2013年9月14日土曜日

組み立てて楽しく、オンリーワンのスタイリングに惚れぼれ!組み立て式シャープペンシル「Varacil(バラシル)」

なんと、仙台のLOFTに行ってみたら、AS IF TOY(アズ・イフ・トイ)社の組み立て式シャープペンシル「Varacil (バラシル)」というのが置いてあり、「これは絶対良さそう!!」と大喜びで購入させて頂きました。


最初に、組み立て終わったバラシルの完成品から掲載させて頂きます。

このまるで素粒子物理学とチェッカーフラッグが混じりあったような(??)独特のスタイリングは、このバラシルでしか味わえない世界ではないかと興奮してしまいますね。

ちなみに、きょうびのガンプラを組み立てた経験があれば、所要時間は20分から30分くらいかなぁと。

えー組み立てるのめんどっちぃと思われるかも知れませんが、このシャープペンシルは、何と組み立て工程そのものをパズルとして楽しむ目的があるため、そこはエンジョイ出来るでありましょう。


まず、箱はうかうかしてるとシャープペンシルとは気づかないで、棚の前を素通りしそうになるレイアウト。

MADE IN JAPANがまぶしいですが、実はガンプラもMADE IN JAPANだったりするように、プラスチックモデルの金型や生産は高度な技術を要するため、まだまだ日本製の聖域(?)だったりします。


箱を開けると、まずは組み立て説明書があります。

くどいですが、組み立て=面倒ではなく、組み立て=パズルをエンジョイ!!という認識で行く製品なので、めんどくせーで箱を閉じない事をひたすらお願い申し上げます。


パっと見は、猛烈な情報量の組み立て説明書にビビってしまいそうになりますが実はそんな事はありません

よーく読んでみるとすぐに分かるのですが、この図面は、CGを活用していて、パーフェクトと言って良いくらい正確な図面だし、そもそも、(1)番からラストの(22)番まで順番にパーツを組み上げていく綺麗に上から下に流れる形になっているので、1手順づつゆっくりと進めてだんだんと完成が近づくワクワク感を存分に楽しむ事が出来ます。


ガンプラとか作った事ねーやって場合でも、あせらず、ゆっくり、1日1工程とか2工程とかのマイペースで進めるのも良いものだと思います。

ちなみに、組み立て中に、"ここは不安になるだろうな"というポイントで、たとえば"赤色点線部分が反ります。仕様です。"のように不安を払拭してくれるコメントが入れられていたりして、親切度は最高レベルだと思います。


パーツ数はパッと見はそんなに多くないです。

いきなり全部ランナーから切り離してしまって、どこがどのパーツかを探りながら組み立てる本当のパズル遊びも可能ではあります。

しかし私は早くシャープペンシルが欲しかったのでそこまではやれませんでした

(1)番から順番に淡々と進む、通常の楽しみ方(かな?)をいたしました。


パーツを組み合わせて行くと、このように、まるで建造中のデス・スターか、バベルの塔かって感じで軸が組み上がって行きます。

ちなみに、ランナーからパーツを切り離した時のバリが残っているとパーツ同士が噛み合わなくなるので、ニッパーで切り離したら、デザインナイフかカッターでバリをフラットになるまで除去しておきましょう。

シャープペンシルの軸の種類で言えば、オールABS樹脂の6角軸という分類になりますね。


ちなみに、シャーボXとかと違ってシャープ・メカまで組み立て式になっていますが、パーツの前後さえ見間違えなければ特に難しい事はないので安心して下さい。


ちなみに、組立工程も終盤に差し掛かってきますと、新しいパーツのはめ込み方に夢中になるあまり、既に組み終わった部分をポロッと分解させてしまう危険も出てきますので、組み終えた部位の先端付近を輪ゴムで押さえておくと余計なストレスを受けなくて済むかと思います。


着々とパーツを組み合わせて、いよいよ完成した後は、0.5mmの芯を入れて完成となります!!

箱に注意書きされていますが、サービス用の芯は付属していないため、手持ちのぺんてるAinStein芯の硬度Bを入れてみました。


分類的には確かに6角軸の樹脂軸シャープペンシルになるのですが、組み立て式じゃなければこうは行かないだろうという勢いの、非常にデジタル感溢れる凹凸の新鮮さったら、こたえられないもんがありますね!!


さて、気になる実際の筆記感はどんなだろう!?と、楽しみ半分怖さ半分で筆記してみると・・・

見た目通りじゃん、と言われればそれまでなんですが、カドが少しチクチク痛い角度もありますが、多角形軸として十分に使いやすいんじゃないかと思います。

複雑な凹凸が、有無を言わせない強烈なグリップ力を生み出していますし、長さも重さもちょうど良い感じ。

樹脂ボディに隠れていますが内蔵されるペン先はしっかり金属製の上に、精度も高くて、変ながたつきも無いしっかり構造になっているため、なかなか気持ち良く書けます。

ただ、自慢の組み立て式ボディは諸刃の剣でもありまして、言ったら「細かいパーツが複雑に噛み合っているだけ」なので、強度的にはどうしても不利なものがあります。

まぁ、そこんトコは、このペンシルの特性として暖かく受け入れるべきでありましょう。

それにつけても、これ、本当に面白くて良いペンシルだなぁ・・・。