2018年1月27日土曜日

ヴィータで漫画が作れる!!マンガ・カ・ケールを使ってみました!!

今回の記事では、ヴィータに突如登場した漫画のコンストラクションツール「マンガ・カ・ケール」を使ってみた話を書かせて頂きたいと思います。


ソニーのやる気の無さと完全に反比例して、最近の私のヴィータ熱はますます上がる一方。

薄くて軽くてカッコ良い!! ヴィータ2000にもぞっこんハマり、気が付いたらヴィータ3台持ってる状態。


もっとヴィータ用ソフトが欲しくなってストアに入ったところ、ちょうど!! 600円という格安で「マンガ・カ・ケール」というソフトが販売されているではないですか。

これ、この時まで全く知らなかったソフトなんですが、どう考えても、前々からヴィータで欲しかった、自分で何かを作るタイプのソフト、いわゆる「コンストラクション系」だろう、という事でとにかく買ってみる事にしました。


冷静に考えると、これが、ヴィータ2000から初めて購入するソフトだった!! (初プレイはCHAOS;CHILD)

まぁ600円という格安だし、失敗してもいいか、そんな甘く見た状態でダウンロード。

しかし、これ、すぐに分かるのですが、600円という値段とは思えないかなり良い感じのやつでした!!


マンガ・カ・ケールは、絵は描けないけど、漫画が作りたい!!という願いをかなえるソフト。

えー、作るのって面倒じゃないの!? と思われるでしょうが、なんと、自動で漫画を一本作ってくれる「第一話ジェネレーター」が搭載されてるのが大きい!!

プログラミングの世界で言うと、自動でとりあえず動くものを生成してくれる、スキャフォールディングというやつですな。


このゲーム、というかツールか、とにかく、「難しそう、投げ出しそう」と極力思わせない工夫があちこちにしてあって見事。

めげないように、アシスタントが説明など、サポートをガッチリしてくれるイマドキのソフトになってて笑顔。

私は女性アシスタントにしましたが、男性にも設定可能です。

結論から言うと、第一話ジェネレーターは、オマケというよりも、意外とメインにもなり得るかも。

正直、この第一ジェネレーターで自動生成された漫画を、テキトーに改変したり、直したりしているだけでも、熱中して面白いように時間が過ぎて行きました。


とりあえず、軽く、第一話ジェネレーターだけやってみよう!!

軽い気持ちで始めても、結構ディープに楽しめたりしますね。


第一話ジェネレーターは、設計が実に見事!!

1コマづつ生成して行くのですが、ぼーっと自動生成を見ているだけではなく、要所要所で「ここを変更してみよう!!」というチュートリアルが入って来ます。

これが本当に分かりやすい。

本来は、色々な編集機能があるのですが、チュートリアルにおいては、指定された部位しか操作出来ないようになっている上に、どこが操作可能なのかを示す親切なガイドが表示されるため、全く混乱する事はなくいきなり漫画の編集を完遂する事が出来ます。

いきなり主人公の顔を変えたりとか。


キャラクターのパーツも、使い切れない程パターンが豊富と言うわけではないですが、値段も値段ですし、そこそこ一般的なシチュエーションには無難に対応出来そう。

根本的に、ヴィータの操作性もよく、組み立てはさくさく進められます。

いいなぁヴィータ。


彼女設定のキャラの顔も、服装も、ダイナミックに変更出来ます。

漫画とは言え、絵は固定式の2Dではなくて、自由に動ける3Dモデルなので、言ってしまえば当たり前ですが、変更は即座に全コマに反映されます。


最初のうちだけかも知れないですが、キャラの変更が漫画に反映されるだけでもなんかちょっと燃えますね。


ちなみに、コマの生成は、ペンで線を引く演出が施されておりかなり気分が出ますね!!


当然、セリフも自由に変えられます。

第一話ジェネレーターの生成中は、混乱を防ぐために、許可されたコマでしか変更できませんが、逆にその方が混乱しなくて助かりますね。

チュートリアルを作る人全員の教科書になりえる設計ですな。

あと、テキスト入力は、ヴィータめっちゃ快適。

ツイッターソフトも、PCを例外とすれば、ヴィータが一番入力しやすいし(個人的には)。

これがPS4だと、タッチパネルではないから、面倒臭くて顔が無表情になりそう。


第一話ジェネレーターは続きますが、なんと、話の流れは一本だけではなくて、複数のパターンが用意されています。

それも、ウィザード形式の質問に答えるだけという簡単さ。

彼女の落とし物が何であるかを選ぶ事により、まぁ、血のついたナイフを選ぶとサスペンスの方向に流す事が可能なんですね。

分かりやすい!!


血のついたナイフも、3Dモデルなので、位置を自由に変えられます。

操作も直感的だしスムーズで楽々。

こういう時、ヴィータには、優秀な設計のハードキーと、タッチパネルのハイブリッド操作性が備わっているため、生きてきますねー。

今さらですが、ヴィータは、コンストラクション系ソフトをもっと出すべきだった(それだけ良いマシン)なぁと。

昔のX68000とかMSXもですが、好きになったマシンでは、プログラム出来れば一番だけど、それはさて置いても、とにかく何かは作りたい!!

コンストラクション系なら手軽さのバランスもいいし理想的かも。


生徒会長の表情を変えるとかも簡単操作。

というか、チュートリアルの進め方が見事で、一回も操作で混乱せずサクサク進めてしまう。

ただ、決定が、丸ボタンだったり、バツボタンだったり、状況に応じて変わる事があるのが若干気になるかな。

今の流行りというか、「決定」という動作をせず、前の画面に戻ると変更が自動的に適用されている・・・というパターンと、明快に決定させるパターンの二種類があるのが原因なのだけれど・・・。

まぁそこは慣れればいいし、些細な話かなぁ。


ちなみに、第一話ジェネレーターですが、テキトーな骨組みをスキャフォールディングするだけだろう、と思いきや、なかなかこれが話面白くて熱中してしまいました。

ヴィータでは、ちょうど同時に、めっちゃめちゃ面白いゲーム「メモリーズオフ6」や「CHAOS;CHILD(カオスチャイルド)」もプレイ中なんですが、それを中断して、こっちの話に熱中してる自分に軽く吹き出してしまいそうでした。


ちなみに、第一話ジェネレーターは、あくまでも、とにかく話を一本作ってから、その後で手直しするのが前提なので、そのまんまだと、たとえばサスペンスなのにめっちゃ笑いそうになる展開がちょこちょこ出来てしまう!?

うーんシリアスギャグ・・・!?


なんだこれ、第一話ジェネレーターだけで既に結構面白い!!

というか、個人的には大好きなヴィータで何かゲームに関わる事を作れているだけでも満足感がありますー。


おおおー、第一話ジェネレーター完了。

何はともあれ、何はともあれですよ、これさえ使えば、間違いなく1本(1話)は漫画を完成出来る!!

このとっかかりは大きい。

自動生成だろうが何だろうが、投げ出さずにキリの良いところまでは行けた、これはコンストラクション系としては結構大きい。

ユーザーの自信をなくすのが目的なのか!?というゲームやツールすら存在する中、こういうのはやっぱ良い!!