今回の記事では、Windows10 Technical Preview上で、キヤノンのRAW現像ソフトDPPを使ってみました。
Windows10の環境は、オラクルの仮想環境Virtual Box、64bitです。
DPPは、ネット上で公開されているDLバージョン(DLにはカメラの製造番号が必要)で、OSは64bitなのですが、DPPそのものは32bit版。
ダウンロードからインストールまで、何の問題もなくサクサク行きました。
処理も何の問題もなさそう。
写真データは、ローカルディスクではなくて、ネットワーク越しにWindows7上のものを読んでいるのですが、これも問題なしです。
EOS KISS X7で撮影した、愛車のアイちゃんの写真を単純に現像しているのですが、これも何の問題もなしです。
ちなみに、DPPには一つ大きな制限があって、横方向の解像度が1024ドットないと起動しないのです。
今のWindows 10 Technical Preview + 仮想環境だと、1024x768ドットなのでギリギリ大丈夫。
しかし、8インチWindowsタブレットだと、その多くが1280x800ドットなんで、タテ持ちしようとすると、横方向が800ドットゆえに起動しない(方向の指摘は無い)んで注意が必要です。
現像・jpegへの変換時は、CPU使用率が限界まで高まっています。
物理CPUは、Core i7-2630QMでありますが、仮想環境じゃないフルの4コア8スレッドでも傾向は同じくパンパンまで使用する感じですね。
ただ、処理速度は、さすがはCore i7と言うべきか、物理環境のAtom Z3740よりハッキリ体感で分かるくらい速いです。
ただ、メモリが1.9GBしかないんでそこはネック。
DPPをストレスなく使いたければ4GBは欲しいところ。
EOS KISS X2の1200万画素は本当に良かったなぁ。
1800万画素は、ファイルサイズが膨張しすぎてちょっとゲンナリする。
今後、2400万画素だの5000万画素に膨張されたら、さすがの私も悲しい暗い目をしながら作業するようになるかも。
現像後のリサイズは、愛用しているフリーソフトの「リサイズ簡単pro」をインストールしました。
インストールそのものは、全く問題なしです。
ちなみに、Windows10のスタートメニュー、自分が使いやすいようにアレンジ出来るんで、ああ自分の環境なんだなぁという感覚が濃く得られて楽しい。
リサイズの処理も特に問題なしです。
Windows10って、ベースがWindows8.1なんで、ベースの完成度が高いから色々普通に使えるなぁ。
新機能とかはまだ作りこみが必要なんだろうけど、PCとしては、このまま製品版として使ってもいけそうな勢い。
愛車のアイちゃんの写真、ナンバープレートの部分の切り抜き加工ですが、付属アプリのペイントで簡単にやってみました。
まぁ付属アプリなので、言ったら当たり前になっちゃいますが、処理には何の問題もないですねー。
ペイントは、8インチWindowsタブレットでもよく使うんで、10でも現在なのは嬉しいです。
■Windows10上のDPPで現像した写真
愛車のアイちゃんの写真です。
EOS KISS X7 + EF-S 24mm F2.8 STMレンズで撮影しました。
別にRAWで撮影しなくても良いじゃんと思われるでしょうが、RAWだと、ディテールなどの情報が省略されずに濃く残っているので、RAWで撮れるカメラならRAWで撮るべきって思えますね。
Windows10、画面のデザインは大昔の8bitパソコンみたいで、そこはあんまり好きじゃないけど、使いやすいし、機能面でもばっちりだし、このままの調子で製品版を早く出して欲しいですね。