今回の記事では、非常に珍しいと思う「国立みちのく公園」の「夜」の風景を、せっかくなのでEOS KISS X7の高感度で撮影してみました。
国立みちのく公園は、季節によって閉園時間が変わるのですが、今の季節は本来なら午後5時をもって閉園となります。
しかし限定3日のみ、特別イベントによって午後9:00の時がありまして、まっしぐらに行ってきました。
メインは「コキア畑のライトアップ」なんですが、その写真は別の機会に掲載させて頂きたく、今回はX7の高感度撮影の調子を見させて頂きたいと思います。
■ISO 6400での写真
いきなりISO 6400からです。
ライトアップというよりか、通路が安全のために投光機で照らされていて、その灯りでむりやり撮影した花です。
ISO 6400というと、フルサイズなら余裕なんでしょうが、私の大好きなAPS-Cは無理やり画素数を増やされて不利・・・なんですが、それでも別にそんな悪くないかも。
結構、頑張ってるなぁと。
どこまで輝度ノイズを残し、解像感と粒子感のバランスを取るのか・・・というのが、ちょっと楽しい。
投光機の灯りの残滓で撮影した花です。
ISO 6400で花って!! と思いましたが、投光機からこもれた光で撮ったにしては色もしっかり乗って、そりゃ美しいとかは言えないですが、その場の雰囲気をちゃんと撮れるなぁというのは分かりました。
現場はホントこのままの雰囲気。
みちのく公園入り口のオブジェを撮影してみました。
輝度ノイズをどこまで消すかにもよるのですが、ISO 6400でも、ディテールがそこそこ残っており、これだけ写ればいいかな!? という感じです。
比べてはいけないですが、スマホ/タブレットカメラは、異常なゲインアップ+デジタルノイズ塗りつぶしで、もはや諸行無常の響きあり。
■ISO 3200
ISO 3200だと、ほぼ問題なしという感じです。
820万画素で、世の中に高感度画質という言葉をしらしめる原動力となった名機「EOS 20D」のISO 3200と比べても、普通に進化してますね。
キヤノンは高感度もいけるのだから、APS-Cでも画素数は減らさん!!と強気でしたが、まぁ分かる。
でも画素数820万画素とは言わないけど、せめて1200万に戻して、今の技術だったら感度うんぬんでフルサイズに行く必要は無いから作って欲しいー。
■参考・ISO 400
参考までに、ISO 400で撮影した投光機と、花です。
ISO 400は、EOS KISS X7にとっては当たり前のノーマル感度なんで、ノイズだ何だ気にする必要のない感度ではありますが、冷静に考えるとそれって既に凄い事ですよね。
てか、デジタルカメラ黎明期から写真やってると、ISO 400で高感度=当然という考え方は、贅沢過ぎてクラクラする。