2014年11月1日土曜日

伝説名玉タムロンSP 90mm F/2.8 Diレンズは、EOS KISS X7と組み合わせても最高のレンズ

今回の記事では、伝説の名玉と言われるタムロンの「SP 90mm F/2.8 Di」について、色々書かせて頂きたいと思います。


タムロンSP 90mmレンズは、突然パッと出てきてスゲーと言われているレンズではなく、長い歴史があり、どんどん改良されてその素晴らしさが語り継がれて行く、まさに伝説名玉です。

私が一眼レフに飛び込むきっかけを与えてくれたレンズの一本でもあり、このレンズが無かったらどうなっていたか・・・と思ってしまいます。

軽くて、コンパクトで、値段も安く、写りはまさに芸術品。

ミニカメラたるEOS KISS X7の誕生は、タムロンSP 90mmにとっても素晴らしいニュースで、中望遠レンズをコンパクトに携帯したい!!という願いを、このペアは極上のレベルで叶えてくれます。


コンパクトと言いますが、タムロンSP 90mmは、前玉が非常に奥まった位置に取り付けられており、フードなしの撮影にも粘り強く耐えられる特性があります。

これはかなり大きい。

デザイン上の大きなインパクトにもなっており、初めてこのレンズを知った時の、激しく押し寄せる胸の高鳴りはいまもって健在だったりします。

特殊低分散レンズなどは使われていないので、色収差は若干不利ですが、それがどうした!!と言えるほどこのレンズは魅力の塊です。


後玉もさすが大口径F/2.8だけあって、なかなかのサイズ。

ちなみに、事あるごとに書かせて頂いておりますが、このレンズは一回、湖に水没させてしまって全損になってしまいました。

そこからの回収だったから、販売店さんもこりゃ直すのは無理だわー・・・となったところ、タムロンに頼んだら驚異の技術力で完全快復させてくれたのです。

今でも、このレンズが手元にある事が良い意味で不思議に思えます。
一度はあきらめて、そこから戻って来てくれたから、愛着度は尋常ではないです。


タムロンSP 90mmレンズは、カテゴリー的にはマクロレンズですが、優秀な90mmの中望遠レンズとして大活躍してくれます。
AFは、そりゃキヤノン純正に比較したら遅いですが、AF精度はパーフェクトです。
速くともテキトーなAFなんか何の価値もないです。
遅くとも信じられるというのが超重要。

それに、このレンズはMFの操作性が極上というのも大きいです。

リングの滑らかさ、微調整のしやすさは、写真レンズに期待する姿そのものを体現しています。


このレンズはデザイン的にも一押しです。
金色の配色も、お菓子の箱のラベルみたいな感じではなくて、モールド状で丁寧に配置されていて、なかなか意気上がる感じですね。

EOS KISS X7と組み合わせても似合うと思っています。


最近は、サードパーティのレンズも、超音波モーターや手ぶれ補正等の搭載で大きく重たく、そして高額になってしまうのが常になってしまいました。
しかし、最高の写りを、安く軽くコンパクトに提供しようという熱意の塊、このSP 90mm F/2.8 Diレンズは、時を経てもなお輝きを増し続ける得難い最高のレンズであります。


■EOS KISS X7での実写

全てマニュアル、開放F/2.8での撮影です。

EOS KISS X7と、SP 90mm F/2.8 Diレンズは、これからもドンドン持ちだして行こうと思います!!

キヤノン、タムロン、本当に良いものをありがとうです!!