如。


古民家を、EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMレンズで撮影。

ISO感度400、焦点距離18mm、絞りF/5.6、シャッター速度は、手持ちの限界を超えている1/8秒。

1/8秒で安定した画が撮れるのは、撮影の広がりが明快にあって心がジーンとしてしまう。


古民家を、EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMレンズで撮影。

ISO感度400、焦点距離18mm、絞りF/5.6、シャッター速度は、これも1/8秒。

古民家はかなり暗くて、ISO感度をガンガン上げないと対応出来なかったのですが、このレンズなら400あれば大丈夫。

スペックではF/4.5-5.6と暗いレンズの部類なんですが、実際は全く気にならないです。

EOS KISS X7が、もともと、軽量型としては相当に明るいファインダーを持っている、というプラス要素もあるけれど。

このレンズは、アドバンテージしか感じないです、正直。


古民家を、EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMレンズで撮影。

焦点距離12mm。

12mmも思い入れが深いです。

もともと、あの名玉EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USMが登場する前は、12mmが花形だったと思うのですが、フルサイズ用だったから、例によってデカくて重くて・・・という定番の流れだったんですが、一夜にして常識が覆り、そして、APS-Cが「広角弱い」といううるっさい念仏から解放されて、ようやく自由を手にした瞬間だった気がします。

その新しい時代の境目にあったのが12mmで、今も色々思う所の深い画角ではあります。


古民家の黒電話。

これは、シャッター速度1/6秒。

ガッチリとホールドすると、1/6秒、1/4秒くらいまでは手持ちで安定する事が確かめられました。

キヤノンの手振れ補正装置ISは、スペックやベンチマークなんかどうでもよくて、現実にフィールドで実力を発揮するタイプですな。

長年培った制御の妙のような、職人技が生きている気がする。


古民家の足踏み式ミシン。

この部屋は、窓もない狭い部屋で、相当に暗い場所。

ISO感度3200、シャッター速度1/8秒です。

ISO感度6400や12800じゃないと厳しい所、3200で行けるのはまさに手振れ補正装置ISのパワー。


まさか、と思って、シャッター速度を1/2秒(!!!!)で撮影してみました。

さすがに、さすがに、等倍だと微細にブレてはいるんですが、いかんせん画素数が1800万画素もあるので、A4プリントでもギリギリ大丈夫な感じ。

ISO感度は100に設定しても大丈夫。

いや、これはもう、写真の撮り方が変わってしまうくらいのインパクトあります。

超広角で手振れ補正をバッチリ効かすって、どんだけ難易度高いか・・・。

しかも、このレンズ、言ったら「値段安い部類」のレンズなのに、Lレンズ並みの気合の入りよう。

キヤノンの開発者にはレベル9999くらいの勇者が何人もいると見た。


EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMは、安い・軽い・写りが良い・かっこ良い、という、良レンズ3原則+アルファを達成した、プラチナトロフィー受賞クラスのレンズですね。

高くて凄いもの、というのも良いけど、やはりこういうレンズを作ってもらえてこそ、メーカーへの好感度が高い上にさらに高まります。

こういうレンズにこそ、こういうレンズにこそ、カメラグランプリとかの最高金賞をやらないとイカンよ!!(イカン!!)

というか、もう今、受賞です。(確定処理)


古民家とPowerShot G5X。

こういう写真も気軽に手早く撮れるのが良いですねー。

G5Xと言えば、小さくて、めっちゃ凄いカメラ。

これから先の時代、PowerShot Gシリーズはますます重要になって来ると思う。