2013年1月27日日曜日

数字を元素で読み換えるのが地味に楽しい

遅まきながら、原子番号113番元素の日本命名権取得を祈願して、113個の元素の番号・記号・名前を覚えた・・・という話は過去の記事で書かせて頂きましたが、これを応用して、色々な番号を元素で読み替えるのが地味に楽しいですね。

それまで単なる数字の羅列だったものが、急に生き生きして来たり、語呂合わせ以上に意味を持たせる事が出来たり。

たとえばクルマのナンバープレート。

・78-79
(Pt)プラチナ - (Au)金。超豪華だなぁとか。

・47-16
(Ag)銀 - (S)硫黄で、あっ銀が硫化して真っ黒に!とか。

・24-28
(Cr)クロム - (Ni)ニッケルで、金属アレルギー心配とか。

・74-42
(W)タングステン - (Mo)モリブデンで、熱にメチャ強そう!とか。

・11-17
(Na)ナトリウム-(Cl)塩素で、塩味がクルマにつきそう(つかん)。

・76-77
(Os)オスミウム-(Ir)イリジウムで、硬いぜ!万年筆のペンポイント!

などなど・・・

ただし、ナンバープレートは基本的に2桁までの読み替えですかねー。
00は原子番号100番(Fm)フェルミウムと読み、101から113番はお休み。
私は数字の羅列を暗記するのが苦手なので、パスワードや電話番号を元素で読み替えてかなり覚えやすくなったし、遊びだけでなく実用性もあって助かります。
それに、元素って、普通の生活でも結構な頻度で話に出てくるものですし。

2013年1月24日木曜日

DELFONICS木軸シャープペンシル・ロングタイプ・グリーン

本日は体調不良で通院し、帰り道に気分を高めるためsmithに立ち寄って「DELFONICS(デルフォニックス)木軸シャープペンシル・ロングタイプ・グリーン」を購入させて頂きました。

DELFONICS木軸シャープペンシルは、既にミニタイプも2種類所有しているのですが、やっぱり木の鉛筆そのままと言った材質とデザインの質朴さが実に好ましいです。

ペン尻方向から見ると、このペンシルの、木の鉛筆から芯を抜いてそのままシャープペンシル・メカと交換したようなスタイリングが分かりやすいかも。

木軸シャープペンシルと言うと、三菱鉛筆ピュアモルトやパイロットS20(エストゥエンティ)が強烈な光を放っていますが、どっこいDELFONICS木軸シャープペンシルもあるんだなぁ!と思うと、気持ちが昂って身体の免疫力もドドンと向上しそうな勢いになります。

DELFONICSのブランド・ロゴは飾りっけが無くて、それが逆にとてもこの軸に似合っています。

木軸ペンというとやはりちょっと値段が高めだったりしますが、定価ベースでロングタイプが420円、ミニタイプが399円という求めやすさも嬉しい限り。

また、この軸カラーのグリーンもハツラツとしていて心が浮き立つようです。

ノック部分はキノコ型の形状をしていて、押し具合そのものは大変良好なのですが、いかんせん軸が通常のシャープペンシルの基準を超えて長いため、ノックするには通常は握り直しが必要になると思います。

ただ、たとえば超高級タイプのシャープペンシルなんかだと、平気で両手操作を求めたりしますから、このあたりは「面倒くさい」ではなくて、ペンの個性として認め、人間の方から馴染んで行くが吉でありましょう。

木の鉛筆の地肌がそのまま活かされたペン先は、真ん中からスパッと綺麗に金属パーツのノーズ・コーンに置き換わっていて、とても瀟洒な特徴となっています。

ただ、この見た目からして容易に想像がつくのですが、凹凸ある木の地肌はゴシゴシと汚れを溜めやすい。
末永く明るいフレッシュな色合いを維持するには、筆記者がちょっと注意して汚さないようにしないといけないですね。

デルフォニックス木軸シャープ「ミニ」のホワイトとナチュラルの2筆と並べてみました。

ロングタイプとの長さの差がえらいハッキリつけられていて、こうして並べるとまるでH-2ロケットみたい・・・?
それにつけても、軸の色の軽快なこと、軽快なこと。
見ていると心がふんわり明るくなって行くようです。

ロングタイプとミニは、軸の長さ以外は同じに思えます。
ノック部分だけを見ると、私には区別がつけられないくらい同じに見えます。

ミニとロングは、確かに軸の長さは大幅に違うものの、ペン先のデザインはすっかり同じに見えます。
デザインは同じでも、木の模様は人間の指紋のように一本一本が異なっていて同じものが二つとないもの。

もちろん木だけでなく、革とかアクリルのモザイク柄とかもそうですが、こうした自然まかせによって生み出される模様の爛漫さって、格別に良いですね。

DELFONICS木軸シャープペンは、価格的にとても求めやすいし、まだまだ欲しいカラーがあるので、焦らずにゆっくりと揃えられたらなぁと思います。
いや、次はボールペン・タイプもいいなぁ・・・。

