今回の記事では、ここ最近ブルーレイやDVDで観た映画について、短めに感想を書かせて頂きたいと思います。
・スターウォーズ/フォースの覚醒
12月にいよいよ最新作「最後のジェダイ」が公開されるため、おさらいとして鑑賞。
いかんせん、スターウォーズの立ち上げ直しと継承という仕事を請け負っているため、作品の魅力の大半を「旧3部作」とも言われるEP4~EP6頼りにしているように感じられましたが、それでもやっぱり面白い。
あまりにも圧倒的なダースベイダーがいないスターウォーズ、今作いっぱいかけて助走完了だと思いたいです。
・ローグワン
スピンオフという事であまり期待してなかったのですが、結論から言うと、スターウォーズEP4~EP6の旧3部作を別格とすれば、間違いなくスターウォーズ最高傑作。
スターウォーズは全て劇場で観ていますが、特に、この作品によって、初めて(!!)デス・スターの恐ろしさ、ダースベイダーの恐ろしさが分かりました。
今後、気軽に惑星破壊だの言っちゃう作品は、まずこれを観てから考えて欲しいと思うほどの作品。
終盤は、スターウォーズシリーズで初めて泣きながら手を握りしめつつ鑑賞。
むしろ、最新作「最後のジェダイ」へのハードルが大きく上がってしまった傑作です。
・マッドマックス/怒りのデスロード
登場する人物全員が「めちゃくちゃスゲー!!」という稀有な作品。
いわゆる悪党、雑魚、一般兵士などと他の作品なら「その他大勢扱い」で雑に扱われるであろうキャラが全員光り輝いていてめっちゃ凄い。
牙を剥いて大暴れする(あえて言う)雑魚キャラがこんなカッコ良い作品はちょっとない!!
怒りのデスロードって、邦題がふざけ過ぎ!!などと思いながら観たけど、確かにそれくらい付けないとこの作品の熱さに釣り合わないかも知れぬ!!
・ライト/オフ
暗い場所限定で襲ってくる怪物!!なら明るい場所に逃げろーというホラー映画ですが、怪物がノリノリで襲ってくるので、仮にホラー部分で失敗しても、アクションとして楽しくして、観てくれた人の時間は損させないようにしよう!という配慮が伝わります。
色々な作品の混ぜこぜという感もありますが、別に斬新なものばかり求めているわけではないし、こんくらいで安定すればOKという良い部分を突いていますね。
キャラクターも、怯える少年、メインになって活躍する姉、頼りにならなさそうでガッツを見せる姉の彼氏、怪しさいっぱいの母親と、変化球なしの直球勝負で作品に入りやすい。
・10クローバーフィールドレーン
地下シェルター生活をする主人公たちが、本当に外の世界が危ないのかどうか疑心暗鬼になってゆく心理サスペンス。
とにかく露骨なミスリード連発なので油断ならない。
軋轢を乗り越えてようやく疑似的な家族になれた主人公たちが、疑心暗鬼で崩れてゆく流れは胸が痛い。
一体全体外の世界はどうなっているのか? こういう強引にストーリーを牽引してくれる作品は映画にしろゲームにしろ好き。
・バットマンvsスーパーマン
相当手加減されているとは言え、スーパーマンにそれなりにどつかれても死なないバットマンすげぇ。
バットマンって、各種の防具や装備をしてるものの、体を鍛えているだけの強い人間のおっちゃんに過ぎないのに。
タイトルにねぇワンダーウーマンが良いところをかっさらって行くのと、スーパーマンが、毎回自分の敵が必ず使ってくる弱点クリプトナイトの対策を爽やかなまでに全然する気が無いところが面白い。
・劇場霊
人形が襲ってくる日本のホラー映画・・・なんだけど、人形が美人で不気味な所は画期的なのだけど、戦闘能力で押したいのか、怪異で押したいのか、固めきれていないため、せっかくの人形を生かし切れていないのが惜しいところ。
アメリカの映画なら、銃弾を跳ね返す、燃やしても平気などと、圧倒的な強さを見せつけて、この人形来たらやべぇ!!とハッキリさせるのだろうけど、この人形、普通に壊せそうな描写があるので、何とも出来ずに次々に人が葬られて行くのに釈然としない思いがありました。
余談ですが、昔のテレビ「あなたの知らない世界」で、アグレッシブに襲ってくる小さな日本人形の再現ドラマは震えるほど怖かった。
・殿、利息でござる!
これ大傑作ですね。
まさに日本人で良かったと思える傑作。
いかにもな感動押し付け作品ではなく、むしろ、大騒ぎなコメディ時代劇だろうと見せかけて、心に染みる展開に持って行くのはアカン・・・劇場で涙ぼろぼろになってしまいアカンかったで、家でもや。
これと「スーパーの女」は今こそ見るべき。
今回はこれくらいにしたいと思います。