スターウォーズ/最後のジェダイを劇場で観てきました!!
結論から言うと、前作のフォースの覚醒を軽々と超えた、想像以上の面白さで、かなりの長丁場なのに全然飽きないし疲れ知らずで引っ張ってくれました。
名作シリーズという補正を抜きにしても、あぁ、観て良かったなぁとしみじみ思う作品でした。
ストーリーはネタバレになるので書けないのですが、当たり障りのない範囲で色々と感想を述べさせて頂くと、まず、どうしても言いたいのはこれ。
個人的にも史上最高傑作のスターウォーズだと思った「ローグ・ワン」の風味がかなり投入されていて、ローグ・ワンだけが好き!という方でもカッチリはまるんじゃないかなと思うのです。
今回の雰囲気は、何と言ったら良いのか、なかなか「スターウォーズ・エピソード5/帝国の逆襲」に近いように感じました。
強大なファーストオーダー(銀河帝国軍)により、レジスタンスがこれでもかこれでもかと苛烈に追い込まれていくさまを、ローグ・ワンの、あの、限度枠いっぱいまで予定調和を抜いた戦闘描写の生々しさを反映させて描いており、ハード。
「えっ、これ、スターウォーズだったっけ!?」と座席から身を乗り出してしまうほど見事。
それだけだとあまりに戦争映画としての側面が強まると思ったのかどうか、頻繁に笑いを取りに来るシーンが挟み込まれるのも興味深い。
さらに重要なのは、スターデストロイヤーを始めとする巨大戦艦です!!
もう出し惜しみなしで全面に出して大活躍させてくれており、「これだ!!」とピキーンですよ。
あの、幼少の頃に「こんなカッコ良いメカがあるのか!!」と燃え上がったメカ魂が蘇ったという感じ。
全幅60kmだの、全長3kmだの、想像を絶する巨大感を実に見事に表現し切っていて感動するばかり。
近年のスターウォーズは、コンピュータグラフィックスに悪い意味で振り回されて良さを失って来たシリーズ・・・という悪い印象がぬぐえなかったのですが、ついに、良い方面に花が開いた!!
スターウォーズ伝説の3部作に対するリスペクトも強く、新しいものを生み出しているかと言われると微妙ですが、別に新しければ良いわけじゃない。
観たいものを存分に観られた満足感はごっついです。
パンフレットも当然速攻で買いました!!
限定版と通常版があったのですが、古き良き手書きテイストの表紙にツボを突かれて通常版にしました。
パンフを読みながら色々と考えてましたが、スターウォーズの新シリーズは、まだまだ助走期間だったフォースの覚醒から見事に飛び立った感があります。
前作フォースの覚醒では、得体の知れない新キャラクターだった、カイロ・レン、レイ、フィン、ダメロン、BB-8のキャラも固まったし。
ネットではお笑い要員みたいに言われていたカイロ・レンは、まさに製作スタッフの狙った通り。
彼の弱さや不安定さは、作品の先を読ませない見事なブロック要素に成長してて拍手喝さいだ。
最高傑作と思う「ローグ・ワン」ほど涙ボロボロ泣かされはしなかったものの、ぐっと胸が熱くなるシーンはびっくりするくらい多数あるし、今回の新シリーズは個人的に大成功しそう。
気が早いけど、エピソード9も絶対に観に行きます。
というか観ない選択肢は無いぞ。