購入初日、ノーテストで八木山動物公園での本格撮影に投入した「EOS 7D Mark2」でしたが、あまりの凄さ、あまりの嬉しさに、休む暇なくさらに仙台光のページェント撮影に持ち出しました。
いつもだと、三脚でもって低感度撮影をしているのですが、EOS 7D Mark2は高感度特性がかなり良いため、思い切って今までなら絶対にありえない「まるごとISO感度6400でもって手持ち撮影」を敢行してみました。
うおおおお!! ISO感度6400なのに、光のページェントがクリアに撮れる!!
これは素直にびっくりです。
ちなみに、全編を静音シャッターモードで撮影しているのですが、音が優しくてとろけそう。
あまりの音の静かさに、すぐ隣でスマホ撮影していた方が、ガタイのデカいカメラから発せられる音の印象と違ったんでしょうね、7D Mark2を二度見していてちょっと嬉しかったり。
EOS 7D Mark2は、ノーマルシャッター音も素晴らしいの一言なんですが、静音シャッターはまさに芸術の域に達していて好き度ナンバーワンの座に輝いています。
今までなら、人さまの邪魔にならない場所に三脚を立てる場所探し作業に苦労し、撮れるアングルや場所に大きな制約が出ても受け入れるという流れで来ていましたが、EOS 7D Mark2は、ISO感度6400が美しく撮れるから十分なシャッター速度に設定できて三脚いらず、手持ちで自由自在!!
もちろん、ISO感度6400で美しいと言ってもノイズが無くてつるつる・・・というわけではないですが、薄いノイズがフィルムの粒状感を思わせて情緒があります。
ファインダー右側に縦方向に長く伸びる露光レベルメーターが見やすく、逆に大喜び。
今回は、あえて露出オーバー気味で、ぱあっと明るく撮ってみました。
マニュアルは自由自在に意図を反映させる事が出来て、「知性を持ったカメラ」であるEOS 7D Mark2と、手動でこっちの意見をぶつけあって、まさに二人三脚の撮影旅という感じがして嬉しくて舞い上がりそう。
手持ちでどんどん移動して撮影していますが、三脚じゃないから、人さまの流れに乗って自然に撮って行けるのがやっぱりうれしい。
ISO感度6400でも、本当に綺麗でびっくりします。
それと、静音シャッターモードでさえも、EOS 7D Mark2はレスポンスが良い!!
連写はしないですが、連写する気であれば、静音でさえも秒4コマの高速っぷり。
サンタクロース・ライダーのみなさん!!
手持ちなので、あっと思ったらすぐに撮影できました。
ISO感度6400でも、ディテールはばっちり。
センサーは初代EOS 7Dの1800万画素を超える2020万画素なんですが、画素数が増えても根源的な画質がアップしているのは圧巻。
さらに、これ普通のCMOSセンサーではなく、ミラーレス撮影を超強化した「デュアルピクセルCMOS」なんですが、まだその本領発揮は先になりそうです。
仙台光のページェントは、1時間ごとに消灯し、再点灯するイベントをやってくれます。
点灯の感動を何回も味わえる!!という主旨だったかと思いますが、知らない方々は結構混乱してて「え、停電!?なんで!?」みたいに怯えてました。
周囲もかなり暗くなるんですが、ISO感度6400だけでなく、EOS 7D Mark2のAFは、肉眼で見ても暗い場所にピタっ!!と当たるんです。
EOS 7D Mark2が誇る65点オールクロス(!!!)AFセンサーには、低照度でも合焦する特別なセンサーも搭載されていて、EOS 7D Mark2発売後2年経過した今は、低照度性能は、最新モデル「EOS 80D」にも継承されててマジスゴです。
ちなみに、私は、マニュアルモードでしか撮らないのですが、EOS 7D Mark2のマニュアルモードは一つ大きな特徴があります。
普通は露出レベルメーターがファインダーの下に短く表示されるのですが、これはEOS 7D Mark2もあります。
ただし、ISO感度も含めて、フルマニュアルにすると、プロ機の本領が発揮され、EOS 1Dと同じ仕様に変化します。
それはつまり、下のメーターが消灯し、ファインダー右側に縦方向に長く伸びる露光レベルメーターだけになるのです。
最初はEOS 1D同様のプロ仕様に戸惑いましたが、慣れるとあら不思議、メーターが長くて見やすくてこっちも良いなぁ!!
これだけ、ISO感度500で撮ってみました。
もはや、ISO感度500だと、ノイズなさ過ぎてつるつるで逆に気持ち悪いと思えてしまうくらい。
光のページェントの美しい姿を撮る・・・というのも良いですが、EOS 7D Mark2と共に自由に歩き回って撮っていると、「光のページェントがある夜の景色」というか、スナップを撮るのもすこぶる面白い。
ISO感度6400がここまで常用出来るとなると、今までとは撮影のやり方が完全に変わる気がします。
結果も大切ですが、それはあくまでも結果であって、撮影している最中は、カメラを操作する事そのものも楽しいので、ファン・イン・オールディレクションズ状態!!
サンタ・ライダーさんが走って行きます!
あっと思ってすかさず流し撮り。
こういうのは三脚に据えていたのでは到底無理。
ただ、ISO感度6400が実用的になったとは言うものの、徹底的にノイズを排して綺麗さ重視となると低感度で撮らないといけないし、三脚と手持ちを状況に応じて使い分けねばなりますまい。
静音モードでも、全く素晴らしいレスポンスです。
「あっ」と思って急に対応する流し撮りもうまく対応できます。
カメラが全身で返してくれる優美なレスポンスは、まさに写真を撮る、カメラを持つ、そういう従来からあった喜びを純粋化して体に染み込ませてくれる感じ。
とにかく素晴らしい、それしか言うべき事はないです。
それと、ISO感度6400と言うと、ノイズばかり言ってますが、安定した露出と色の美しさは絶対に見逃せません。
これは、EOS 7D Mark2が知性を持という言い草をしてますが、本当にそう思えちゃうんですが、その源泉となるのが超高度な測光制御システム「EOS iSA」です。
なんと、赤外光を感知する画素を持った、RGB+IRの15万画素センサーがこの世界を「観て」「感じて」「分析」するんです!!
EOS 7D Mark2を握っていると、ここまでのものを作り出せる人類そのものに対して尊敬の念が湧き上がって来ますね!!
EOS 7D Mark2、早く次の撮影に出たい!!!!!!