のんびりと筆記してみると、万人が認めるあの六角軸の木の鉛筆そのまんまの握り具合は申し分が無いです。
握り具合だけでなく、芯先もガッチリ安定した性能を発揮する、とても立派な0.5mmシャープペンシルに仕上がっています。

これらの美点はもちろんミニも備えている魅力なのですが、ロングタイプは握る場所の自由度が広がって新しい魅力もプラスされています。

ただし、デルフォニックス木軸シャープは、木の鉛筆がそうであるように、材質の木材が爪を立てるとそのままめり込むくらい柔らかく、壊しやすくて汚しやすい弱さを抱えています。

筆記具はドンドンガンガン使うものとはいえ、綺麗に保ちたいなぁと思うと、ある程度の気づかいが必要なペンであり、むしろ、それを楽しむのが醍醐味であると言えるでしょう。

希少な木軸製図用シャープペンシル! 含浸カバ材の魅力「パイロットS20(エストゥエンティ)」

今回の記事では、希少な木軸の製図用シャープペンシルである、パイロット社の「S20(エストゥエンティ)」について書かせて頂きたいと思います。

実は、既に記事にも書かせて頂いておりましたが、新年に贈り物として頂けたのがこのパイロット社のS20(エストゥエンティ)だったのです。
この場をお借りして重ねて深謝申し上げます。
これからも、勉強に仕事に、素敵な筆記具たちを友として全身全霊で取り組んで行きます!

さて、紙製のシールドを外すと、いよいよプラスチック製ケースに収められたS20が姿を現してくれました。

見るべき点が数多い美麗なフォルム!

やはり、まず、木軸素材の「含浸カバ材」の威厳ある無光沢の質感に瞠目させられます。

S20の木軸は、カバザクラ等の樺の木(カバ材)をそのまま使うのではなく、樹脂を染み込ませる「含浸(がんしん)=コムプライト」という技術でもって耐久力を飛躍的にアップさせているのです。

ペンは、美術品の側面を持ちあわせていますが、その意味では、鑑賞するだけの美術品から一歩進んだ、日常でバンバン使用する美術品であるため、美と強さを兼備した「含浸カバ材」はまさに持って来いでありましょう。

複雑なカーブを描いた細身のフォルムも実に見事なものだと感じ入ります。

クリップや中間リングのパーツの造形や、その表面に施されたマット加工も徹底して丁寧に仕上げられており、ペンにかける職人魂の熱さ!!これを我が手に存分に感じる事が出来ます。

この曲線美は、パイロット社の技術の高さを証明していますが、いやほんと、このレベルを量産出来る日本という国は技術立国と言うだけあるなぁと脱帽するしかありません。

模倣しようったってそうはいかない、こうした高度な物理的な加工技術も日本の持ち味であり、それをひしひしと感じられる筆記具はやっぱり素晴らしい存在。

ちなみに、製図シャープペンシルの定番機能「硬度表示」もバッチリです。

含浸カバ材の表面仕上げは、とことんきめ細やか。
このS20、木軸ペンと言えば、どうしても私の好きな三菱鉛筆ピュアモルト・シリーズが思い浮かびますが、その中でも、オークウッド・プレミアム・エディションと同じプレミアム・ラインの高水準に位置していると言えるでありましょう。

ノーズ・コーンにつけられた段や、長いリード・スリーブが、製図用シャープペンシル特有の見晴らしの良さを生み出していますね。

実際に筆記してみると、最初から入れてもらえている「硬度Bの芯」の適度な柔らかさと、絶妙なカーブを描く手触り温かい木軸が溶け合わさりふんわり優しい書き味に感動します。

とにかく握りやすい。

この含浸カバ材の木軸は、単に珍しいねで終わっているのではなく、ロットリングやステッドラー等の超高性能の勇士・強者がズラリ揃う製図用シャープの中にあって、S20を非常に使いやすく高め、魅力を大きくアピールする大馬力のスーパーエンジンになっています。

今回の含浸カバ材もそうなのですが、私にとって、筆記具というのは、それまで馴染みの無かった素材、貴金属やさまざまな加工技術との出会いの場、広くて貴重な世界となっています。
ありがたい事です。

2013年1月19日土曜日

手頃かつ大貫禄シャープペン「三菱鉛筆ピュアモルトM5-1015ダークブラウン」

今回の記事では、手頃に購入出来てしかも大貫禄のあるシャープペンシル「三菱鉛筆ピュアモルトM5-1015・ダークブラウン・シャープペンシル」について書かせて頂きたいと思います。

樹齢100年、熟成50年、150年の時間を生きている「オーク材」のシャープペンシル「ピュアモルト」。

細身のM5-1025ばかり気にしていましたが、人様への贈り物のペンを選ぶ店頭にて、実際にこのM5-1015を見かけて一気に心が引き寄せられてしまいました。

太軸かつ砲弾型のフォルムは、あの世界の名品ラミー2000をも彷彿とさせるのじゃないか?という勢いです。

実際、M5-1015の備える立派さと言うか貫禄は、筆記する手を止めてしげしげと見つめてしまうくらい高いレベルにあると感じます。

ダークブラウンのオーク材は、プレミアム・エディションの「オフブラック仕上げ」のような徹底した滑らか仕上げを施されてはいませんが、木材の凹凸を残したまま、深みのある艶と肌触りを実現する技術は本当に大したものだと感心させられます。

