さて、2011年12月17日にヴィータが我が家に来てからおよそ一月。まだまだ未整備・未完成感が拭えない感のあるこのマシンですが、個人的には使うほどに大好きになっております。
androidやWindows7には、まだまだ到底かないませんけれど、それでも出かける際には必ずヴィータを持ち出し、今では情報端末としてメインの活躍をさせているほどです。
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ヴィータはandroidマシンのICONIA TAB A100や、手のひらWindows7マシンのLOOX U/G90には、機能面ではまだ及ばないとは言うものの、ヘビー級のアクションゲームさえ快適にこなせるボディ形状が幸いして、ありとあらゆる操作がやりやすいのです。
ヴィータはandroidマシンのICONIA TAB A100や、手のひらWindows7マシンのLOOX U/G90には、機能面ではまだ及ばないとは言うものの、ヘビー級のアクションゲームさえ快適にこなせるボディ形状が幸いして、ありとあらゆる操作がやりやすいのです。
さらに、節電によって凍てつく東北の夜に対応するかのように、布団をかぶって操作してもまるで動じず加熱の問題も発生しない、素晴らしい特長を備えたマシンに仕上がっており、何かあればまずはヴィータという優先順位が出来上がりつつあります。
ヴィータは性能は超が数個つくほどの一流でありますが、ソフトウェアのプログラムがまだそれを活用し切れておらず、これからのマシン。しかし、現状でも情報端末としてかなり使えています。その生命線はまずは何を差し置いてもブラウザ。
このブラウザ、過去の記事でもくどく書かせて頂いておりますが、ゲーム機のブラウザとしては比類の無い最高品であっても、Windows7やandroidなどの「本場」と比較してしまうと苦しい。現時点ではヴィータの超高性能から考えるとまだ遅くてJavaScriptの処理も甘いのです。性能面・機能面では、ソニーのアップデートを待つとして、そう言ってもニュースなど情報収集用としては非常な活躍を見せてくれます。ピンチイン、ピンチアウトによる拡大縮小もなかなかのレベル。
この世のどんな情報機器よりも優れているのではないか?と思える機能「フォトビューワ」について。ヴィータの有機ELの解像力・コントラスト・色の美しさは写真鑑賞にはもってこい。
あまりの美しさに最初は本当に涙が出たほどです。印画紙を超えて、人様に写真をお見せする場合はヴィータごと手渡しをしたい・・・そんな衝動にかられます。
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ヴィータの音源は、最新型ウォークマンにも迫り、その音質を楽しむだけでも有意義な時間が過ごせます(音質なら有線ヘッドフォンの方が有利ではありますが)。
情報端末としては、やはりツイッターアプリによる快適なツイート、ブラウザからGMailを使ったメールのやりとり、このあたりはすでにもう毎日活用しており、盤石な機能になっております。
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とにかくヴィータは、画面が美しいとか機能面がどうかという話だけではなく、極めて持ちやすくて操作しやすい(落下防止のために、手首に通すハンドストラップがあると尚良いです)。
ヴィータを使った後で、スマートフォンやタブレットを手にすると「アレッ」というくらい手に違和感が出てしまうほどなんです。
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さて、ヴィータが情報端末として恐ろしい潜在能力を示すのが、言ったら当たり前かも知れませんけれど、ゲームです。
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ヴィータのゲームは、暇つぶしとかオマケといった類のアプリではなく、容量が数百メガバイト、ギガバイトに達する最高位クラスの大規模ソフトウェアになっています。
ゲーム機という立ち位置から言えば当然なんですが、スマホとは「ゲーム」の意味が大幅に異なっている現実があります。
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ちょっとゲームするか、では済まないゲームが、「ちょっとするか」的なアイコンとして情報端末の画面にちょこんと座っている恐ろしさ。これがヴィータなんですな。
ヴィータは、スマートフォンや情報端末が苦しむハイエンド・ゲームソフトを、生まれながらにして軽々とクリアしているマシン。
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逆に、全然敷居の低いミニアプリが足りなくて苦しむという、順番が逆の現象が起きているのですね。
しかし、一番重くて辛い点をとっくにクリアしているヴィータの伸びしろは、かなり期待できるものではないでしょうか。
PSPのソフトも、本家を遥かに上回る美しさと操作性で楽しめるヴィータ。
それらを支えるゲーム機初の本格的マルチタスクOSも、この一ヶ月でかなり馴染んできました。
確かに、OS開発の素人であるソニーが独自開発したものであるため、まだまだな点はあります。
しかしキラリ光る部分も数多い。
特にライブエリアという概念は、設計的にも見事であり、Googleもマイクロソフトも「しまったぁ」と思ってくれている・・・といいなぁ。個人的には「すげぇ」とソニーの開発者の発想に脱帽です。
ライブエリアは、アプリ起動前に一枚挟まるスタート画面なんですけど、これがあるからこそ、ゲームソフトの中断や他アプリの移動、電子解説書の閲覧など、さまざまなマルチタスク動作が非常に分かりやすく提供されているんですね。考えついてしまえば何とでも言えるけど、生みの苦しみを乗り越えた輝きがキチンと伝わって来ますよ。
短冊型のタスクリストもデザイン・設計的にすこぶる良く、くどいですが、まだまだ未完成の域を脱していないヴィータOSでありますが、さすがと唸らせられる点は数多いです。
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情報端末として、非常にユニーク。日本発という点も極めて極めて重要であり、これからの成長に最大限の期待をしています。ヴィータ大好き。