EOS KISS M + EF-M 55-200mm F4.5-6.3 IS STMレンズでもって、一時間連続でライオン相手に動体の撮影をしてみました。
やはり、このカメラはめっちゃ使いやすい。
しかも軽いのは必殺的な武器になります。
延々とファインダーを見ていても腕が全然疲れない。
無理な体勢になったとしても、片手で体を支え、片手でカメラを持つような撮影であったとしても、比較的安定しているのですから、このあたりはもはやカメラスペックの数字を超えています。
全般的に、スペックで遥かに上を行くEOS 7D Mark2が欲しくなる局面は驚くほど少なかったです。
■EOS KISS Mの弱点
EOS KISS Mの弱点は、1も2もなく、その立ち上がりの遅さにあります。
ディープスリープに入ったが最後、復帰まで2秒くらいかかるし、AIサーボも安定するまで時間を要します。
この調子だと、咄嗟のシャッターチャンスで生きている、納品義務を背負ったプロカメラマンは、仕事で使うのはまだ怖い感じですね。
ただ、そこまでシビアな撮影なのが分かっているなら、最初からEOS 1DかEOS 7Dは用意するだろうから逆に問題なしという考えもありますが。
■EOS KISS Mの動体撮影の使いこなし
私は録画ボタンにAIサーボとワンショットの切替機能を設定しているのですが、これは本当に命綱です。
キヤノンのミラーレスの動体追尾(AIサーボ)は、光学ほどのキレはありません。
被写体が奥行き方向にダイナミックに動き回るような場合はAIサーボとしても、横主体であれば、ワンショットで撮る方が外れが少ない事がありますね。
色々と実践しながら自分の血肉にして行く事が必要ですね。