2012年11月16日金曜日

ペチット1(Petit1)は、何かの廉価版ではない、燦燦とした魅力に満ちた万年筆!

先週購入した驚異の200円万年筆、パイロット社の「ペチット1(Petit1)」ですが、あまりにも気に入ったために記事を書かせて頂きました。

今週は毎日職場に持って行ってまして、だんだん枕頭の筆記具とも言える位置付けになって来たかも。

ペチット1は、私にとって、決して何かの廉価版とか安物というネガティヴなイメージは無く、「ペチット1だからこそ使いたい」と思える立派な万年筆です。

そもそも、このまぁるくて手のひらに包み込めるカタチとサイズは、どうやってもペチット1じゃないと手に入らないのです。

キャップを外すと、えーっ?というくらい小さいペンですけど、全長と直径のバランスがバッチリもバッチリ、これしかないというくらい丁度したもの。


ペチット1は、真横から見た姿も惚れ惚れするくらいカッコ良いですねぇ。

程よくラウンドしたラブリーな太軸に、まるで戦闘機のような尖鋭なペン先。
このバランスと来たらどうでしょう。

ボディには、コスト的に無理があって、装飾なんかはありません。
でも、スッキリしているからこそ、際立つクリアボディー。


ペン先は、ステンレススチールそのまんまの質感ですが、鈍い鉄の反射と単純な加工がうまく咬み合って、かなりスポーティな仕上がりになってるんですよね。

ペン・ポイント部分にはちゃんと貴金属のイリジウム玉が溶接されているのも頼もしい。

書き味を言うと、確かに紙との抵抗感は重たい感触はありますね。

書きながら自分でイリジウム玉を紙で削りつつ馴染ませていくしか無いのだろうけれど、馴染むまで、いや、馴染んでからもずっと壮健でいて欲しい。

ペチット1だけの、このサイズ、このデザイン。

ずっと使い続けたいなぁと。


キャップをペン尻に装着すると、なかなかのサイズになります。
クリア素材は清涼感があるし、(比較的)長くなったこの段階の姿においても、元のキュートさは全く損なわれておらず、ホント何よりです。

ちなみに、筆記中は、フラットなペン先に筆記中の文字が映り込むのも楽しかったりします。
万年筆ならでは、ですね。

ペチット1は、文字が太めでインクもズバズバ出てくるので、年末調整等の細かい文字を記入しなければならない書類等は苦手だし、万年筆にしては重たい書き味とは言え、ボールペンとは比べられないみずみずしくツルツルした書き味が嬉しい。

他の万年筆がいらなくなるわけではありませんが、ペチット1は心にきましたー。
パイロット社、すげぇなこれは。

週末は、ブルー・ブラックかレッドを買いたいな。
ブラックの替えインクもそろそろ準備しときたいし、ペチット1で、仕事や生活にまたよりいっそう張りが出るってもんさぁ!!