2016年8月14日日曜日

ついに超軽量・超広角ズームのEF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMレンズが来ました!!

先日、冷蔵庫が壊れてしまって泣く泣く新しいのを購入しましたが、その時のポイントを使って良いという許可が家族から出たため、いよいよ「EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STM」レンズを購入させて頂きました!!


実は、コンパクトカメラを強化したくて、PowerShot G9Xか、EOS M10のどちらかを購入するつもりでお店に出かけたのです。

しかし、考えに考え抜いた末、EOS KISS X7に超軽量のまま(!!)超広角域を与える(!!)このレンズを手にするのがベストじゃないか、と電撃が走ってレンズ購入となったのです。


一旦購入させて頂けば、もう嬉しくて嬉しくて、外箱を袋から出して眺めながら歩く始末でした。


EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMは、10mmからの超広角ズームとは絶対に思えないコンパクトさと軽さを持ち、長さと太さのバランスもこれ以上ないくらい好み。

ボディフォルムもストレートでめっちゃカッコ良い!!

欲しくてももろもろの理由でずっと買えなかったので、嬉しさ大爆発。

え、そんなに欲しかったのになんで今まで買ってなかったの?と問われると、ハッキリした理由が2つあるんですよね。

一番は、キヤノンがEOS KISS X8(X7 Mark2)を発売した時、レンズキットに入って来るだろうから、まとめて手にする!!と思っていたんですよね。

でも、そううまく行かなかった。

X8(X7 Mark2)は、もう頼もしい海外の情報リーク勢すらも沈黙するくらい出ないし、仮に出たとして、EF-S 18-55 F3.5-5.6 IS STMを差し置いて、キットにするだろうか?という大問題がありますね。

二番目は、明るさや焦点距離で勝っちゃう、名玉EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USMを所有させて頂いている、というのも大きかった。


しかし、結論から言うと、このレンズ買わないと大損だというくらいスゲェやつです。

色々なお悩みを一発で解決するグレート・レンズだと思います。

撮影が並外れて楽しいEOS KISS X7を、小さくて軽い状態を維持したまま、10mmスタート超広角ズームを付与する、というのは、スペックを遥かに超える絶大アドバンテージ。


APS-C一眼レフカメラは、いかに本体が小さくて軽かろうとも、レンズで一発リバウンドしてしまうのが大きな悩み。

それゆえに、小ささ軽さを稼ぎたくて、1インチセンサーのPowerShotやEF-Mマウントのミラーレス機という選択肢になってしまうのですが・・・。

このEF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMは、まさに大逆転ホームラン。

美しいミラーをあきらめる事なく、軽量コンパクト・超広角の世界を目の前に出現させてくれます。


マウントは、ブーイングが巻き起こるプラスチックマウントですが、このレンズは徹底的に軽さを追及しているのでアリだと思います。

むしろ、ここでプラスチックマウントを採用出来る(!!)キヤノンの信念の強さにちょっと感動します。


EOS KISS X7に装着すると、個人的にですが超広角ズームレンズ史上、最高のカッコよさだと思う!!

こんなに長さと太さのバランスがとれててキュートな超広角ズームがあるのか!!という衝撃。

ぱっと見、超広角ズームには見えないルックスですね。


このレンズ、ルックスがむちゃくちゃ良いだけではなく、ズームリングの回転フィーリングにも、適度な粘りがあってなかなか上質感があります。

また、表面の仕上げも、EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STM同様、EOS KISS X7に合わせてあって、一体感がハンパじゃないですね。


コンパクトさも大したもので、普段、大切なEOS KISS X7を傷や突然の雨等から守るため、市販の防水シャワーキャップを加工してかぶせてるのですが、ちょっとでもレンズが長いと入りきらないんですが、これは大丈夫!!

レンズ装着したまんまでスッポリ包む事が出来て笑顔笑顔。


嬉しさのあまり、初撮影のため、宮城県の釜房湖や坪沼まで行って来ました。

フィールドで使うと、その小ささと軽さがより鮮明になります。


どうですか、この小ささ!!

これで10mmからの超広角なのだから、グレート!!です。

そして、ここからが重要ですが、実際に色々撮影してみて、小さくてコンパクトってだけじゃなくて画質もすこぶる良好!!なんです。

個体差があるのかも知れないですが、名玉のEF-S 10-22mm F3.5-4.5 USMを超えているんじゃないか!?という勢いです。



■実写編

ちょっと長くなってしまいましたが、あえて記事を分割せずに、ここから実写を掲載させて頂きたいと思います。


宮城県の坪沼で初撮影。

好きな焦点距離の14mmです。

夕方で西日がかなり強く差しているのですが、描写はガッチリ安定してて頼もしいです。

あと、色味に変な個性がついてないので、非常に撮りやすいです!