さらに、ノーズ・コーンやクリップ、中間リング等の金属パーツには、落ち着いた半光沢のアンバー色加工が施されていて、木軸と金属の調和もうまくとれている気がします。

ペン尻のノック部分の天冠部分は丸みを帯びていて、砲弾型スタイルがすぼまっていくようなフォルムをうまく見せています。

天冠部分が平らなバージョンがあれば、それもまた格好良いかも知れませんが。

オーク材がもちろん主役のペンではありますが、金属の加工もやっぱり大したものだなぁ・・・

見晴らし抜群の製図用シャープペンシルも素晴らしいですが、このリード・スリーブ・レス(リード・スリーブ一体化)の0.5mmシャープペンシルの芯先もなかなか快適なものです。

木軸ですが、中間リングを挟んで上部も下部もちゃんと同一クオリティのオーク材です。

念のため言うと、下部だけ木材で上部は印刷というような事はありません。

この世に同じものがない、世界で一つだけの自分の模様を楽しめます。

この記事を書かせて頂いている現在では、日課の独自ペン字練習はもちろんですが、既に仕事でもプログラム開発をしながらガシガシ使っていますけれど、やはり木材の肌触りに温かみがあって、太軸シャープペンシルらしい書き味を存分に堪能出来ます。
芯先のぐらつきも無く、適度な柔らかさを残した非常に安定した筆記性能。

フォーマルな場から仕事、もちろん日常の勉強まで、いついかなるシーンでも、万人に向くタイプのシャープペンシルだと思います。

ピュアモルト・シャープペンシルの最高峰、マジェスティ・ラインの「オークウッド・プレミアム・エディションM5-5015」と並べて見ました。

優劣をつけるというのではなく、それぞれが異なる個性と味わいを持った優れたペンです。

筆記具は、どうしても値段やバリエーション設定の問題で便宜上のクラス分けはあります。
しかし、実際の選択では、そういうもの一切関係無いというのも素晴らしい世界です。

カメラのレンズやファッションのように、好みだけで自由に選びとる事が出来る真に自由で温かい笑顔の世界!

EOS KISS X2とEF 40mm F2.8 STMレンズで撮る雪景色

EOS KISS X2とEF 40mm F2.8 STMレンズで雪景色を撮影してみました。

撮影モードはマニュアル。

東北の雪の季節はまだまだ始まったばかりで、2月は怖いですが・・・
ようやく冬も撮影をする意欲が出てきたので、このまま緩やかにやっていけたらなぁと・・・

仙台などの大雪の日をOS KISS X2とEF 40mm F2.8 STMレンズで撮る

先日、仙台では1月としては珍しい20cmほどの積雪に見舞われました。
日陰では溶け残った雪が堅い氷と化してしまっています。
皆様が、厳しい寒さで体調など崩さぬよう健やかに過ごせる事をお祈り申し上げています。

さて、その雪景色を愛機EOS KISS X2とEF 40mm F2.8 STMレンズで撮影しておりましたので、掲載させて頂きたいと思います。

撮影モードは例によって全てマニュアル。
モノクロ撮影も増やしてみました。
よろしくお願いいたします。

それにつけても、EF40mm F2.8 STMレンズは傑作中の傑作レンズだと日々心に染みております。

大好きなEF28mm F2.8や、EF20mm F2.8 USMの出番も増やしたいなぁと思うのですが、気がつくと40mmを選んでしまいますね。

このレンズを手にして以来、もうどんな新作レンズを見ても特に欲しくならないパワーがあります。
特にEOS KISS X2の魅力が、何割とかじゃなくて、"何倍"というオーダーで跳ね上がったのには我ながら昂ぶりまくりであります。

2013年1月14日月曜日

EOS KISS X2とEF40mm F2.8 STMレンズで撮る雪の仙台と「どんと祭」の風景

どんと祭の日、仙台では大雪になりました。

朝の風景ですけれど、どんと祭やその周辺の景色をEOS KISS X2とEF 40mm F2.8 STMレンズで撮影してみました。

撮影モードは全てマニュアルです。

これは、我が家のイカと大根の煮物です。
手前味噌で恐縮ですが、激烈に旨い!
ホカホカよりも、冷蔵庫に一日入れて冷やした方が、味がゴンゴンに染みこんで飛び上がるくらい旨いのでした。

EOS KISS X2は、小さくて軽くて、かと言ってデジタルの冷たさ臭くもなくて、なんかこうデジタルカメラから写真の世界に入った私にとっては、憧れの良い意味でのレトロな世界をも存分に味わえて、一生付き合えるパートナーであります。

これからもEOS KISS X2でどんどん写真を撮り続けようっ。