まず、次世代ゲーム機のヴィータの前世代機、すなわちPSPのモニタについて。
PSPは、480x272ドットの液晶モニタ。携帯ゲームとしては今もって最高のモニタでありますが、ヴィータが誇る有機ELモニタと比較してしまうと断崖絶壁の差におののきます。
有機ELモニタは、PSPが最も苦手としていた明るい場所での視認性が改善されているのが嬉しい点の一つです。日中でもちゃんと何が映っているのか認識出来るというのは、外歩きのお供となるモバイル機では必要な点ですね。
そして、バックライトの助けを借りなければならない液晶モニタと比較して、とてつもなく大きな違いは、画素が自分の力で発光する「自発光式」である点。
そして、バックライトの助けを借りなければならない液晶モニタと比較して、とてつもなく大きな違いは、画素が自分の力で発光する「自発光式」である点。
プラズマテレビやブラウン管のように、有機ELは、黒を作りたければ画素を消灯すれば良いため、黒だろうが何色だろうが一律バックライトに照らされてしまう液晶と違い、きっちり本当の黒が作れます。
たとえば、布団の中で、黒いグラフィックを表示した時、闇の色とゲーム画面の黒が一体化するのは、まさに有機ELモニタのパワーです。
プラズマやブラウン管はモバイル機器に搭載出来るものではないため、その役割を引き継いでいるとも考えられますね。
ヴィータの有機ELは、有機ELそのものの特性が素晴らしいだけでなく、PSPの解像度のきっちり四倍を誇る960x544ドットという高解像度も大きな魅力です。
ヴィータの有機ELは、有機ELそのものの特性が素晴らしいだけでなく、PSPの解像度のきっちり四倍を誇る960x544ドットという高解像度も大きな魅力です。
もしも、PSPの事を考えなければ960x540ドットにしてしまった事でしょう。
PSPの272ドットをボヤけなく表示するための544ドットと知れば、ヴィータがPSPを重視した本当の意味での次世代機であると思える事でしょう。
ヴィータの有機ELは、発色も鮮やか・艶やかで、おそらくは、PSPのソフト開発機よりも美しい理想の表示を実現しているのではないでしょうか。
言うなれば、ヴィータは「真・PSP」とも言えるのではないでしょうか??
ただ、あまりにドットが鮮明過ぎて、時として目障りに感じる事もあるため、バイリニアフィルタで滑らかにする事も可能。
ヴィータ専用ゲームは、すべからく高解像度であるため、全数が次世代機のメリットを漏れ無く享受出来るのも素晴らしいです。
プラズマテレビやブラウン管の美点を持ったモバイルモニタ。