2012年4月26日木曜日

ヴィータでずっと欲しかった電卓を作ってみました

今回の記事では、PSVITA(プレイステーション ヴィータ) + PlayStation Suiteにて、ずっとヴィータに欲しかった電卓を作った話について書かせて頂きたいと思います。

最強・最高のゲーム機としてだけでなく、情報端末としてもどんどん使いたいヴィータ。
電卓もヴィータで使いたいのさっ。それも明日すぐにでも沢山使いたい用事があるんで、ここは一つ気合を入れて仕事から帰ってから寝落ちしないうちに作ってみました。

ちょっと机の前に座る気力が沸かなかったので、15.6インチノートパソコン「Aspire 5750G」にて布団の上で開発。
布団にうつ伏せになりながらC#言語を入力しまくりです。
うつ伏せになってると腰が痛くなるんですね・・・いてて。

PssStudioを使って、ヴィータに開発したアプリを転送。 PS Suite Devを起動すると、今までインストールした自作アプリもリストアップされて残っていますね。
ちなみにこのPS Suite Devはオープンベータ期間終了後は使用出来なくなるとアナウンスされています。
正式版はもっと色々な機能があって、見た目も華やかになるのかな?

電卓ですが、一応プレーンな電卓ではありますが、自分の欲しい機能をつけています。

計算結果を記録するメモリエリア(クリップエリアと呼んでいます)を3つ持っていて、「クリップ」ボタンをタッチすると、3つのエリアに順繰りに格納されて行きます。
クリップエリアは、計算表示エリアの下にある三つの黒い部分です。

それと、入力履歴が表示されるように作ってあります。「あれ、今どこまで入力したっけ?」とかならないように。
さらに、今入力していた値を「今のコレ、無し!」に出来る「なし」ボタンも作ってあります。
333333 + 33としようと思ったら、333333+330にしてしまった!という場合は「なし」ボタンで330を取り消せます。

ちなみに、スクリーンショットでは分からないですが、電卓が表示されるとボタンがブルルーンと揺れながら登場して来ます。
ヴィータのウィジェットは、プロパティの指定だけで派手な画面効果を簡単に出せるんですよ。「さすがゲームマシン」と唸らせられます。

計算中の様子はこんな感じ。960*544って、ヴィータの画面解像度ですねー。
ちなみに、この状態で「クリップ」ボタンを押すと、これが1番目のクリップエリアに記憶される事になります。

クリップエリアの数字は、クリップエリアを押すといつでも現在の入力にする事が出来ます。

たとえば、ヴィータとPSPの画面ピクセルの差は何倍なのだろう?というのを計算したい時。
それぞれのマシンのピクセル数を別個に計算して、クリップエリアに記憶しておき、クリップエリア同士で比較の計算すればOK。

具体的には以下のような動きになりますね。
(1)960*544(ヴィータの画面解像度)を計算して「クリップ」を押すと、1番目のクリップエリアに結果が記憶されます。
(2)480*272(PSPの画面解像度)を計算して「クリップ」を押すと、自動的に次の2番目のクリップエリアに結果が記憶されます。
(3)というわけで、1番目のクリップエリアを押して、「÷」を押して、2番目のクリップエリアを押すと、ヴィータの画面解像度がPSPの何倍なのかが計算出来るわけです。

それにつけても、本当に正式に自作ソフトが認められて、個人専用限定とはいえこうして実機で動かせるなんて・・・。
ヴィータは小さい頃に望んだ理想のゲーム機の全てが込められた、大切な大好きなマシン。
なんかこう、胸が温かくなりますね。
しかし、明日も厳しい仕事が待っているのに、呑気な事を言ってていいんだろうか。
うーむ。じゃ胸が温かいうちに寝よう。さすがに仕事で頭が回らないのはマズイので。


※追記
ヴィータ電卓を改良する記事を後日書かせて頂きました。
記事へのリンクはこちらになります