あのソニーのRX100と、同等の画質を持った高級コンパクト「PowerShot G7X」。
どっちがいいのかなぁ・・・などと色々考えてみました。
いや、別に、そんなん考えたからどうだって事はないんですが。
ソニーRX100と、キヤノンPowerShot G7Xの魅力は、高画質なのにポケットサイズで、価格も程よいって所です。
あと、スリムなのに高級感があってかっこよい。
たとえば、単純に画質だけを求めるなら、EOS M3という強力なレンズ交換式ミラーレスがあるんですが、一眼レフ以外でずっと使い続けるにはポケットサイズが望ましいかなと、店頭で色々触ってみて、ある時点で強烈に思えてきました。
同じ高級コンデジの仲間であれば、もっと高画質なモデルに「PowerShot G1X Mark2」があります。
そっちは選ばんの? と問われると、最初はやっぱG1Xの立派さに惹かれますな。
ただ、数分間G1Xを触った後で、G7Xを触ると、ちょっとやばい。
「うぉぉ、なんじゃこりゃ、軽くて小さいぜぇぇぇーっ!!(感涙)」と、なんかふいに未来に来たような感動が押し寄せてくる。
高級感とかは、全くスポイルされずに、純粋にそのまま小さいG7Xは、商売上G1Xと並べちゃいかん気がするような、しないような複雑な気持ち。
やっぱり、ソニーRX100か、PowerShot G7Xがいいなぁ。
いよいよ対決ですが、値段は2万円くらい違うんで、はっきり言ってかなりソニーRX100が優勢です。
PowerShot G7Xは、いかにこの2万円差を跳ね返すか? このあたりに絞って考えてみたいです。
ボディの高級感は、PowerShot G7Xがかなりリードです。
RX100は、とてもお洒落である意味素朴な雰囲気の造りですが、それだけに、高級感があると言われればあるし、無いと言われればそうかも・・・というところがありますが、G7Xは、まさに問答無用です。
高品位な綾目ローレットに、赤色のアルマイト染色パーツとか、高級感が無いとは誰にも一言も言わせないぜ!!という強い決意が漲っています。
とは言え、どっちも所有満足感が高いので、まぁ互角かなぁ・・・話が全然進まないですね。
まぁ、月並み過ぎてしょうがないですが、チルト液晶とタッチパネルが大きいかなぁ。
液晶オンリーカメラは、チルトは無いよりはあった方がいい。
なぜならば、脇をしっかりしめて、カメラを胸のところでガッチリ構えられるから。
中判カメラの、あの上からのぞく巨大ファインダーみたいな感じで使えるのがいい。
タッチパネルは、AFポイントを直接「ここや!!」トントンと指定出来るのが大きい。
コントラスト方式は、精度は高いけれど、AFがコントラストの高い被写体にカンタンに引っ張られるため、あらぬ場所を指し続ける事があって、直で「ここや」と指定出来たらいいなぁ・・・をきっちり実現してくれてます。
とは言え、指示しても、そこが元々合い難い場所だとパッとはいかないみたい。
あとは、栄光の?日本製 Made in Japanが保障されている点。
RX100も、初代だけはMade in Japanだったはずだけど、新型からは生産国が変更になってるから、初代だけがまだ日本なのか?どうか?分からないです。
Made in Japanであれば、多少高くてもいいかなって思えるかも。
あとはレンズかなぁ。
RX100が28-100mm F1.8-4.9。
G7Xは、24-100mm F1.8-2.8。
まぁ、スペックはG7Xだけど、レンズはスペックの数字と写りの良さは関係ないんで、実際どうか・・・って所なんですが、もしG7Xの写りが良かったら、この幅広いスペックはそのまま大メリットになりますね。
■Power Shot G7Xの実写
実写してみると、キヤノンが誇る映像エンジンDiGiC-6もあって、1インチCMOSの画質は本当に素晴らしいです。
オートホワイトバランスは満足ゆくものだし、画質もやっぱり良い。
特に、ISO感度250くらいまでなら、一眼レフもかくや、ってくらいのクリアな画質が得られます。
望遠も、35mm換算で100mmと、なかなかに立派。
テレ端の絞り開放だと、ちょっとふわっとした描写になりますが、まぁそこは、100mm F/2.8には代えがたいものがあります。
あと、地味に良いのが、バリアングル液晶が思いのほかシンプルで頑丈な事!!
ローアングル機構は捨てているので、構造が単純で、可動させた時にメカニズム損耗の不安が少ない。
■というわけで
どっちが良いんだ!?という事ですが、比べてしまえば、PowerShot G7Xという事にしたいと思います。