2017年1月21日土曜日

EOS 7D Mark2とEF-S 24mm F2.8 STMレンズで、初の雪の町歩き撮影してみました

いよいよ仙台でも積雪となり、EOS 7D Mark2にEF-S 24mm F2.8 STMレンズを装着して、初の雪の町歩き撮影に行ってきました。

例年ならば、個人的に雪には強い恐怖心を持っている事もあって、積雪時に町を歩き回るなんて出来なかったんですけど、今年からはEOS 7D Mark2があるんで頑張ってみようと。

まずは機材の姿から。
これは同時携行したPowerShot G5Xで撮影しています。

EOS 7D Mark2は、超高性能なミラーレス撮影機能も備えてますが、タッチパネル無しで操作する設計のため、手袋を自由に選べるのがかなり大きい。
このカメラの設計コンセプトの一つは「プロが酷寒の地で本格的手袋をしたまま快適操作可能」ってのもあって、あっこれがそうか!と思えた瞬間。

まぁタッチとハードウェア操作の両方を搭載しているに越した事は無いですが、そうは言っても、当時の「少しでも故障率を下げたい」という熱い思いは伝わります。


大切な愛車のアイちゃんにも着雪。
ちなみに、アイちゃんはミッドシップエンジン車のため、言うまでもなくフロントに熱源がありませんので雪が溶けません。

雪を落とさないまま走行すると、ヘッドライトが遮られてずっと暗いまま走行という地獄もアリなので注意が必要。


観葉植物に雪が乗って模様が面白いなぁと。

雪の朝は本当に静かですが、EOS 7D Mark2の静音シャッターは静かな町中にあっても心地よく溶け込みます。


雪の中の自転車。

7D Mark2のレスポンスの速さに感心させられます。


太陽が昇って来た町。

アクセントを入れるため、内蔵フラッシュを雪面に照射しています。

いわゆるEOS一桁機の中では、内蔵フラッシュがあるのは何とこのEOS 7Dシリーズだけ。
内蔵フラッシュは、アクセント入れたり、影を飛ばしたり、八面六臂の大活躍をしてくれるので今後も絶対に搭載し続けて欲しい!!


どうしても撮りたかった写真が撮れました。

白い雪の中、内部の熱で溶けたマンホールに、オレンジ色の太陽の光が反射するこの構図。

これはミラーレスで撮影していますが、やっぱりデュアルピクセルCMOS AFは爆速ですね!!
たまたま、常用しているライブ1点AFではなく、「顔追尾」にしてたんですが、どーいうわけかAFがマンホールを追尾してくれて快適に撮れました。
AFポイントが小刻みにプルプル移動するのが面白い。

ちなみに、EOS 7D Mark2の自慢のAFシステム「EOS-iTR」や測光システム「EOS-iSA」は、あくまでも光学ファインダーにかかる技術なので、ミラーレスでは関係なくなります。

このあたり、制御ロジックが激変するため、カメラマン側の使いこなしが求められる所ではあります。


かわいいワンちゃん??の足跡。

雪の上にしゃがんで撮影していると、なんかこう、ああ生きているなぁって感じになります(なんでやねん)。


この景色、以前まだMark2を買えていなかった頃、「もしMark2買えて、雪が積もったら、絶対に撮りに来るぞ!」と思ってたんです。

ようやく願いがかないました。

EOS KISS X7があまりに素晴らしいので、大きなカメラへの興味が全くなくなった事もあって、Mark2を買うのはかなりの時間を要しました。
値段も高かったし・・・(涙)。

それだけに感慨もひとしおです。


ここまで何キロも歩いて来ましたが、ちょうど良い感じで雪の撮影が出来るのは嬉しい。

というのも、大雪になってしまうと、長時間の雪かきが待っているから写真撮る余裕なんか無くなってしまう。

しかし、EOS 7D Mark2の東京2020・・・じゃない、APS-C 2020万画素は、つくづく素晴らしい画質ですね。

EOS KISS X7の1800万画素センサーもその高い能力に瞠目させられますが、それを明快に超えて来ているのが嬉しい。


トラックが雪の上をゴゴゴーと走って来る事に気づき、あわてて動体撮影モードに切り替えて撮影した一枚。

このあたりから、いよいよEOS 7D Mark2の本領発揮です。

7D Mark2は、さすがプロ用だけあって、スペックうんぬんより何より、「パッ」と設定を一瞬で切り替えられるのがあまりにも絶大アドバンテージ。

具体的には、普段はマニュアルモードでシャッター速度1/100秒をめどに風景撮影してるんですが、モードダイヤル[C2]に動体用設定を固めてありますから、[C2]に切り替えるだけで動体撮影に即対応。

