




今回の記事は、EOS 7DのEOSムービーで早朝の仙台の峡谷を撮影して来ました。(全て1080/30p撮影です)
はっきり言って、ここは、裏面照射センサー搭載のハイビジョンカメラ「HDR-XR500V」ですら、泣きが入るくらい難しい場所と条件です。
光が当たる部分は、目で見ても刺すほどの眩しさ。影の部分は、闇夜のような黒さ。
カメラが最も苦手とする「白」と「黒」の両

ところが、EOS 7Dは、さすがだ。
この厳しい条件を、いともあっさりとクリアしているのが分かります。
写っている結果だけを見れば、「ふーん」って感じかも知れないですが、従来の家庭用ハイビジョンカメラの水準からは、到底考えられない、とんでもない高度な写りなのが一目瞭然で、一体何回感動すれば気が済むのかというくらい、今回も感動してしまいました。
普通なら完全に白とびしなきゃおかしい部分が、しっとりと描写されている。
普通なら、黒く潰れてしまう部分

解像力も、高倍率ズームが義務付けられた家庭用ハイビジョンカメラとは一線を画す、写真用の単焦点レンズということもあり、キレにキレまくりです。

感度も本当にすさまじい。EOS 7Dは、まるで何事も無かったようにするっと写しているけれども・・・。
いやー・・・。すごいわぁ・・・。
この時間のここは相当に暗いんですよ。
1/2.88インチ裏面照射センサーでも、限度いっぱいのゲインアップをせざるを得なく、ノイズがかなり乗って来て泣ける厳しい状況。
EOS 7Dの1800万画素APS-Cセンサーと来たら、一体何の騒ぎでしょう、ってくらい、涼しい顔であっさりりクリアしてくれちゃって・・・もう。

イメージモンスターってキャッチコピー、そりゃそうだよなと。
確かに明るい単焦点レンズの助けもあるのですけれど、当たり前ように明るく写る。
ISO 400やISO 640に抑えれば、ノイズも問題にならずに綺麗に仕上がるし・・・。

毎回思うのが、60万円とか80万円とかする業務用カメラならばいざしらず、実売12万円の写真機でこの映像が撮れちゃうのは、感動以外の言葉が無い。
それに、圧縮の傷跡をほとんど感じないビットレートの高さも特筆物。
EOSムービーは

また、全く期待していなかった内蔵モノラルマイクのサウンドにしても、リニアPCM録音という点が奏功しており、音が結構厚くてびっくりします。
すぐにでも外付けステレオマイクを買わないといけないかなと思っていましたが、装備を軽量化する観点からも、内蔵マイクだけでも、もう少し粘れるんじゃないか?と思ってしまったり。
それと、もう一つ大きな事は、周知

シャッター速度や絞り

色々、予想以上な事ばっ

極端な話、過去に撮った全ての映像を、EOSムービーでやり直したくなりますね・・・。
ただ、まだ設定が煮詰まってないかなぁと。
色とかはもっと濃くでもいいんじゃないかなとか、後から反省する事ばかり。
それだけEOS 7Dは画質をコントロール出来るって事でもあります。
ちなみに今回使用したレンズは・・・。
SIGMA 15mm F2.8 EX DiagonalFilshEye
EF 20mm F2.8 USM
SIGMA 30mm F1.4 EX DC HSM
TAMRON SP AF 90mm F/2.8 Di
SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM
の5本です。