docomoのガラケー「富士通F-01E」を握りしめ、朝の仙台の峡谷に出かけて、内蔵カメラによるビデオ撮影をしてみました!!
■余裕のVGAビデオ撮影■
まずはVGAですが、もはやこれくらいのサイズだと余裕しゃくしゃくという感じですね。
640x480、28フレーム/秒、総ビットレート約3.7Mbps、サウンドはモノラル44Kbpsくらいで撮影出来ています。
ハンディカムなどと違って、撮影終了後は「保存するか、メールに添付するか」といった後処理をどうするか?の選択肢が出てきます。
VGAだと、1カット5秒前後として、ファイルサイズも2MB弱なので何とかメール添付というのもアリかなと。
日常の出来事をVGAくらいの画質でいいから記録したい!!と思ったら、もはやケータイだけで済む話になっちゃってますね。
ズームとか手ぶれ補正は無いんですが、とにかく映像がまともに残せるというのはデカイ。
極めて厳しい明暗差がそこかしこに出てくる朝の峡谷でも、それなりに撮れているのも偉い。
自宅の37型プラズマテレビで鑑賞すると、なんかもうこれでいいよって気になってきますね。
■バランスの良いHDビデオ撮影■
いよいよハイビジョン撮影です。
というか、電話でハイビジョン撮影とか、数年前なら不可能過ぎてギャグにもならなかった世界なのに・・・今はなんかフツーに出来てしまってて、軽くショック受けてしまいますね。
ハイビジョン撮影モードにすると、液晶は自動的にヨコ表示になります。
1280 x 720、29フレーム/秒、総ビットレート約9Mbps、サウンドはモノラル36Kbpsくらいで撮影出来ます。
ハイビジョン映像として厳しく言えば、ディテールを取り込み切れていない感じですが、そこをどうこう言うより、電話できっちりHD映像が撮影出来てしまった喜びに沸きたいと思うんです。
あっこの場面でビデオ持ってきていればなぁって事は沢山ありましたが、これからはF-01Eさえ持っていればどうにかなる!!という時代になったわけです。
ハイビジョン映像だと、大画面テレビで見るケースが多い、というか殆どじゃないかと思うんですが、多少の画質うんぬんよりも手ブレがきつい。
手ブレだけはどうしようもないんで、空間光学手ブレ補正のあるハンディカムがあれば尚良しですね。
■ちょっと癖のあるフルHD撮影
いよいよフルHD撮影です。
まぁ出来るってだけのお飾りかなぁと思ったら、まともに使えるので本当に時代の進化の前には腰を抜かしそう。
ただ、さすがにフルHDは、撮影後に映像を保存する時間が長く、テンポよく次々と撮影したいって場合は1280x720のHD撮影にしておいた方が無難です。
1920 x 1080 23フレーム/秒、総ビットレート約14Mbps、サウンドはモノラル33Kbps(良い意味でウィルコムの通話品質くらい!!)くらいで撮影出来ます。
ただ、気になったのがAFの動作。
F-01EのAFは、常にピントを合わせ続けるコンティニュアスAFなのですが、風景を固定で撮影しても、何かに引っ張られるのかAFが常に行ったり来たりフラフラしていて、まぁ本職のビデオカメラなら批評家さんに総バッシングされるは必定!!みたいな感じです。
昔のビデオカメラも、木の枝などコントラストが高い被写体が風でふらふらしていると、AFが無理に追尾しようとしてピントがフラフラする事がありましたが、それをもっと大げさにした感じ。
処理能力は現実的だし、ストレージにしても、32GBのmicro SDカードが使えて事実上心配ないし、「使えるレベル」ではあるものの、人様に撮影を頼まれた場合とかだとさすがにハンディカムを使うべきでしょう。
でも癖はあれども、ちゃんとフルHD撮影出来て、家に持ち帰って大画面テレビに写してワーワー言いながら見られるわけで、全面的に何も文句なく素晴らしい事だと思います。
でも、電話にこれ以上のビデオ性能を求めるかというと、個人的には否で、これくらい実用性があればもう大満足。
F-01Eは、まさにガラケーのファイナルアンサーと言えるのではないでしょうか?