今年のクリスマスは、いつもと違い、朝から連れと白鳥のいる沼で過ごしました。
連れが常日頃から激押ししてくれていた、あまり知名度の無い場所・・・いわば穴場!!
いかんせんクリスマスなので、撮影ばっかりが目的の日ではないわけなんですが、「白鳥」というキーワードを聞いてはEOS 7D Mark2とEF70-200mm F2.8L IS II USMレンズを試さずにはおられず、連れの「こういう日なのに、そういうでかいカメラ!?」という視線にもめげず撮影もかなり頑張りました。
鳥の動体撮影って実は経験がなく、試行錯誤で設定を追い込まないといけないし、しかも連れとクリスマストークしたいし、なかなか撮影は厳しいかな?と思いましたが、EOS 7D Mark2めちゃくちゃすげぇぇぇぇです。
白鳥よりも数が多い鴨ちゃんも撮影しましたが、電光石火のレスポンス、驚異の動体追尾システム「EOS-iTR」がその威力を鬼レベルで発揮してくれて、高速動体である鳥が割と気軽に(マニュアル撮影なのである程度の覚悟は必要)撮れてしまう!!
白鳥が勢いよく羽ばたきを始めた!
EOS 7D Mark2は、レスポンスが人間の神経にリンクしてるかってくらい優れているので、ここだ!!という画がピタリと撮れる!!
先日の、突進してくるレッサーパンダの撮影で気付いてはいたものの、このレスポンスはすげーーー。
朝の陽の光を浴びて輝く白鳥の羽も、EOS 7D Mark2は美しく撮らせてくれる。
AFは、常時AIサーボ(絞り込みボタンを押している間だけワンショット)で、測距エリア選択レバーでもって、15点ゾーンAFと、25点ゾーンAFをカチカチと切り替えながら撮影してました。
鴨ちゃんが作り出す水面の波紋も、イメージ通りにばっちり撮れる。
連れとクリスマストークしながらでも、EOS 7D Mark2は操作性が突き抜けて素晴らしいので問題なくサクサク撮れる!!
EOS 7D Mark2だと、たとえば、カメラの設定変更に手間取ったり、変な動きするから上手く撮れずイライラとかが全然なく、連れを放置したりすることなくガンガン撮っていける。
こういう部分は、実際に使ってみないと絶対に出てこない美点だから、あらためてEOS 7D Mark2すげぇぇぇぇ。
バタタターッと急に飛び立つ鴨ちゃん。
白鳥とクロスする所を「ここだ!」と咄嗟に撮影。
シャッター切った位置に寸分のズレもなく鴨ちゃんが来ていて、7D Mark2のレスポンスに感動。
ピントは白鳥に合ってますが、こういうシーンでどっちにピントを持って行くのか?という点も自分で細かく調整する事が可能なのもこのカメラの特長の一つ。
羽ばたく白鳥を、こんなにも思い通りに撮影出来た事って、生まれて初めてかも。
思ったタイミングにズレなく撮れるカメラって、実際手にすると衝撃度数が全然違う。
しかもレリーズの瞬間も、像の消失時間がほぼ無いと言っていいから、動く白鳥をあますところなく自分の目で追いながら撮れてしまう。
ここまで凄いカメラが完成していたのか!!とショックを受けると共に、逆に「いや、もっと性能は低くても良いかな・・・」などと、変な方向に思考が飛びそうになってしまう。
狙っていたわけではなく、連れと話をしていたら白鳥が飛んでいるのに気が付きあわててレンズを向けシャッター切りました。
うーーーーむ、すごい。
EOS 7D Mark2には、まさに驚異と言える動体追尾システム「EOS-iTR」が搭載されているのですが、とにかく「咄嗟に」とか「あわてて」とかそういうシチュエーションでの動体撮影がバンバン行けてしまう。
正直、EOS 7D Mark2は、あらゆる部分が私の想像を遥かに超えたカメラ。
私なんかには分不相応なスーパーカメラではあります。
白鳥の前にぽちょん!!と着水した鴨ちゃん。
それを「ん?」という感じで見つめる白鳥。
こういう一瞬を逃さないEOS 7D Mark2めちゃめちゃすげー。
キャッチコピーが「すべての一瞬が一新する」ですが、初代EOS 7Dも今もって相当にグレートですからね、そりはちょっと大げさじゃない??なんて少しは思ってたりしたわけですよ。
「いや、ホントにすべての一瞬が一新したっぽい!」
EOS 7D Mark2の2020万画素APS-Cセンサー、デュアル搭載のDiGiC-6の画質も極めて良好で、A4プリントを見ると思わず感嘆の声が上がるくらいです。
キヤノンAPS-Cセンサーに乗る微細なノイズは、フィルムの粒状感に近いものがあって、つるつるの写真より情緒があって逆にアドバンテージになりうる予感。
それと、こういう動体の撮影って、今までの私だと、気に入ったカットが少なく保存する写真の枚数が少なかったりしてたんですが、EOS 7D Mark2だと、撮った枚数 = 気に入ったカットになってます。
バタバターッと鴨ちゃんが飛び立ったので、またしても「あわてて」シャッター切ったのですが、びっくりするくらいばっちり写ってて逆に焦ってしまいます。
EOS-iTRって、どんだけ超技術なのか!!
