2007年11月16日金曜日

PS3 Linux(Fedora8) (1) 画面の高解像度化をしてみる




いよいよPS3 Linux、Fedora8の使用開始です。
今回からは、サーバーとしての利用だけでなく、良い意味で普通にデスクトップコンピュータとして使ってみようと思います。
いわゆるウィンドウ画面での利用です。

インストール直後は(720pオプションのため)画面が狭い状態になっています。メニューから画面解像度を変更しようとしてもダメ。新しい解像度の選択肢が出てきません。
このあたりからLinuxらしさが少しづつ出てきますね。直接設定ファイルを書き換えないといけません。

root権限でアクセスし、/etc/yaboot.confの太字の部分を以下のように書き換えて再起動したら、ようやく解像度が1920 x 1200ドットになってくれました。
かつてのFedora Core 5の場合は、この設定ファイル、kboot.confという名前なのですが、Fedora8(7も)はyaboot.confになっているので迷うかもしれません。

image=/vmlinuz-2.6.23.1-49.fc8
label=2.6.23.1-49.fc8
read-only
initrd=/initrd-2.6.23.1-49.fc8.img
root=/dev/VolGroup00/LogVol00
append="video=ps3fb:mode:13"

image=/vmlinuz-2.6.23.1-42.fc8
label=linux
read-only
initrd=/initrd-2.6.23.1-42.fc8.img
root=/dev/VolGroup00/LogVol00
append="video=ps3fb:mode:13"

おおー。画面が広々してます。

ちなみに、この(記事の)ブログの更新や画像の作成、全てPS3 Linx(Fedora8)上でやっております。

(追記: 個人的に「PS3って1080pまでしか対応していないんじゃないか?」という質問を受けました。確かにPS3のデフォルトOS=ゲームOSはハイビジョンテレビに接続する都合上1080p対応となっていますが、Linuxとして使うと、WUXGA = 1920 * 1200ドットの解像度に設定が可能なんです。ゲームOSの方も隠し仕様でWUXGAに対応しているかも知れませんが、それは分かりません。)