2013年10月14日月曜日

150円ペンなのに高級ボールペンが震え上がる書き味「三菱鉛筆ジェットストリームSXN-150・水色」

100円ショップでも買えるボールペンなのに、実際に使ってみると、数千円、時として一万円を超えるような高級ペンも真っ青に震え上がるペン。

それが「三菱鉛筆ジェットストリームSXN-150」です。


実際に、100円ショップで買ってきました(定価ベースでは157円)。

このSXN-150ですが、実は本体が黒カラーのものも所有させて頂いているのですが、あまりの筆記性能の良さとデザイン性に感心させられ、人様に差し上げる分も含めてもう10筆以上は購入しておるのであります。

(所有ペンの数は、同じペン・同じカラーのものは、いくつ購入したとしてもあくまでも1筆としてカウントしています)


さわやかな透明ブルーとソリッド・ホワイトのカラーに惹かれ、今回は「水色(公式の呼称)」を購入させて頂きました。

ペン軸上部に斜めに入れられたラインや、グラマラスなボディライン、安っぽさを抑えたラバーパーツの意匠など、このギリギリの価格設定にして、デザイン性も非常に優れており迷ったらコレ!!というくらい間違いの無いペンです。


ちなみに、このSXN-150は、ボール径が0.7mmです。

しかし、店頭では、0.38mm、0.5mm、1.0mmが混在して販売されている事があり、ボール径によってカラーリングが異なる展開をしているペンなので、ちょっとだけ注意が必要です。
たとえば、0.7mmのつもりで気に入ったカラーを購入したら、こっこれ0.5mmだった!!という結末もありえるので、購入前は念のためボール径の確認をいたしましょう!!


ノック部分は、この細さとクリアパーツ採用が、ペンのフォルム全体の引き締め役として、なかなか良いアクセントになっています。


万年筆のスラスラ書き味にも近づける、しかも油性の強さを持った感動インク「ジェットストリーム」。

低粘度インク独特の走りの速さが嫌いならしょうがないのですが、そうでなければまさにボールペンの中では最高クラスの書き味と言って差し支えないくらい書きやすいです。

しかも、大きなラバーパーツによって、ペンの握りやすさは極めて良好。

ラバーパーツは、経年劣化が酷く、質感も悪くてペンを安っぽく見せてしまう事から、高級ペンでの採用事例は殆ど見ません。

しかし、握りやすさを簡単にトップステージに持ち上げられる利点もあり、低価格ラインのペンでは捨てがたい要素でもあります。

このSXN-150は、造形や配置に一工夫することによって、ラバーパーツ特有の見た目の不利を何とかフォローしているかなぁと。

ジェットストリーム・インク全体の弱点としては、薬品が塗布された用紙など、一部用紙でインクが乗らない事もある点がありますが、総合力は極めて高く、しかも買いやすさは万全。

もはや使わなくとも念のため買っておけば安心という領域にあるペンではないかと思います。