今回の記事では、ついにPS4で産声を上げた新世代のドラクエ、「ドラゴンクエスト・ヒーローズ/闇竜と世界樹の城」の初プレイについて書かせて頂きたいと思います。
実は、ブルーレイ・ディスク版を予約していたので、ゲームそのものは発売日に届けて頂いたのですが、うちは家族がPS4でDVDやナスネの録画を見るのを楽しみにしてるため、使用権が厳しくなかなかプレイ出来ない事情があります。
今日はさすがに使用権を無理に得てゲーム起動。
おなじみのオープニング曲が感慨深いですが、このドラゴンクエストのおなじみの音楽というのが大きな力を持っていて、このゲームにおいて随所で心をワクワクと盛り上げてくれますよ。
おなじみの音楽と言えば、冒険の書を作る時の軽やかなメロディー。
ゲームを始める前から、早く早くとテンションが上がりまくりです。
プレイキャラクターは、ちょうど、極上なアクションRPGの「朧村正」をヴィータさんでやってて、その主役の「百姫」がかなりお気に入りとなってるんで、その勢いのまま、女性剣士のメーアを選んでみました。
メーアの鎧の金属感が見事ですねぇ。
ただまぁ言ってしまえば、PS4は、次世代グラフィックスの「インファマス・ファーストライト」や「ザ・ラスト・オブ・アス」などを描けるわけで、こんくらい余裕余裕なんでしょうが、それでも良いものは良い。
モンスターと人間が仲良く共存しているエルサーゼ王国ですが、なんかどう見てもラスボスっぽい人が出てきて呪文唱えたら、モンスター豹変。
ここら辺、想像以上に怖いです。
ザ・ラスト・オブ・アスにおいて、平和な日常が打ち砕かれて行く恐怖をゲームで味わった後なので、こういう平和が壊れるさまが克明に描写される次世代機映像は心に刺さりますねー。
ドラゴンクエストは、うまくPS4の特長を使っていて、PS4のコントローラー・デュアルショック4のスピーカーからミーアの声が出てきたり、秒間60フレームで滑らかに画面が動いたり、エフェクトが豪華だったり、どんどんと良い予感が膨らんで行きます。
いよいよ、コマンド戦闘ではない、アクションのドラゴンクエスト開始!!
なんか、これを長い間待っていたのかも知れない!!
そう言ってしまうくらい、面白い!!
アクションと言いますが、まずは優秀なコントローラーが無ければならず、そこはPS4も、リモート・プレイでお世話になる携帯機のヴィータも、全く心配ないというのは大きい。
そういう基礎がしっかり出来上がっている上で、さて、ドラクエ・アクションは見事。
私自身、良質なアクションRPGの「朧村正」をやっている流れもあって、とにかくアクションRPGへの好感度が激しくアップ中というプラス補正もあるんでしょうけど、ドラゴンクエストのキャラクターを、思いのままに、縦横無尽に動かせるのは、これ実際にやるととてつもなく大きい。
操作も複雑ではなく、魔法や剣の連打も自分の体の一部であるかのように出して行けるのは、もはや非常な快感であります。
左スティックで移動、右スティックでカメラという、お馴染みの操作もばっちり。
ただ、「朧村正」やってるんで、どうしても百姫の二段ジャンプしそう(最初は出来ない)になってしまうけど、私だけの事情なんでどうでもいいです。
ついに、テキストではなく、本当にダイレクトに「まもののむれがあらわれた!!」がPS4のパワーで実現しました!!
冗談じゃない、レベル2とか3で、こんな大量の魔物って相手出来るもんなんだっけ?!と腰が引けるくらい魔物の群れが押し寄せて来ます。
最初のうちは、まぁ適当に連打してても良いけど、地味にダメージ食らわせられるので、回避や防御を使っていく必要が感じられるのですが、これが自然で面倒じゃない。
むしろ、楽しさがどんどん上がっていく感じ。
まだ最初なのですが、とりあえず、R2トリガーでもって華麗に体を回転させての回避を多用し、頃合を見て連打で魔物の群れにダメージ、四角ボタン+R1ボタンで魔法「ダイヤモンド・ダスト」炸裂というのが楽しい。
ちなみに、音楽は、おなじみのドラゴンクエストの戦闘曲の数々!! これ、話だけ聞くと「あ、そうなんだ」程度かも知れないですが、この快適なアクションと共に流れるというのは格別で、もう激しくテンションが上がりますよ!!
まさか、これほど盛り上がるとは思ってもみなかった、そんな事を言えてしまうくらい。
ドラクエと言えば、もちろんコマンド戦闘だし、それを否定するものでは一切ありませんし、まだ始まりの段階で気が早すぎるのも分かってますが、それでも、これほど自分が戦っている感満載の優れたアクションを得れば、もしかしたら、コマンド戦闘からアクションに大移動があっても良いのかなという勢いがあります。
極端にどっちかに寄せずとも、もしかしたら、アクションかコマンドかの選択式にしても良いかも知れない・・・!?
気になるシナリオも、王様とメーア、アクトの三人だけで、国を守るために、リアルタイムで本当に押し寄せる魔物の大群に挑むという!!のっけからめっちゃくちや熱い展開が来て、ぐっとなりますねぇ!!
「次世代ドラゴンクエストすげぇーーーーっ!!」ってなったのが、早くも姿を現したドラゴンとの戦い!!
このドラゴン、ちょっと話には聞いていたのですが、実際に目の前に出てきて相対すると、逃げ腰になっちゃうくらい大迫力です。
これ、まじめにスゲェです。
ちなみに、ドラゴンと言っても、単に体がでかいだけで、連打でごり押しすれば終わりなんじゃないの??などと甘い事を考えてはなりません。
「朧村正」のボスがそうであるように、一撃がとても重たく、ごり押しは効かないように調整されています。
試しにごり押ししてみましたが、一撃のパワー差が圧倒的に負けるんで、馬鹿みたいにこっちがやられてしまうんです。
えー、難しそう・・・と思うかも知れないですが、実際にやってみると、まるで自分が本当に現場で戦っているかのような感覚になり、とても楽しい!!!!
ゲームオーバーになっても、あっという間に再チャレンジ可能なのが素敵。
このドラゴン、想像していたドラゴン通り?の生き生きした動きをして来て、私の心は大騒ぎ。
激しい炎を吐き、巨体で押しつぶそうとしたり、長い尻尾を巨大ムチのように振り回してなぎ払ってくる!!
メーアはR2トリガーにより、尻尾の一撃を回転して回避し、ガンガン攻撃を叩き込む!!
ドラゴンの質感もなかなかに見事。
PS4が得意とする完全なフォトリアルでもなく、セルアニメ調でもない、言うなれば中間のアニメリアルな質感。
これがですねー、アクションととても相性が良い感じです。
このドラゴン戦!! まさに新世代のドラゴンクエストの幕開けにふさわしいくらい楽しい!!
大きく出れば、このドラゴンだけでも、ソフト代の8000円の価値が得られたくらいの勢い。
この処理単体でどうじゃなく、ドラクエのアクション化という壮大な試みが成功したのではないか!?という思いに対する勢いだったりします。
メーアの攻撃を食らうドラゴンの表情も、なんだコノヤローて気持ちがよく出てて、スクリーンショット見るだけでも戦闘を思い出してわくわくして来るレベル。
このドラゴンクエスト、もしかしたら、あくまでも、単なる勢いで言うだけなんですけど、ドラクエの歴史そのものの大転換点になるやも知れませんね!!
まぁ、かなり気が早いですが、それくらいの勢いが感じられたという事です。