設定を追い込んで狙って撮るとかならともかく、音聞いてから急にカメラ向けて急にシャッター切って、こんだけ撮れるものなのか。
鴨ちゃんが着水する一瞬を撮影。
動体は得てして撮り直しが効かない一瞬ばかりなので、プロがEOS 1DやEOS 7Dを買う理由が、ちょっと分かった気がする。
こういう一瞬を撮らないとご飯食べられないとなったら、買うしかねー。
その意味では、EOS 7D Mark2は、もう超激安の大バーゲンプライスだと思う。
逆に安過ぎて怖い。
測距点エリアを、15点ゾーンと25点ゾーンを適宜切替ながら撮影していましたが、羽ばたく鴨ちゃんの顔にズバッとピントが当たっていて、EOS-iTRの能力の高さには舌をまくばかり。
EOS-iTRは、赤外光画素を持った15万画素センサーで、見事に被写体を認識してくれています。
朝の光を浴びて飛ぶ鴨ちゃん。
こういう写真は今まで撮影した事がないという事もあって、撮れただけでちょっと感動。
EOS 7D Mark2は撮れるだけでなく、シャッター切っただけでも気持ち良くて嬉しい。
仮に、あくまでも仮に、気に入った写真が撮れてなかったとしてもいいやと思うくらい気持ち良い。
これもEOS 7D Mark2すげーーーーーーーーーーーー!!
急にバタタッ鴨が来た時に、ホント無理なタイミングで急にシャッター切った写真なんだけど、さすがにこれはピンボケ確定だなと思ったら・・・バッチリピントが食いついていて、良い意味で絶句してしまった。
EOS-iTRって、どんだけバケモノなんだ。
こんなん2年前に作ってたら(良い意味で)アカン!!
鴨ちゃん着水の一瞬。
高速動体の撮影って、まず撮れているかどうか不安が凄く、撮影中は楽しいとかそういう気持ちは薄かった気がするのですが、EOS 7D Mark2は、めちゃくちゃ、めちゃくちゃに楽しい!!
「どんどん動いてくれ!!」と言ってしまいそうになるカメラ。
押しているだけワンショット、離すとAIサーボボタン(逆パターンも可)も、測距エリア切替、全てがサクサクでまるでカメラが手足のよう。
まだEOS 7D Mark2が家に来てくれて日が浅いのですが、初代7Dから継承された部分もあるし、長く使ったカメラみたいな馴染みがあります。
奥から手前に、まるで戦艦のごとく勢いよく泳いでくる鴨ちゃん。
縦横無尽に空を飛ぶ動きでも楽しく撮れるEOS 7D Mark2、直線的な動体はさらに安心感があって心がより軽いですね。
レリーズタイムラグ55msの驚異。
いや、撮れてるわけないわー・・・とか思ったシーンが全部撮れてて「!!!」の連続でした。
このカメラ、体がデカいと思っていたけど、とんでもない高性能を勘定に入れたら逆にコンパクトだと思う。
これ以上の性能を出すとなると、ボディをもっと大きくして・・・EOS 1Dを買え!!という話にしかならなくなって来るだろうなぁ。
その前に、これ以上の性能があっても、もはや判別できない世界になると思う。
分析用の超超超高速ハイスピードカメラとか特殊用途は別にして。
動体撮影という事で、EOS-iTRばかり書いてしまいましたが、スーパー測光システム「EOS-iSA」もいいし、そもそもAPS-C 2020万画素センサーとデュアルDiGiC-6が生み出す根源的な写真画質も素晴らしい。
輝度ノイズリダクションもカットしているので、ディテールは目が覚めるように彫りが深いです。
ノイズリダクションを全くかけないと、フィルム的な微細な粒状感はあるのですが、逆にそれが良い方向に作用してて、私の最終目的地であるA4プリントだと情緒ある素晴らしい画として生きています。
EOS 7D Mark2は、町歩きスナップから風景、そして動体撮影まで、全方向に拍手喝さいの大したカメラです!!