ダイヤルを[C2]には、ISO感度2500、シャッター速度1/640秒、AIサーボ、シャッターモードは静音やめてノーマル!ってしてありますので、一気に設定が切り替わります。


さらに、そこからがスタートで、測距エリア(AFポイントではない)の選択や、AIサーボとワンショットの一瞬の切り替えなどなど複数の判断が入って来ます。

トータルで激変する設定を一瞬でさばけるのがEOS 7D Mark2。

つくづく偉いカメラです。


雪の野原から仙台の町をのぞむ。

空も願っても無い写りで笑顔。


白い雪と、太陽が昇り水色とオレンジが混在する空。

難しい光の状態も、自慢の測光システムEOS-iSAは抜群のさばき方をしてくれます。

ただ撮るだけでなく、EOS 7D Mark2のシャッターフィーリングは極上で、撮る事そのものが楽しくてしようがないですね。


マンホールのある構図。

普段はこういう時はただ通り過ぎてしまうだけだけど、EOS 7D Mark2と対話しながら時間を過ごす貴重な場所に早変わりです。


雪の上を走って来るクルマ。

EOS 7D Mark2だと、雪の写真に動体を好きなように入れ込めるのがでかい。

風景撮影と、動体撮影を、バシバシ切り替えて一体感を持って撮って行けるのは、実際に体験すると目が覚めるような感覚になります。

写真に限界がなくなると言うか何と言うか。


疾走するタクシー。

轍、タクシーの模様、斜め方向に多数の線が入る構図で思わずシャッター切りました。

この「思わず」で動体をガシッと捉えられるのが7D Mark2のパワー。

ただ、Mark2なら考えナシに撮っても何でも撮れるって事は無いです。

むしろ、このクラスのカメラは、考えナシに撮ると「失敗幅がむしろでかい」傾向が強いかなぁと。


雪の中の自転車。

二輪車はハラハラする・・・。

走る自転車を高速シャッターで止めて撮るのは割とハードルが高く、シャッター速度1/500秒くらいあっても安心出来ない事があります。

即応しやすいMark2やはり凄い。


あっ、と気が付いてあわてて撮った、わんわんの散歩。

他の雪景色撮ってて気が付かなかった。

こういう「あっ!」という感じの構図は狙って撮れないので逆にいいかなぁと。


陽の光を背にして、ズジャーーと勢いよく走って行くタクシーを撮影。

EOS 7D Mark2のレスポンスの速さは、本当にありがたい。

初代7Dも全く少しも不足は無いカメラなのに、もう二代目という衝撃はとてつもない。


日が昇り、オレンジ色が強まる雪の世界。

こういう光の調子は、撮りたくとも撮れないので撮れる時に撮っとかにゃあ。


影の感じがとっても良くてシャッター切らずにはおられませんでした。

この雪の具合、この光の具合、今だ!という感じですね。


よそのアイちゃんを撮影。

やっぱりアイいいなぁ。

うちにもアイちゃん居てくれるけれど、人さまのアイちゃん見るたびに「いいなぁ」って思いますもん。

こんなに良いクルマは無い(親バカ発言)。

雪は怖いけれど。


太陽がドラマチックだったんで、思い切ってシャッター速度1/8000秒でもって、思いっきり太陽を入れて撮影してみました。

シャッター速度1/8000秒は、キヤノン機では1Dも含めて最高速度なんですよね。


ラストは、大切な愛車のアイちゃん。

町歩き終えた後は、そんな量ではなかったけど雪かきし、アイの雪も落として撮影。

EOS 7D Mark2は、レンズが軽かった事もあって、ずっと何キロメートルも片手に持ったまま歩いたけど特に疲労とか無かったです。

重さに関しては、EOS KISS X7があまりにも優秀過ぎるだけで、7Dシリーズも、言わば「コンパクト1D」なのでそんな持ち歩きに困る事は無くて嬉しい!