いよいよ、PowerShot SX710 HSを、本格的に撮影に持ち出してみました。
炎天下の国立みちのく公園を撮影し、どれくらいやれるものなのか!?というのを見たくて、ほぼマニュアル撮影ではあったものの、このカメラ、ハッキリとかなり凄いやつです。
念のためEOS KISS X7とEF-S 24mm F2.8 STMレンズも持って行ったのですが、KISSのフォローが必要な場面はなく、メインカメラとしてやっていけるかも!!と思えました。
もう、かなりびっくりです。
そう!!こういう写真がまさに撮りたかった!!
ポケットカメラなのに、まるでEOS KISSで撮っているかのような申し分のない表現力があって、欲しかった真夏の空気、雰囲気がジャストミート。
炎天下の遠景の山(蔵王連峰)なんか、ちょっと無理だろうなぁ・・・と思ったら、とんでもない。
これ以上ないくらい、欲しかった色でバッチリ撮れてくれて、申し分ないです。
これがポケットに入るカメラで撮れるんかー。
もうほんと、真夏の景色が、まさにイメージ通りに撮れてくれます。
マニュアルモード撮影ではあるものの、さくさくと撮れてくれて、使い心地の良さはかなり胸に迫るものがあります。
EOS KISS X7でも撮影していますが、X7の方がサブカメラとなって、メインは完全にPowerShot SX710 HSでした。
このカメラは、RAWで撮影する事が出来なくて、Jpeg投げっぱなしなんですけれど、全然それで良いわってくらいバッチリです。
まさか、炎天下の中で、ここまで真夏の雰囲気を思い通りにスバッと撮れて、そのまま家に持ち帰る事が出来るなんて思ってもみなくて、このカメラへの信頼感はもう万全に近いところまで来た感じです。
確かに、等倍でチェックすると、1/2.3インチセンサーらしく、輪郭がハッキリしない不利な感じはあるんですが、いかに画質がシャープであろうが、画素数が多かろうが、撮れる写真が気に食わなければそんなもんどーでもいいってなるし、その意味では、このPowerShot SX710 HSは、イメージ通りにバッチリ撮れる高画質カメラだと言ってあげたいです。
それと、EOS KISS X7もそうなのですが、特にポケットカメラであるこのPowerShot SX710 HSは、周囲でくつろぐ家族連れの皆さんの空気を変えることなく、ナチュラルにぱちっと写真が撮れるのでものすごい感動があります。
それと、やはりこのカメラ、25-750mmのキヤノンレンズの威力はすさまじく、「こう撮れたらいいなぁ」という画角が、将来のレンズやカメラ購入案件ではなくて、今、この場で思い通りにパパッと撮れるんです。
勢い良く流れる滝の水に、草木の緑をミックスして撮りたいなぁとか、はじける水の中に入ってそのディテールを撮りたい、とか、そういう願いも今この場ですぐにかなって撮れるんですね。
肉眼で見ても小さな昆虫とか、遠くのはすの花とか、そういうのを欲しい構図でパッと撮れてしまうのも、このカメラの魅力。
くどいですが、これ、巨大なレンズを装備した業務用みたいなカメラじゃなく、ポケットカメラなんですよ・・・全くこれこそグレート・カメラじゃないのかと思う。
いやー、いいカメラだ!!
これはいいものだ!!
あと、ポケットカメラと言いますけど、カメラの横幅が適度に広いため、小さいのにとても撮りやすいです。
液晶も固定式ですが、全く気になりませんでした。
バリアングルは、あればあったで使うと思いますが、むしろ、こうして記事を書かせて頂いているからこそ思い出して書いているだけで、現地で撮影している時は、むしろバリアングル液晶うんぬんはすっかり忘れてるくらいでした。
■ちなみにEOS KISS X7+EF-S 24mm F2.8 STMの写真
せっかくと言っては変ですが、EOS KISS X7+EF-S 24mm F2.8 STMレンズの写真です。
PowerShot SX710 HSが自由に撮れるので、KISSは、安心して単焦点でどんどん行けてホント良いペアだなぁと。
等倍で比較してしまうと、さすがEOS KISS X7は、画質は大差で上回っているのですが、全体で欲しい写真が撮れたかどうかというのが大切で、やっぱりPowerShot SX710 HSも大満足です。
ただ、EOS KISS X7は、画質だけの話ではなく、1枚撮影した時の手ごたえ、楽しさなどの、画に出てこない部分も極めて大きくて非常に奥深いですね。