先日、青葉城の石垣から飛び降りるくらいの気持ちで購入したEF 70-200mm F2.8L IS II USMレンズですが、本当に上質で良いものだなぁと日々感心。
お陰で、おいそれとは買えない超高級品であるLレンズが欲しい気持ちがますます強まってしまった。
まぁ、焦っちゃいけない。一生をかけて、ちょっとづつ集められたら良いなぁというくらいの気持ちで、のんびり構えるくらいじゃないといけませんね。
キヤノンEFレンズカタログもリニューアルされ、いよいよ新規発表のLレンズも掲載されています。
EF 8-15mm F4L FISHEYE USMは、EOS 7DやEOS KISS X2に装着した時、この世で唯一180度フル視野角の対角線魚眼レンズになりますし、Lレンズらしい高級感・上質感を味わえる逸品だろうなと思います。
防塵防滴・フッ素コートで、朝もやの中でずぶぬれの木々の間も余裕で抜けられそうです。
キヤノンは、どうも今後は年間10本くらい新規レンズを発表する予定らしく、近年出たレンズでなければ、今から買うのなら新しいバージョンを待つのが良いだろうとは思います。
たとえば、EF 24mm F1.4L II USMやEF 70-200mm F2.8L IS II USMは新しく出たばかりだからリニューアルは13年とか20年とかはもう無いのでどんどん買った方が良いと思うけれど、EF 300mm F4L IS USMや、プロ愛用の大口径標準ズームのEF 24-70mm F2.8L USMは、画質を大幅に向上させたモデル、特に24-70のIS付きモデルの登場がほぼ確実視される事から、よほど必要に迫られない限りは迷うところですね。
ただEF 300mm F4L IS USMに関しては悩みが深いです。
このレンズは、私が個人的にこの世で最も美しいデザインだと思っているレンズ。この組み込み式フードとストレート・フォルムが生み出すバランスは、キヤノン・デザイン・ワークの奇跡の一つであるとさえ思っています。
リニューアルされるのは確実でしょうが、EF 300mm F2.8L II IS USMのようなデザインの方向に行ってしまうと、ちょっと違うかなぁ・・・と個人的には心配。
個人的には、ラッパ型のデザインはそんなに好きではないので、この世界最強のサンニッパが、そんなには欲しくなくて助かっている状態です。
もしもF4のリニューアルでデザインが大幅に変更になった上に、現行でも使われていない蛍石が、やっぱり使われないままだとしたら、いくら実画質が向上していたとしても、リニューアル後により値下がりするであろう現行式を積極的に選ぶかも知れないですね。
レンズは、性能が落ちたら終わりなPCなどの一般的な製品とは違って、服や時計、家具などに近い存在。好きなものはとことん。あまり好きじゃないものは性能とは無関係にどこか冷める感じ。
■キヤノンが「出しそうな」期待の新レンズ■
・EF 24-70mm F2.8L IS USM
これは99パーセント出るでしょうね。EF 70-200mm F2.8L IIがそうであるように、単焦点の連続体みたいなとてつもない画質になるんだろうな。もしも買えるようなチャンスが到来してくれたとしたら、その時はEF 24mm F1.4L USMと真剣に悩みそう。
・EF 60mm F2.8L MACRO IS USM
コンパクトマクロ50mmのリニューアル要望が矢のようにキヤノンに行っているはずで、これも秒読み段階かも知れないですね。マクロレンズの史上最高傑作EF 100mm F2.8L MACRO IS USMの60mm版です。EF-Sでの登場もありうるかも知れないですが。
・EF 100-400mm F4.5-5.6L II IS USM
これはもう、なぜ出ないのか不思議なくらいリニューアルの要望が強いレンズですから、可能性ではなくて、いつ発表かを期待するレンズ。光学性能は400mm端での改善要望がとても強いので、それが果たされたら、コンパクトな400mmレンズとして決定打の上に決定打になるのは間違いありませんね。
その前に、意外な伏兵としてEF 400mm F5.6L IS USMが出てくる可能性も無きにしもあらずで、400mmに拘るならばそっちもありでしょうけれど・・・。どうだろう。
キヤノンは意外と変化球を好むところもあって、ユーザーと変な駆け引きしちゃうからなぁ。
ちなみに、一部の噂では、キヤノンは飛躍的に性能を上げたIS-2という新型手振れ補正装置の開発をしており、それの完成を待っているためにリニューアルしていない・・・というものがありますね。
まぁIS-2に関してはどうだろう。この手のレンズ技術系の噂は嘘ばっかりなのでどうだろうとは思いますね。そもそも、ハイブリッドISやSWCなど、本当に出てきた凄い技術に関しては事前に何も噂が出て来ないし・・・。
キヤノンEFレンズは、他人様を威圧するような事もなく、若々しい中に上品な高級感があり、Lレンズに至っては高級車などを買うよりもずっと良い上質感を味わうアイテムとしても魅力的。
数少ない一生モノの製品として、素晴らしいですよね。