ワイド端の10mmですが、これは明らかにEF-S 10-22mm F3.5-4.5 USMレンズを超えています。

明らかにも明らか、EF-S 10-22mmでは、四隅を勢いよく引っ張った描写をするのですが、こちらは実に安定した描写。

フロンティアたるEF-S 10-22から10年近くも経過して出てきたから、と言うのはたやすいですが、そんな言い方はない。

EF-S 10-22がフロンティアなら、超軽量・コンパクトボディでこの描写を叩き出すEF-S 10-18は、新たなるフロンティアかも知れない。


場所が変わって、宮城県の釜房湖です。

テレ端の18mm、しかも絞り開放F/5.6ですが、すばらしい描写力。

炎天下の昼間などでどうなるか、まだ分からない点はあるものの、ワイド端からテレ端まで全域で良好な描写してくれて笑顔です。


18mmテレ端の絞り開放F/5.6。

暗いレンズと言うけれど、ぶっちゃけF4.5-5.6は言うほどじゃなく、別に普通かも。

開放F/5.6がきっちり使えたら何の問題も無い感じです。

これが、F/8まで絞らないといけない、とかだったら話は別だけど、F/5.6でちゃんと撮れたら個人的にはバッチリです。


これから多用するであろう、14mm。

昔、EF 14mm F2.8L USMレンズが欲しかったけど、あまりに高くて買えなかったんで、14mmには特別な思い入れがあるのです。

14mmもシッカリしてて安心。


ワイド端の10mm。

軽快な装備で、気軽に10mm撮影が出来てしまうのは、とてつもなく大きい。

しかも、一眼レフの楽しさを維持出来て、撮影が出来る。

つくづく大きい!!!!


あんまり小さくて軽いんで、本来なら、PowerShot SX710 HSあたりに頼る、こういう「状況説明用の写真」もそのままEOS KISS X7でパチリと撮れる!!

片手ですいすい撮るのも余裕。

ちなみに、今回の記事の機材写真はPowerShot G5Xで撮影していますが、このカメラの小ささはさらに突き抜けていて感心させられてばかり。

EOS KISS X7にEF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMを装着すると、PowerShot G5Xがいつもと違って望遠側担当(APS-C換算で15-63mm)に役割チェンジするのも面白いところ。


ここからは夕方の町歩きスナップいきます。

EOS KISS X7の真骨頂、町歩きスナップ!

心ウキウキです。


スーパーのカートですね。

ちなみに、一眼レフへの熱を再燃させてくれたのは、プレイステーション・ヴィータ用のゲーム「フォトカノKiss」

個人的に、歴代最高傑作ゲームベスト3に入る名作で、写真を撮るたびにこのゲームへの感謝の気持ちが膨らみます。


夏の夕方の撮影は、やはり何か特別なものがありますね。


こんだけ小さいのに、広角にはもう一切不自由しない、むしろ過剰というのは今まで無かった世界なので嬉しい。


キヤノンのカメラカタログのように、風光明媚な場所で写真撮りたいなぁって思うんですが、近所のその辺でもなかなかの景色が撮れますね。

町歩きスナップは良い事だー。


それと、重要な事なんですが、手振れ補正IS(イメージ・スタビライザー)は、望遠レンズほどではないと言いますが、極めて有用です。

これは18mmでシャッター速度1/25秒なんですが、18mmとは言え、1/25秒ではブレを抑えるのは大変。

しっかり止めてくれるISはめちゃくちゃ凄い。

キヤノンの手振れ補正は、ありとあらゆるシーンで安定してて、スペック数字以上にきちんと反映する印象ですが、ホント、長い歴史があるから作り方が熟達してますね。

そう、このレンズ、あらためて、コンパクトなのにさらに優秀なIS付なんですなー。


さすがに暗くなって来ましたが、AFはさすがキヤノンだけあって速くて正確で静か。

STMだけあり、実質無音で「フッ」とピントが合うので、STM未経験の方はかなりビックリすると思います。

-実写はここまで-



まだ初日ですが、このレンズ、とんでもなく素晴らしいです。

軽くて、小さくて、値段も優しく、しかも描写力がシッカリという、EF-Sが目指した理想を体現するレンズの一本です。

例によって、原材料のコストから来る耐久性だけは心配なので、決して乱暴には扱わずに、大切にしよう!!と自分に言い聞かせてます。