ふと100円ショップに寄ってみると、心惹かれるデザインのシャープペンシルが売っていました。
その名は「コクヨ・コロレー・シャープペンシル(F-VPS103B-1P)・ブルー」です。
100円ショップといいますが、ペンはきっちり袋入り。
文房具屋さんだと、ペンを什器に立てて販売してたりしますが、展示状態での試し書きや(つい最近の経験で)そもそも購入時に会計カウンターで乱暴に扱われたりして、傷つく要素満載・・・。
袋入れ販売の安心感はやはり大きいものがあります。
コロレー・シャープペンシルですが、カジュアルで爽やかなカラーリングの半透明ボディは、なかなかグラマラス。
まさに"新生活スタート!!"といった初々しい雰囲気のコロレー・シャープペンシル。
しかし、デザインワークそのものは、世界の一流ブランドペンにも通じるものがあるんじゃないか?と思わずにはいられない感じ。
ペン先は、手持ちのシャープペンシルの中では珍しいオール樹脂。
シャープペンシルはどうしても刺さりそうだったりしますが、コロレーはふんわりと優しいのが大きな特徴。
芯は1ノックでも長く出てくるので、2ノックもすれば折れそうなくらい十分な芯が繰り出されます。
ちなみに2本以上の芯が入っていれば、残芯3mmまで使える設計になっていて、これはコロレーのセールスポイントとなっていますね。
ペン先は、見た目は金属レスゆえにやや頼りない印象なのですが、実際の筆記性能はどうなのか?ってところです。
ペン尻のノック部分ですが、天冠部分の青カラーは、何と繰り出し式の消しゴムの頭になっています。
指で押してしまうと消しゴムを手垢で汚す可能性が高まるため、ノックする場合は、ノック部本体を親指と人差し指でつまんで押し込むのがよろしかろうと思います。
消しゴムは、ノック部分を回転させるとドンドン繰り出され、最終的にはここまで長く出てきます。
そして、この消しゴム、本体のカラーに合わせてある同色カラー・タイプで、形状も円柱ではなくて六角形・・・というよりも星形にも近い感じです。
私はシャープペンシル付属の消しゴムは決して使わないので、汚さないように努力する対象のゴムパーツであります。
やはり全体のフォルムや質感はしっかりしています。
綺羅びやかな美しさとは違うけれど、ぱっと明るく潤いのある花があるように感じます。
定価ベースでも105円のシャープですが、さすがはMade in JAPANのクオリティと言えるでしょうね。
個人的に100円ショップのスター「三菱鉛筆ジェットストリーム・ボールペン・SXN-150-07ブラック」を、また新しく買い増ししましたので、コロレーと並べて写真を撮ってみました。
このSXN-150-07ブラックは、ジェットストリーム特有の滑らかな書き心地に慣れないと「あまり好きじゃない」と一旦突き放す方もいらっしゃいますけど、使い続けるうちにだんだんハマって来てくれて、「また買って来て」と頼まれたりする快筆なんです。
書く場所を選ばないボールペン「トンボ・エアプレス」と、この三菱ジェットストリームSXN-150-07がありさえすれば、こと実用面においてはボールペンに悩む必要がなくなる程の高次元レベル。
話がジェットストリームになってしまいましたが、次はいよいよコロレーで実際に筆記してみます。
コロレーは、筆記する前までは、正直「ペン先まで全て樹脂だから書き味はヘナヘナなんじゃないかなぁ?」・・・と不安でしたが、まず握り心地は抜群に良いです。
三菱ジェットストリームSXN-150-07がそうであるように、実用面を重視しながらも決してバタ臭くならないように慎重にデザインされた軟質素材グリップを備え、滑り止め効果はパーフェクト。
グラマラスなフォルムも、きっちり握り心地の良さに大きく寄与しています。
そして、いよいよ0.5mm芯を紙につけてみますと、一般筆記用シャープペンの常識の範囲内の柔らかさはあります。
ただ、決してガタツキやフラフラはなく、誰もが納得出来る性能を発揮していると感じます。
ジェットストリームのSXN-150-07もそうですが、日本製は100円ショップでも威力大爆発で感心することしきり。