最初は不安だったアクションRPG版のドラゴンクエスト「ドラゴンクエスト・ヒーローズ」でしたが、なんでこんなに面白いの!?というくらい気に入り、今やもう全開で楽しんでいます。
普段はPS4 + パナソニックのプラズマテレビでやってますが、プレイする場所が固定されていると辛い時もあって、場所が自由になるヴィータでも、いよいよプレイしてみました!!
いやー、携帯ゲーム機のヴィータでPS4の画面が出るのは、何回味わっても素晴らしい体験ですね。
ちなみに、PS4リモートプレイは、ヴィータ用ゲームを終了しなくとも実行出来るんでありがたい。
今も、ヴィータ専用ゲーム「朧村正」を実行したままで、PS4のドラゴンクエストヒーローズで遊んでいます。
ヴィータのリモートプレイは、実際に遊んでみると分かるのですが、画質に関しては全く心配ないです。
解像度は異なるとは言え、きれいな整数倍になっているので、画面が歪んだりぼやけたりする心配なく、特にヴィータの5インチ有機ELモニタは、へたな大画面液晶テレビよりも良いんじゃないか?などと思えてしまうことも。
ソニーは映像のプロなので、ここらへんの制御は、むしろ心配する方がおかしいくらいの勢いですね。
ただ、ハイビジョン映像特有の「元々のテキストのサイズが異様に小さい」という問題はあって、そこらへんは割り切る必要があるかも知れないですね。
映像の美しさはもちろん、サウンド面でもばっちりです。
音の帯域もきっちり確保されているのか、ヘッドフォンを使うと臨場感にも抜かりの無い音質。
ここらへん、音響・映像機材で常日頃からテクノロジーを磨きに磨いているメーカー製品のメリットかも知れないですね。
ちなみに、音と言えば、PS4ならではの「コントローラーのスピーカーから声が出る」というギミックは、普通にスピーカーからの音声に統合されているので、聞こえない心配はないです。
ドラゴンクエスト・ヒーローズのPS4版は、秒間60フレームですが、ヴィータで遊ぶと秒間30フレームになります。
ただ、元々からして30フレームできっちり遊べるように設計されているため、贅沢さが薄いというだけで、プレイでの問題は実質無いと言えると思います。
いや、贅沢さと言うならば、手のひらのマシンでPS4ゲームが遊べる贅沢さのインパクトが凄いので、むしろプラス方向に行くかも知れません。
もう一つの心配は、操作性ですが、ヴィータは、PS4とはキーのタッチが違うというだけで、快適性はほとんど負けていません。
左スティックで移動、右スティックでカメラという操作が、本当にPS4に負けない快適さで出来るというのは、歴史的な快挙と言えるでしょう。
携帯ゲーム機の世界で、PS4という非常にグレートな存在が比較相手に出てくるというのは、ヴィータが無かったら、本来ありえない話だったはずですよ。やはり大したものだ。
ただ、どうしてもヴィータで弱いのは、L2・R2キーが無い点です。
L2はキャラクター・チェンジ、R2は「みかわし」をするキーですが、これが、正面スクリーンの左上(L2)、右上(R2)をタッチする事で代用されています。
意外にタッチしやすい場所にあるため、驚くくらい問題なく遊べてしまう。
画面マップの拡大機能もあるし、実は、ドラゴンクエストヒーローズは、ヴィータによるリモートプレイも考慮して設計されているのではないかと思われます。
ドラゴンクエスト・ヒーローズは、自分がやりたかった動きを自在に出来て、巨大な魔物と臨場感ある空間で対峙出来るなど、こういうドラクエがやりたかったんだ!!という夢がかなりの部分までかなえられた傑作だと思います。
さらに、PS4だけでなく、ヴィータでもちゃんと快適に遊べるようになっていて、ついに次世代が来たという実感がグングン強まっていますね。
ちなみに、ドラゴンクエストヒーローズは、今や個人的に、大切に保存しているファミコン版の初代、2、3で感じていた「新しい世界が来た!!」というワクワク感が復活しています。
PS4の超高性能補正もあるんでしょうが、アクションのドラクエはまさに個人的には、ごつい大成功。
ほんと、面白い!! 良いゲームです。
■追記
ドワドキアにて、ヴィータを使って本気で(?)レベル上げやってみましたが、ビアンカでもって当面一番の強敵のバトルレックスともPS4に劣らない激戦が出来ています。
移動とカメラがPS4に劣らないというのはかなり大きく、やってて驚くくらい自然に操作出来ています。
コントローラーの形状が全然違うので、手の疲れという面では、やはりPS4が優れている点ですが、ヴィータもがんがん乱戦をこなしていける。
そもそも、いわば携帯ゲーム機のヴィータが、性能だけでなく操作性においても世界最強のPS4に、とことん食らいついていけている!!
これだけでも、歴史に残る快挙なんだと思います。
技の選択は、これはもう普通にハードウェアキーのR1に割り当てられているので、どんどん繰り出していけます。
むしろ、L2・R2キーが無いことで、逆に、L1・R1キーのつもりで誤操作してしまうストレスも無いので、ちょっと良い面もあるかな?!
ここまで来たら、よりPS4と親和性の高い、フルキー装備の新型ヴィータ発売が待たれる所ですが、設計はかなり難しそう・・・。
おおむね、ドラゴンクエストヒーローズは、ヴィータからのリモートプレイを想定した設計に思えます。
マップの拡大機能もあるし、防御や技の選択はハードウェアキーで心配ないし。
それと、やはりヴィータでPS4のドラゴンクエストが出来るというのは本当に素晴らしいですね。
有機ELモニタにこういうグラフィックスが表示されて、何のひっかかりもなく快適に操作できてしまう!!
PS4とヴィータがもうゲームの夢をだいたいかなえてくれたから、個人的にはもうゲーム機に思い残す事は無い気がする。